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ジュニア

アーノルド・シュワルツェネッガー主演 アイバン・ライトマン監督作品。
図書室で赤ん坊の泣き声に右往左往し、大勢の赤ん坊に囲まれ悩まされる男、アレックス・ヘス。
そんな夢から覚めた彼の仕事は妊婦を助ける薬の研究者。
だが協力者であるラリー・アーボガストは元妻アンジェラが行きづりの男と性交渉し、身籠ったため主治医になってほしいと言われ、断るも付きまとわれ中。
アレックスは大学審議会から研究打ち切りを言い渡され、研究室に閉じこもる。
その頃、大学に到着した卵子保存の第一人者、新任教授ダイアナ・レディンは足を滑らせ、研究室へ突入。アレックスは卵子の箱とダイアナを受け止めると、研究室を出て行った。
ヨーロッパへ帰り、やり直そうと考えるアレックスをラリーは航空機の中まで付きまとい、「反応を見るだけなら母体は男でも良い。君がやれ」と説得され、アレックスは科学の進歩の為、航空機を降りるのだった。
ラリーはダイアナの研究室から「ジュニア」と書かれた卵子を盗み、アレックスの精子と合わせて、試薬エクスペクティンをアレックスに飲ませる。
そして、アレックスは自分そっくりの赤ん坊が生まれて驚かされた、という夢で目覚め、ここがラリーの家と気付く。妊娠は成功した。

結末 ネタバレ注意

4週間後、ダイアナのラボで働くアレックスはつわりや、乳首が敏感に発達してきた事に悩まされる。ダイアナは心配するが、ラリーとアレックスはごまかす。
アンジェラに再び頼まれたラリーは、子供の父親がエアロスミスのメンバーだと知らされる。
アレックスは性格が涙もろくなり、気弱になってしまい、学会に行くというラリーに懇願して付いて行く。
パーティで輝くアレックスに、ダイアナとベインズ所長は驚く。アレックスとダイアナは初体験にもかかわらず踊り、見兼ねたラリーはアレックスを強引に連れ帰る。そしてアレックスのあまりの異変に、実験中止を決める。だがアレックスは薬を飲み続けた。
10週間後、研究室でコソコソするアレックスの誕生日を祝う。ラリーは実験続行されている事に気付くが、アレックスに辞める気は無い。ラリーはアンジェラの相手もそこそこに、アレックスの検査を行うが、彼は健康だった。
ある日、ダイアナがアレックスの家を訪れ、彼に好意を持つダイアナはアレックスに親近感を感じると言い、2人は欲情するが、ソファが倒れ、更にアンジェラが訪れてしまったため、ダイアナは逃げ帰ってしまう。
アレックスとアンジェラは共に食事をしながら会話し、妊婦同士という事で友情が芽生える。
服を買いに行ったラリーは、アレックスがお腹の子をジュニアと呼んでいる事に驚く。そしてベインズ所長が現れ、人体実験を疑い、家を探った結果、薬が使われている事を知る。
ダイアナと食事に出たアレックスは、彼女に告白しようとするが、ダイアナが自身の卵子を保存し、ジュニアと名付けていると知り、席を立つ。
エアロスミスではなく、コンサートスタッフと知り、アンジェラを診るラリーを問い詰め、真実を知ったアレックスだったが、ジュニアへの思いは変わらない。怪しむアンジェラに事情を告白すると、気絶した。
ベインズは調査を続け、アレックスの妊娠を疑う。
アレックスはダイアナに全てを告白。ダイアナは怒るが、ベインズがアレックスを大学の所有にしようと現れ、迎えに来たラリーの車に飛び乗り、逃げる。
ラリーが用意した隠れ家「出産のための母の家」に女装し、アレクサンドラとして身を隠すアレックス。体つきに関して、違法筋肉増強剤を使われたと涙ぐむ。
ラリーはバンクーバーへ仕事に行き、アレックスはダイアナと電話でやり取りをしながら、出産の準備を妊婦たちと進めて行く。
ダイアナが「出産のための母の家」に現れ、2人は和解、共に子供を育てる事にし、ダイアナはアレックスと寝たいと誘う。
陣痛がやってきたアレックスは、契約をまとめたラリーに電話し、ダイアナも駆けつけ、3人でラリーの病院に急ぐ。
だが病院の周囲は既に、嗅ぎつけたベインズが記者達を集めて取り囲んでいた。
そこに車で現れたラリーを記者達が取り囲む。だが後部座席から出てきたのはアンジェラ。ベインズはクビになる。
裏口から2階へと入ったアレックスとダイアナは手術室へ。アンジェラも産気づき、ラリーはアレックスから女児を取り上げ、続いてアンジェラへ。
アレックスは女児を抱え、ダイアナと見つめた。
ラリーはアンジェラから男児を取り上げ、2人はヨリを戻した。
1年後、ジュニアと名付けられた女児とアレックス夫婦、ラリー夫婦はビーチへ。ダイアナは妊娠しており、アレックスは男児ジェイクにも兄弟をと、ラリーに妊娠を勧めた。
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管理人の批評

1994年、アメリカの作品です。
共演:ダニー・デビート エマ・トンプソン
「えっ?!シュワちゃんが妊娠?!」のキャッチコピーでおなじみの、言わずと知れた超駄作コメディーです。ただ、感じ方は人それぞれですので、ご自身の目でぜひご覧になってご確認ください。
先述の通り、笑いに関しては個人の主観なので、解説は控えますので、今回は男性と女性の体について。
R25の特集によりますと、女性の卵子というのは生まれた時から数が決まっていて、それが年を取るに連れて減っていくとのことです。一方、男性の精子は、作り続けられますが、年齢を重ねる以上、質は劣化していくそうです。
この監督とのコンビは『ツインズ』『キンダガートン・コップ』とあるので、アーノルド氏もさぞやコメディーを気に入っていた事でしょう。比較されるスタローンとの違いで言うと、スタローンは映画人で、アーノルドはスター。彼にとっては見られる事が快感なのでしょう。だから家にも若い男女をたくさん入れるのでしょうね。
この作品を吹き替えでご覧になられる方は、玄田哲章氏の怪演もお楽しみください。