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キッド

ブルース・ウィルス主演 ジョン・タートルトーブ監督作品。
イメージコンサルタントのラスは、父親との関係にわだかまりを残しながらも、仕事に邁進。今日も悪徳な政治家のイメージを持ちなおすため、子供達にビショビショにさせる。
ビジネスパートナーのエイミーは正義の為にその収録テープを捨てるように迫り、ラスは観念し、ゴミ捨て場に放り投げ、エミリーは喜ぶ。
そしてある日、眠りに就こうとするラスは、自分ひとりしかいないはずの自宅に物音がしている事を不思議がるが、あいにく逃げられてしまう。
翌日、ラスは犯人が子供だと知り、子供の好きそうな物で罠を仕掛け、案の定それに引きつけられる子供を見事捕まえると、その男の子はラスの名を名乗る。ふざけるなと怒るラスだったが、尋問をする内に、自分しか知りえない情報を知っている事で、その子が8歳の頃の自分だと知る。
突然の事態に錯乱するラス。そんな彼を尻目に、しつこい8歳のラスは40歳のラスに付きまとう。だが自分の希望と違う将来の姿に落胆する8歳のラス。せめて家族が欲しいと、エイミーに、大人のラスの代わりに求婚する。まんざらでもないエイミーだったが、テレビに例の政治家がビショビショになる映像が流れ、ラスがあの後ゴミ箱に飛び込んだ事を知り、考え(好意)を改める。…続く。

結末 ネタバレ注意

40歳のラスは困ったこの事態を、かつて貸しを作ったニュースキャスターに相談。そして自分がエイミーを心の底では想っている事、そして自分を見つめなおすべき時だと悟り、8歳のラスにヒアリングを始め、自分が封印している記憶を呼び覚まし、向かい合う。
そして当時を思い出したラスは8歳のラスと共に車でトンネルを抜け、見事1968年、8歳のラスの時代にタイムスリップ。
8歳のラスの人生に付き添いながら、学校で受けていたいじめ問題に向かい合い、見事クリアしたかに思えたが、その日は母がもうすぐ死ぬ事を知った日でもあった。40歳のラスは、8歳のラスと共に、その悲しみを乗り越える。
現代に戻り、さびれたダイナーで誕生祝いをする2人は、チェスターという犬と出会う。チェスターという名は、ラスティーが飼ったら付けたいと思っていた名前だった。その名を呼ぶ飼い主を追いかける二人のラスティーは、いつの間にか飛行場に変わった外の景色に驚きつつも、更に、2人が出会うきっかけとなった赤いプロペラ機の本物に寄り添う、そしておもちゃを置いた黒幕の正体が、70歳のラスだと知り、更に彼が家族に囲まれ幸せに暮らす姿に大喜び。そしていつの間にか8歳のラスは消えていた。40歳のラスは優しさを取り戻し、疎遠だった父親と連絡を取りなおした。
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管理人の批評

アメリカ、2000年の作品です。
個人的にはあまり好きでは無い作品です。まあ、ホームドラマ的で地味な映画ではあるのですが、やっぱりこの映画のテーマとして、博愛主義、誰もが幸せになれる、というのが根底にあるがゆえに、あまり魅力的なキャラクターがいないのも事実です。
特に子供、そりゃいじめられるよ、というような面倒くさい子供です。ぶったたいてやりたかったが、そういうシーンはありませんでした。
まあ、ディズニー映画ですからね。