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ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛

アンドリュー・アダムソン監督作品。
叔母に男児が生まれ、王位継承者であるカスピアン王子は叔父ミラースに命を狙われ、家庭教師の手引きで城を脱出する。
角笛を渡された王子は追手から逃れるため森の中へ。だが落馬し、追手に追い詰められた王子は角笛を吹いた。
ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4兄弟は疎開から1年、復学し、ナルニアに思いを馳せ、駅のホームで手をつなぎ、目を閉じ、開くと、そこは海。荒廃した城を見つけ、探索すると、そこは間違いなくナルニア城だった。

結末 ネタバレ注意

ミラースの部下、グロゼール将軍はカスピアン王子の暗殺に失敗。カスピアン9世亡き後、王のように振る舞っていたミラースは苛立つ。そして今後についての議会で、ミラースは主導権を握り、自分への疑いを退け、グロゼールが連れ帰ったドワーフを出し、王子失踪はナルニア人による誘拐だと宣言した。
ピーター達は隠し戸を開け、自分達の居室を見て、あれから数百年経っていると知り、スーザンは角笛を失くした事を思い出し、ルーシーは知り合いが誰もいない事を悲しむ。そして処刑されかかるドワーフを見つけ、彼を助けた。
ミラースは王子の家庭教師を捕え責め、角笛が4兄弟を呼ぶ力を持っている事を知り、軍勢を整える。
ドワーフの家で目覚めた王子は出立するが、角笛により集められたネズミに助けられ、ケンタウロス達に会う。ナルニアを滅ぼしたテルマール人として責められる王子は和平を約束する。
ピーター達は森を彷徨い、行く手をふさがれ、だがアスランの幻影に導かれ谷を渡る。野宿し、ルーシーは夢でアスランと再会。そして導かれるように王子とナルニア軍と合流した。
かつてアスランが死と復活を行った石祭壇を改造した城に入る4兄弟と王子とナルニア軍。彼らが戦いの準備を整える中、ルーシーはアスランを待っていた。
そして夜、ナルニア軍はミラースの城へ潜入。王子は牢へ向かい、家庭教師を助けるが、ミラースへの仇討を辞めるよう忠告される。だが王子は寝室のミラースに剣を突き付け、父の死の真相を知る。そして仇討を止められ、ミラースに逃げられてしまうのだった。
一方、中から城の門を開け、ナルニア軍が城へ突入。しかし城の守りは堅く、苦戦を強いられ、王子は退却命令を下し。ピーター達は撤退した。
砦に戻り、多くの仲間が犠牲になって、ピーターと王子は責任をなすりつけ合うケンカ。
一方、ミラースは国王となり、ナルニアとを分ける大きな川に橋を掛け、多くの兵を呼び寄せた。
そんな状況を知った王子はドワーフにそそのかされ、白い魔女復活を呼びかけられる。だがそれに気付いたピーター達が止めに現れ、魔女はピーターをもそそのかす。だが、エドマンドが正気を取り戻させた。
砦を大軍に囲まれ、ピーターはミラースのプライドの高さを利用し、一騎討ちを提案し、ミラースは誘いに乗る。そしてスーザンとルーシーは森へと向かった。
ピーターとミラースの決闘が始まり、追手に狙われるスーザンはルーシーを行かせ、追手の相手をする。苦境に落ち、王子に助けられた。
決闘は長引き、小休止を迎え、再戦。卑怯にもミラースは油断させ隙を突こうとするが敗北。ピーターは王子にとどめを譲る。だが王子はとどめを刺さず終結を宣言。ミラースは側近のソぺスピアンを叱るが、ソぺスピアンにナルニアの矢で刺され絶命。ソぺスピアンはナルニアの裏切りを叫び、戦争が再開された。
ナルニア軍は巨大な落とし穴で有利に展開。だがテルマール軍は予想以上に多く、投石により砦の入り口を塞がれてしまう。そしてナルニア軍は覚悟を決め、特攻した。
そしてルーシーはついにアスランと再会。アスランは森を呼び覚まし、ナルニア軍に樹木兵たちが加わる。
川に追い詰められたテルマール軍は橋を渡ろうとするが、アスランに行く手を塞がれ、激流が襲いかかり、ソぺスピアンや多くの兵士が飲み込まれた。
4兄弟と再会したアスランは王子を王と認め、立派なネズミ兵士の斬られた尻尾を戻してあげた。
ナルニア軍はテルマールに入り、アスランはナルニアを避けたいテルマール人の為、テルマールの祖先の地へと続くワープホールを開く。その誘いにミラースの妻子やグロゼール将軍が追従。向かっていった。
突然消え、驚くテルマール人達に罠でない事を証明するため、ピーター達も帰るために旅立った。スーザンは王子に別れのキスをした。
駅のホームに戻った4人は電車を待つ。そしてエドマンドが懐中電灯を忘れてきた事に皆笑った。

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管理人の批評

アメリカの作品です。
前作と比べ、とても子供が見て楽しめる内容でなくなった事が感じられます。
第1章が善のアスランと悪の白い魔女という勧善懲悪で、なおかつファンタジックであるのに対し、第2章は悪の成分が強く、ドロドロとした人間関係や、戦争や戦いに巻き込まれる、命を狙われる回数などが多く、全体的に暗い印象で、おそらく第1章を観た子供が中学生、高校生くらいに成長してないと話のレベルが合わないのではないかと危惧されます。
出てくるドワーフやケンタウロスなど、ファンタジックなキャラクター達もすっかり恐くなりました。大人向けの映画になりました。
ですが、テルマール城からの退却シーン。ピーターが馬で閉ざされかける橋を飛び越えるのですが、私にはそんなに飛距離があるように感じられません。ちょっとしたジャンプに見えて、わざわざスローまで掛けて見せ場みたいに扱う必要が無いように感じられます。