ウィル・スミス主演 トミー・リー・ジョーンズ共演 バリー・ソネンフェルド監督作品。
かつてザルタ星の王女ロラーナは、侵略者サーリーナから逃げ、地球に飛来。狙われる「ザルタの光」を地球のMIBに渡そうとしたが、MIBは干渉を避け、サーリーナの足止めをして、ザルタ星の人々を逃がす時間を稼いだ。
ところが02年7月、サーリーナは再び地球へ。本当はザルタの光は地球に隠され、それを探しに来たのだ。
さっそく、手下になりそうな小悪党の宇宙人を連れ、ザルタ星人が営むピザ屋を襲撃。主人は「ザルタの光は明日地球を離れる」と告げ、サーリーナに殺された。サーリーナ達が行き、隠れていた店員ローラは、殺された主人を見て、雨の中、涙を流した。
一方、一流のエージェントに成長したJは、新しく入る相棒を次々と見込みが無いとみるや、記憶を消しては社会復帰させ(ローレルは検視官に戻りたがっていたらしい)、周りからは変人扱いを受けていた。
Jはピザ屋の事件に駆け付け、ローラから事情聴取すると、ザルタの光の事を知る。聴取が終わり、だがJはローラの記憶を消すのをためらった。
ザルタの光について、お伺いを立てると、担当者は元相棒のエージェントKだった。JはKが働く郵便局へと向かった。
Kはエージェント時代の記憶を失くし、恋人と再会して結婚したが、あえなく離婚し、今は郵便局の支局長として働いていた。
JはKのエージェント時代を語り聞かせるが、まったく信じてもらえない。そこでJは、周りが宇宙人だらけだという事実を伝え、Kは確かめるため、付いて行く。
本部の装置でKの記憶を呼び戻そうとするが、本部はサーリーナ達によって襲撃、占拠される。やむなくJとKは脱出し、民間の装置を使う。
ニューヨークを大停電させてまで使用したものの、Kの記憶は戻らない。怒ったKは出て行き、Jはサーリーナの命令で来た凶悪宇宙人達に襲われる。
外に出たKは風景から感覚や記憶を次第に取り戻し、店に戻ってJと協力して次々と宇宙人達を倒していく。
2人はピザ屋で鍵を発見、回収。ローラを隠し、ロッカーを開け、会員証を手にビデオ屋に行くと、ビデオでザルタの光に関する記憶を取り戻す。
ロラーナ達が来たあの日、Kは目の前でサーリーナにロラーナを殺されていた。
託されたブレスレットはローラが持っている。それを思い出しローラの元へ。だが盗み聞きしていたサーリーナ達によって、ローラは捕まってしまう。
KとJは本部に踏み込み、危機一髪でローラを救出。ブレスレットの事を問うJだが、Kはなぜか、ローラを連れて、宇宙船へと向かう。
生き延びたサーリーナは彼らを追う。Jは地下鉄に逃げ込み、巨大芋虫形エイリアン・ジェフにサーリーナを捕食させる。
宇宙船の前でKは、ローラそのものが「ザルタの光」である事を告げ、ローラはショックを受ける。
しかしそこに、ジェフを吸収し巨大化したサーリーナが現れたため、ローラを急いで宇宙船に乗せ旅立たせ、後を追うサーリーナを2人は銃で消滅するまで撃った。
ローラの事を思っていたJをKやZ、フランクまでもが慰めに来た。心機一転、これからは今までどおり、仕事を頑張ると決めたJ。だが、Jにはまだ知らない世界があった。
2002年、アメリカの作品です。
前作と比べ、シナリオ、アクション、ミステリー展開、笑い、全てにおいてのレベルアップが見られました。前作と比べ、こちらの印象が強いという方もいるかもしれません。
ちなみに私は2をベースにごっちゃになってしまいます。
前作が昼間の画が多かったのに対し、今作は夜や暗い場所が中心となっており、宇宙人の身近さを伝えようとする前作より、宇宙人の暗躍というメッセージが強くなったと思われます。
来日時のインタビューで、ウィル・スミスは「最初何を撮っているのか分からなかったが、トミーが出てきて、ようやくわかったよ」という言葉を残しています。
ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ共に、数多くの作品に出演しています。トミーという強力な相棒を糧に成長していったウィルは今後も幅広く活躍してくれる事でしょう。