トップページ

紹介映画リスト

管理人コラムへ

天使にラブ・ソングを…２

ウーピー・ゴールドバーグ主演　ビル・デューク監督作品。
ラスベガスのステージで歌うデロリス。そのショーを観に来てくれた、かつてお世話になったシスター達との再会に喜ぶのも束の間、相談を受ける。
シスター達は聖フランシス高校の先生として働いているが、学生達の向上意欲は低く、悩んでいた。
デロリスは、その高校が母校である事と、恩返しにとシスター・マリア・クラレンスとして復活。音楽教師として働く事にするが、音楽教室は特に荒れていた。
デロリスは援助を求めるも、学校にそんな余裕はなく、おまけにクラスはデロリスを追い出そうと接着剤で嫌がらせ。
デロリスは辞去しようと考えるが、母校が赤字で廃校の危機にあると知り、実績を残すため再び立ち向かう。
黒板をひっかき、留年をちらつかせ、クラスのみんなは従う事に。だがリタだけは、反抗を止めず、決別する事に。
そしてデロリスはクラスの歌唱力が意外と高いと知り驚き、聖歌隊結成を発案。皆は戸惑うものの、シスター達の活動や学校の危機的状況を知り、結成する。
一方、リタはすっかりクラスに戻るタイミングを失いかけていた。リタの夢は歌手になる事だったが、母子家庭で貧乏な彼女はその夢を諦めざるを得ない状況だった。

結末　ネタバレ注意

そんなリタをデロリスは勇気づけ、リタも聖歌隊に参加。クラスは練習の末、校内発表を成功させる。
シスター達が掃除をしていると、フランシス高校が過去に取ったトロフィーを見つけ、６週間後の音楽コンクールへの参加を決意する。
遠征費用は街へ繰り出し援助を求めて歩き、学生達を校外へ連れ出すため、親の承諾書を生徒達に渡すが、唯一、リタは母親に反対され、聖歌隊を辞める事にする。
だが、仲間達やみんなの説得で、リタは覚悟を決め、親のサインを偽造した承諾書を提出し、バスは出発。
一方、デロリスを疎ましく思うクリスプ理事長は、シスター・マリア・クラレンスの正体を知り、止めるためにコンクールへと向かう。
控室で準備をしながら、他校の合唱に気圧された聖歌隊のメンバーは逃げ帰ろうとし、デロリスは励まし、皆は自信を取り戻す。
その姿に、デロリスを教師だと感じた一足先に見つけた捜索隊のモーリス校長はコンクール参加を許可し、他の神父達と結託し、クリスプ理事長を閉じ込める。
フランシス高校聖歌隊は、かつてのデロリスが讃美歌をポップにしたように、ソウル＆ブラックにアレンジ。自分達の色を出す。
そして聖歌隊は最優秀賞を受賞し、廃校は取り止めに。クリスプは早期退職の野望が潰え、リタは客席に追いかけに来ていた母親に、ついに認めてもらえた。

管理人の批評

１９９３年、アメリカの作品です。
前作のヒットを受けて作られた続編ですが、物語が重視され、ミュージカル性はやや乏しくなってしまいました。よって学園ドラマであると言って良いでしょう。
やはり前作のような緊迫感はなく、コメディーシーンもデロリスが挨拶代わりに黒板を爪で引っ掻くところと、接着剤の攻防ぐらいしかありません。
シスターがいる事の違和感は、前作で払拭されてしまったと言って良いでしょう。
では、この作品の見どころはどこか？それは「デロリス以外」ということです。デロリスと交わる事で、一人一人がどういう風に動いていくのか？時にシリアスで、時にコミカルなそれをぜひお楽しみください。
ちなみに、生徒役の中には「タキシード」や、ＴＶドラマシリーズ「ゴースト　天国からのささやき」の主役、ジェニファー・ラブ・ヒューイットがお化粧好きの学生を演じています。巨乳が特徴なので、ファンの方はぜひ探してみては？