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スノー・ドッグ

キューバ・グッディング・ジュニア主演 ブライアン・レバント監督作品。
マイアミの歯科医テッドは、アラスカから自分宛の遺言状が届き、母のアメリアから、自分は養子だと聞かされる。
アラスカ・トルケトナを訪ね、実母ルーシーの遺産である家を調べていると、怖い犬達に襲われる。
納屋で夜を明かすと、荒くれ者の頑固ジイさんとして有名なサンダー・ジャックに「犬をよこせ」と迫られる。
そこでテッドは、町の酒場のウェイトレスであるバーブから、犬達が優秀な犬ゾリ用の犬達であると知らされた。

結末 ネタバレ注意

テッドは全てを売り払い、立ち去ろうとするが、バーブから、実の父が生きていると聞き、訪ねると、なんと相手はサンダー・ジャックだった。
喜びも詫びもないジャックに、テッドは怒り、犬のことしか考えてないジャックに対抗して、犬達をしつける事にする。
テッドは犬ゾリの扱いを街の人やバーブ、更にはサンダー・ジャックにも教えてもらいながら、悪戦苦闘する。
だが暴走し、死にかけつつも助けてくれたジャックから、犬ゾリレース中、吹雪に遭い、洞窟に閉じ込められて2人きりになった時に、2人は結ばれた。だがその後、ルーシーは消えてしまったという、馴れ初めを聞き、テッドは犬をジャックに渡し、マイアミへと帰っていった。
犬ゾリレース「北極チャレンジ」が始まり、テレビ中継を見ていたテッドは、持ち帰った遺品の写真の中から、ルーシー、ジャック、赤ん坊のテッドが写る写真を見つけ、騙されたと気付き、アラスカへと向かう。
一方、ジャックは吹雪の中を進み、行方不明になっていた。
事情を聞き、テッドはペット犬のナナをリーダーに捜索へ向かう。
洞窟で見つけたジャックは骨折していて凍死寸前だった。
目覚めたジャックは、当時、父になる事に恐怖を感じていたと詫びた。
再出発を前に、様子のおかしいリーダー犬のデーモン。テッドは耳に噛みつき、虫歯を治療してやった。
無事帰り着いた2人は、レース終了の灯を消した。
テッドとバーブは結婚し、デーモンとナナには4匹の子犬が産まれた。 テッドはマイアミをライバルのルパートに譲り、アラスカで歯科医を始めた。
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管理人の批評

2002年、アメリカのディズニー作品です。
「雪国×黒人」の違和感と言えば、代表的なのは『クール・ランニング』ですが、あちらがノンフィクションであるのに対して、こちらはフィクション。なれど、ディズニーらしい博愛の精神と言いますか、人種差別撤廃の趣が感じられる楽しい作品です。
黒人俳優というとシリアスな役柄が多いですが、今作ではコメディに特化しており、黒人の若い男性俳優の面白さは、“うたのおにいさん”に匹敵するものがあるように思えます。
褐色の肌によって、白い眼球が強調される点は、ある意味ではかなりの武器だと私は捉えます。それをもっと押してもいいのでは無いかと。
今回、子供が食いつきやすいように“犬”が出てきますが、犬ぞり用のシベリアンハスキーなどは思い描くのとは違う怖い犬という事もあってか、途中、CGアニメが挟み込まれます。多少違和感あるかもしれませんが、子供にはいいかと。
ここまで書いてきましたが、この映画は正直あまり秀逸な作品であるとはいえません。たあ、子供の時に“画”で観て、大人の時に設定などの“小ネタ”に気付いてニヤリとするのはアリかもしれません。