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スペースカウボーイ

クリント・イーストウッド主演 トミー・リー・ジョーンズ共演。
1958年、アメリカ合衆国は宇宙への飛行実験を空軍から新設されたNASAに委譲。宇宙を夢見て実験中だった空軍のフランクは上官ガーソンの命令により、搭乗を阻まれ、代わりに猿が選ばれた。
そして現在、宇宙には多くの人工衛星が浮いている。そんな中、ロシア唯一の通信衛星の誘導装置が故障し、ロシアはNASAに助けを求める。ロシアに恩を売るため、修理を提案するが、誘導装置はかなりの旧型で、直せるのは当時の設計者、ドクター、フランシス・D・コービン。つまり、フランクだけだった。
NASAはフランクに話を持ちかけ、フランクはやむを得ず了承。まだあのガーソンがトップに居る事は腹立たしいので、それを抑える条件の一つとして、当時空軍で実験をしていたメンバー、チームダイダロスのメンバーたちを集め、直接宇宙で修理をするという提案を飲ませた。
報告を聞いたガーソンは猛反対。理由は高齢ゆえに危険という判断だが、フランクは若い技術者に方法を教える気もなく、やむなく、全員の試験クリアを条件に提案を飲む。
フランクはメンバーのタンク、ジェリー、そしてケンカをしてぶつかっていたパイロットのホークと再会。彼らを引き連れ訓練を開始する。若者との体力の差はあるが、チーム・ダイダロスも負けていない。根性で乗り切ったが、健康診断でホークにガンが見つかった。…続く。

結末 ネタバレ注意

ガーソンはホークのガンを理由にフランク達全員を諦めさせようとするが、フランクは絶対にホークを連れていくと、ガーソンに息巻く。
出発当日、チーム・ダイダロスは誰一人欠けることなく宇宙へ旅立つ。
目的の衛星「アイコン」を捕捉したチーム・ダイダロスと若手2名のシャトルは、その巨体や防衛装置に驚くが、同時に違和感も感じる。接着して中に入り、アイコンが核ミサイルを積んでいる事を知る。その報告にロシアの役人に詰め寄ると、フランクの設計した誘導システムをKGBがガーソンの資料から盗み出し、使っていた事が発覚。
とにかく大惨事を避けるべく、衛星を宇宙の彼方に捨てようとするが、若手のイーサンの身勝手な行動で衛星が武装を作動、シャトルはダメージを受け、若手のイーサンとロジャーはケガを負い、気絶してしまい、老人4人になってしまう。
調べた結果、いよいよアイコンを元の軌道に戻すことが不可能と分かると、ホークは老い先短い自分を犠牲に、アイコンの核を始末し、ロケットを取り付け、旅立った。
シャトルに残された3人はコンピュータの故障したシャトルでの地球帰還を余儀なくされる。
地球に近づいたシャトルは大気圏突入。突破後、気絶したイーサンとロジャーを処置を施し放り捨て、フランクは着陸に挑み、タンクとジェリーはフランクと行く末を共にする。
元々訓練を受けていたが、こなしたのはホークだった。隣でそれを見ていたフランクは、見事やってのけた。
仕事を終え、妻と二人で月を見上げ、ホークを思うフランク。そして月には、核の残骸とともに体を横たえ、地球を眺めるホークの姿があった。
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管理人の批評

良質なドラマ作品の一つですね。
挿入歌である「fly me to the moon」は使い方もその伏線も絶妙でした。
シャトルの左翼が折れ、そのあとに右翼を映す事で、そっちも折れちゃうんじゃないかな、と思わせる演出も良かったですね。
そして何よりラストの画が素晴らしい。宇宙服と月、さらにアレが映る姿は最もきれいな画ではないでしょうか?