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ライフ・オン・ザ・ロングボード

大杉漣主演 喜多一郎監督作品。
経理部長代理、米倉一雄は55歳の早期定年を迎え、亡き妻との思い出を辿り、妻との約束だったサーフィンをやり直そうと思い立ち、実家からロングボードを引っ張り出して、鹿児島県種子島へと向かう。
島で出会ったアイコさんにロングボードを運んでもらい、地元のサーフショップを案内されると若者の店員・健太に店番押しつけられる。
やがて遅れて現れた店主の銀次に会い、サーフィンを教えてもらう。
一雄は働かせてもらいながら、ポセイドンと呼ばれる大波に乗る日に思いを馳せるのだった。

結末 ネタバレ注意

そしてある日、天候が荒れ、種子島に今年一番の大波がやってくる。若い健太は、皆の制止も聞かず、海へと飛び出す。
一方、一雄は娘の優が島にやって来て驚きつつ、海に連れてゆく。
すると健太が波乗りに失敗し、気絶してしまった。
しばらく島で過ごし、優は明るくなった父の姿に気分を良くする。
島での生活を満喫し始めた一雄は、ある老婆と出会い、妻の分まで生きようと気持ちを改め、サーフィンを上達させてゆく。
そんな父を見て、優も東京に戻り、頑張りなおそうと決意を新たにするのだった。
そして、ポセイドンが訪れ、健太、銀次、そして一雄も海へと入っていく。
東京で仕事に就いた優の机には父と種子島のみんなとの写真が飾られていた。
すっかり様変わりした一雄は車の免許を取り、ボードを乗せて、軽トラを走らせていた。
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管理人の批評

2005年、日本の作品です。
この作品は主演の大杉漣さんを筆頭に、大滝秀治、勝野洋、小栗旬といった実力の高い俳優さんが起用されています。監督の力の入れ方が窺い知れます。
この映画はテレビで放送される際はTBS系列が多いので、喜多監督はそちらと関係が深いと思われます。「シェアハウス」でも同じように、海辺で、実力のある俳優さん達が起用されています。
この映画はサーフィンがテーマという事もあり、ビーチボーイズの曲が多用されています。ビーチボーイズ世代をターゲットの主軸と考えた映画かもしれません。
ちなみに、日本で最初にサーフィンをしたのは加山雄三さんと言われています。ボードがまず日本で売ってないので、木の板だったとか。
役名の出し方がちょっと滑稽に感じられたシーンがあるので、ぜひご覧ください。