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幸せの1ページ

ジョディ・フォスター主演 マーク・レビン&ジェニファー・フラケット監督作品。
少女ニムは海洋学者の父ジャックと自然豊富な無人島に暮らし、時折発刊される主人公アレックス・ローバーの活躍を描く冒険小説を楽しみにしている。
しかし、作者のアレクサンドラ・ローバー女史は、潔癖症、対人恐怖症、外出恐怖症のアレックスと真逆の人物だった。
そしてアイデアに行き詰ったアレクサンドラはアドバイスを求めるため、協力者の自然学者にメールを送る。
父に届いたメールを見たニムは、差出人がアレックスと知り大興奮。当然返事を送る。
アレクサンドラはニムという珍名に目を惹かれるものの、ジャックは探索中の為、答えられないと知り、困窮。
一方、ジャックはヨットで探索中、嵐に呑まれてしまい、目を覚ました翌朝、なんとかニムの元へ帰るため、浸水するヨットから水を掻きだす装置を作り、食糧の魚を海鳥に獲ってもらう。
そしてニムは父の帰りが遅く、それでも困っているアレックスの為に一人で火山に調査に出かけ、ケガをしてしまう。
それを知ったアレクサンドラは本で調べた対処法を送るが、ニムがジャックの娘だと知り、心配を深める。
そして今度は、ニムの島に海賊の船が迫っていた。

結末 ネタバレ注意

海賊号に乗っていたのは、島をリゾート化計画中の開発業者。知らない大人達が現れ、ニムはアレックスに助けを求める。
アレクサンドラは様々な手を尽くした結果、どれも不発で取り合ってくれないため、勇気を出して、外に出て、島へと向かう決心をする。
洋上のジャックはサメに囲まれてしまい、そこをニムの友達海鳥のガリレオに助けてもらう。
ニムはアシカのセルキーと旅行者を追い払うために戦いを始め、バカンスを妨害する。
様々な困難を乗り越えたアレクサンドラはフィジー・ラロトンガ島へ何とかたどり着き、ニムの島へと向かう。
観光客のパーティーに混乱をもたらし、次の計画の準備のため、移動するニムは観光客の少年エドモンドに姿を見られ、後をつけられる。火山を噴火させたニムはエドモンドと交流し、侵略者という誤解を少し和らげた。
ヘリで向かっていたアレクサンドラは、嵐に襲われたため海賊号に緊急着陸。船員に島の少女を訊ねるが誰にも相手にされず、だがエドモンドから情報を得て確信したアレクサンドラは避難ボートで船から脱出。島の近くで転覆したところを、ニムに救出される。
だがニムはアレックス・ローバーの正体に幻滅。ニムに嫌われたアレクサンドラは、目的は果たしたと思い直すが、妄想のアレックスに諭され、ニムを追う。
ニムに招き上げられたアレクサンドラは、ニムを励まし、すると洋上に、生還するジャックの姿が。
ジャックはアレクサンドラを温かく迎え入れ、3人での生活が始まった。ジャックこそ、アレクサンドラが妄想で思い浮かべていた冒険家アレックス・ローバーそのものだったのだから。
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管理人の批評

2008年、アメリカの作品です。
原題から察するに少女ニムの成長を主軸に描いた作品のようですが、2人の少女の成長を描いた作品と言えるでしょう。
ですから極めて女性向けの作品であると言えるかもしれません。ニムに感情移入し、アレクサンドラに感情移入できる、二度楽しめる映画となっています。
ジョディ・フォスターといえば「フライト・プラン」「パニック・ルーム」などシリアスな作品が多いイメージですが、こういった明るい作品でも十分に存在感を示すところはさすがだと感じます。
また、人伝に聞いた話によりますと、ジョディ・フォスターは娘さんが産まれて以降、愛するあまり、娘の存在を映画に置きたくなったそうです。人によってはわがままですが…。
ジャックとアレックスの一人二役はすぐに気付くはずなのですが、不思議と私は最後まで気付きませんでした。(デジタル画質を低い設定で見たというのもありますが…)逆にすぐわかるはずなのに最後のシーンで初めてわかるような描き方をしているという事は、それを狙っていたのでしょうか?確かにジャックはあまり出て来ないですが。
しかし、不思議と泣きそうになってしまったことは事実です。いろんな泣く要素があるので、泣きやすい作品ではあるかと思います。涙もろい人はぜひ一度ご覧ください。