トップページ

紹介映画リスト

管理人コラムへ

ロッキー

シルベスター・スタローン主演 ジョン・G・アビルドセン監督作品。
賭けボクシングのファイトマネーと借金の取り立てで生活費を稼ぐ、中年手前のボクサー、ロッキー・バルボア。だが金貸しのボスからは優しい取り立て手法を叱られ、所属ジムのトレーナー、ミッキーからは見切りをつけられる。
そんな中、ペットショップの店員エイドリアンに声をかけるロッキー。というのも、友人のポーリーから、妹の事を頼まれたからだ。しかし彼女はなびかない。
一方、ボクシング世界王者アポロは興行を盛り上げてくれるような対戦相手が見つからず、目線を変え、無名の選手にチャンスを与える事で試合を盛り上げようと、名鑑の中で目に止まったロッキーを指名する。
その頃ロッキーは、得意のジョークでエイドリアンの心を開き、恋愛関係に。
元々、左利きゆえに敬遠されがちだったロッキーは、突然のチャンスに歓喜し、承諾。周囲は祝福し、見限っていたはずのミッキーもトレーナーになりたいとすり寄ってきた。
だがロッキーは…続く。

結末 ネタバレ注意

だがロッキーは、邪険にされた事を悔しかったと伝える。
しかしミッキーは、ロッキーに過去の自分のようになってほしくなかった事、老齢でいくばくもない自分自身も優秀なボクサーを育て上げたい事、このままではロッキーがアポロに利用されてしまうのは見過ごせない事を挙げ、ロッキーはそれを理解し、二人は和解。
翌朝4時、ロッキーは生卵5つをがぶ飲みしランニング。ポーリーのバイト先の精肉工場で肉を叩かせてもらい、トレーニングに精を出す。
体も出来上がり、エイドリアンとの同棲も始まったロッキー。
試合当日、準備されたリングに少し気圧されるロッキー。だがエイドリアンの励ましの効果で、リングに臨む。
実況解説からは劣勢と言われ、アポロからは「3ラウンドで倒してやる」と宣言され、ゴングが鳴る。ロッキーは逆にダウンを奪い、それがアポロに火をつけ、激しい打ち合いが始まる。
気がつけば最終15ラウンド。終了のゴングが鳴っても決着はつかず、判定となる。
判定はアポロ勝利。負けたロッキーだったが、戦いきった事に満足し、エイドリアンの名を叫び、リングに上げ、抱き合うのだった。
DVD通販 DVD/CDレンタル

管理人の批評

記念すべきロッキーシリーズの第1作。スタローンが脚本を3日で書き上げた事は有名ですね。それだけ肝入りという事です。
結局、アメリカでは外国系アメリカ人というのは生きにくいのでしょうね。ゴッドファーザー然り、このロッキーもイタリア系アメリカ人なのでしょうが、貧しくも楽しくやっていて、いつかはアメリカンドリームを、という気配が当時は(今も)立ち込めているのでしょうね。オープニングのテーマの歌がどう歌われているかというところも含め。
アポロの派手な登場であるとか、まぶたを切って血を出して目を開けるシーンなんかは、実際にボクシングを見て使いたく思ったのかもしれません。映画のみならず、作品を作る人はそういうものを見てどう思ったかを忘れずに記録して、応用するという事が大切な仕事でしょうね。
それにしても応急処置の好きな俳優だ(笑)。
お笑い好きならばロッキーシリーズは見ておくべきでしょうね。勉強にはならないかも知れませんが、いろんなお笑いの元ネタになってますから。「ああ、これのことか」と確認しておいた方がいいでしょう。2012年の27時間テレビでも使われていますからね。