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アイ・アム・レジェンド
ウィル・スミス主演 フランシス・ローレンス監督作品。
医療関連のニュースが流れる。アリス・クリピン博士ががん（癌）の特効薬を完成させたという。なんでもはしかのウィルスを改造したという。
３年後、荒廃した都会の街をロバート・ネビル博士はGT500でぶっとばし、愛犬サムとライフルを携え、鹿狩りを行う。だが獲物の鹿はライオンの一家に奪われ、諦めることにした。
帰宅したロバートはサムと食事を摂り、テレビのニュースを見て、サムを洗うと、腕時計のアラームが鳴るや、戸締りを厳重に行った。ロバートはサムと空のバスタブに入り、外の獣の悲鳴を聞きながら、過去を思い返した。
ロバートは家族と共に、封鎖されるニューヨークから妻と娘を脱出させようとし、自分は街を空気感染するウィルスに対抗する薬の開発をするために残る事にした。
翌朝、体を鍛えたロバートは地下研究室に入り、狂暴化したネズミ、死んだネズミを確認。その中の1匹に可能性を見出した。
ビデオショップでマネキンと喋り、トウモロコシを収穫。ＡＭ放送全ての周波数に来ることを呼び掛け、正午はその待ち合わせの波止場に佇む。軍艦でゴルフをし、鹿狩りへ。だが逃げた鹿を追ってサムが屋内へと入ってしまい、ロバートも追いかけて中へ。中にいる人型モンスターをやり過ごし、サムを見つけ、逃げようとしたところを捕まり、だがロバートが窓を破って外に飛び出すと、モンスター達は日光にやられた。
結末 ネタバレ注意
ロバートは傷口の消毒と血液採取後、建物の入り口にそれを撒き、モンスターを１匹捕獲。捕まえた女型モンスターを６倍の麻酔で安定させ、試薬を投与してみるが、効果は表れなかった。一方、ロバートは、感染に対して免疫があり、街に蔓延るクリピンウィルスから生き残っていた。そしてロバートは、男のモンスターが日光の下に出てきたことが気になっていた。
あの日、軍の科学者だったロバートは、軍の仲介で検査ゲートへ優先的に入り、妻子は検査を通りヘリに乗り、ロバートは娘からサムを託された。
翌朝、ニュースビデオはクリピンウィルスを投与された者に狂犬病に似た発作が起き、ロバートはその調査を任ぜられていた。
年鑑で日の入りをセットし、外を車で走っていると、ビデオ屋のマネキンが移動しており、ロバートは銃で倒し、街に威嚇乱射。ロバートはマネキンに近付くと、罠にかかって宙吊りになってしまった。
アラームが鳴り、気絶から目を覚ましたロバートは、ナイフでロープを切り、落下。足に刃物が刺さり、這って車へ。すると男型モンスターと犬型モンスターが現れ、日没とともに襲い掛かり、ロバートは車の小銃で応戦。サムが戦いで負傷し、ロバートは帰宅し治療するが、狂犬化するサムをやむなく絞殺した。
サムの墓を作り、一人ビデオ屋へ。代わりに置いた女のマネキンに話しかけ、夜になりロバートはモンスターの集団と戦闘する。だが多勢に無勢。気絶しかけたところを女性に助けられ、住所を告げて気絶した。
ロバートの妻子のヘリが飛んだ後、空軍が橋を破壊し、人々はパニックになり残ったヘリに近寄り、そのヘリは逃げようと暴走し、妻子を乗せたヘリと激突した。
ロバートが目覚めると、自宅でアナとイーサン母子が朝食を作っていた。メリーランドから来た２人は、生存者のコロニーに行くと言い、寒さでウィルスが死滅したと言い、ロバートはパニックに。サンパウロからの船で来たアナ母子は、船に自分たちを含め、免疫があった５人が乗り、だが母子以外の３人はダークシーカー、モンスターになったと告げた。アナはここに神のお告げで現れたと言い、呆れたロバートは、健康で生き残った１２００万人ですら、５億８０００万のダークシーカーに襲われたことを報告。
すると家を見つけたダークシーカーが奇襲。弱点のはずの紫外線を突破したシーカー達を爆弾で撃退。アナ母子を捜していると、家にシーカーが侵入。攻撃を受けたロバートはライフルを使い、シーカーは逃亡。天井にいた別のシーカーを殺し、アナ母子を救出。地下研究室へと連れ逃げる。女型ダークシーカーが快復していることを知り、シーカー達が研究室に迫る中、ロバートは女シーカーの血を採取し、アナに渡し、壕へ２人を隠した。
ロバートはガラスを破って来たシーカーに手榴弾で特攻。そして、アナとイーサンはコロニーへとたどり着き、ロバートの作った血清を渡した。
管理人の批評
２００７年、アメリカの作品です。
この作品は荒廃した世界が舞台となっているため、回想シーンを除けば、出演俳優はウィル・スミスただ一人という極めて珍しい作品です。
ＡＭ放送の周波数は遠くまで飛ぶという性質を持っています。ラジオだけで言うと、そんなＡＭ周波数もやがて無くなり、ＦＭのみになってしまうという話も出ています。
ＡＭであるとか、レンタルビデオ店であるとか、ある意味では時代を感じる、最後のアナログ作品とも言えるかもしれません。逆に言えば、いま世界が同じ状況になって、自分一人が残った時、こういう生活になるというモデルとなるかもしれません。