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モダン・タイムス

チャールズ・チャップリン主演兼監督作品。
エレクトロ製鉄会社は大忙し。だが社長はもっと生産量を上げようと、労働者が働きながら食事を摂れる自動食事供給マシンを導入しようと考える。
だがそのマシンの実験台にされた一人の作業員が、あまりの忙しさに狂い、暴走してしまう。
彼は入院となり、退院する事になったものの、クビ扱いされてしまい、ひょんな事からストのリーダーと間違われ、逮捕されてしまう。
一方、失業中の父を持つ娘、彼女は盗みを働きながら、幼い妹達を食べさせていた。

結末 ネタバレ注意

共産党員として投獄された彼は、知らずに麻薬を口に入れてしまい、暴走。だが脱獄囚達の暴動を収める事に一役買い、感謝される。
一方、あの娘は、父が暴動に参加し、その鎮圧で殺されてしまう。
法律によって妹達が保護されてしまい、施設に送られる事に。彼女は逃げ出すのだった。
彼は、功績が讃えられ、居心地のいい独房をあてがわれ、更に恩赦となる。
だが紹介された仕事先でミスを犯した彼はクビにされてしまい、街を歩いていると、飢えから盗みを働いた彼女とぶつかり、これ幸いと罪を代わりにかぶろうとする。だがすぐバレてしまい、彼女が捕まり、彼は無銭飲食を働き、逮捕され、護送車に乗せられ、2人は再会。そして2人は脱走する。
2人は幸せな結婚生活を妄想し、家を買うために仕事を探すと、デパートの夜警の仕事が見つかり、閉店後のデパートに住む事にする。
だがデパートに強盗団が。しかし、強盗団の一人が工場時代の同僚で、命を助けてもらう。
しかし翌朝、バレた彼は一人、逮捕されてしまう。
10日後、出所した彼は、家を見つけた彼女の迎えで、ボロ小屋へと帰る。
翌朝、新聞に工場再開の文字を見つけ、休職に向かうが、新しい仕事は技師の助手で、親方に迷惑を掛けてばかり。そしてストにより彼の仕事も無くなり、警官に投げた石がぶつかってしまい、捕まってしまう。
1週間後、街頭で踊っていた彼女はダンサーとしての才能を買われ、その店でダンサーとして活躍する。
1週間後、出所した彼を彼女が店で雇ってもらうが、ウェイターをしくじってばかり、だが歌手として雇われる。
だが彼女が少年収容所の職員に見つかり、捕まりそうになり、2人は逃飛行。
幸せになれず諦めかける彼女を彼は励まし、「笑顔を絶やさず頑張ろう」と2人で歩きだした。
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管理人の批評

1936年、アメリカの作品です。
かの有名な、チャップリンが機械の中を部品のように運ばれるシーンがあるのがこちらの作品です。しかしまさか冒頭とは。
この作品で観て欲しいのはデパートで2人が遊ぶシーンでしょうか。今までの苦労がまるで嘘のよう。当時のデパートというのは、まるでお城のような、夢の世界のような位置づけだったのでしょうね。目隠しでスケートをやるシーンは圧巻です。
チャップリンの笑いと言えば、ケンカ・暴力も含まれます。やはりコントというべきか、本当に痛そうには見えないにもかかわらず、動きは大きい。やはりアメリカはアクションが出来ないとスターになれないのかもしれません。
なにより、ケンカなどにおける攻撃の間は、ジャッキー・チェンに近いものがあります。
度重なる不幸の連鎖にもまったくと言っていいほど屈しない。とにかく生きていくという姿勢は視聴者に勇気と元気をくれた事でしょう。
動きと最低限の説明だけでやってのけるアメリカン・コメディーの代表ともいえる伝説的作品。ぜひ一度、ご覧になられてはいかがでしょうか?