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ストリートファイター

ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演 スティーブン・E・デ・スーザ監督作品。
東南アジアのシャドルー国は、独裁者バイソン将軍により平和を奪われていた。
バイソンはボランティア63名を誘拐し、世界に200億ドルの身代金を要求。
だが連合軍の責任者・ガイル大佐は勝ち気な対応。怒ったバイソンは猶予を3日にし、捕えていたガイルの友人ブランカを生物実験の実験台にする。
一方、サガットとの武器密売に失敗したリュウとケンは、サガットの手下ベガに処刑されかかるが、ガイルにより2人は逮捕される。
収容所でその実力を買われた2人は、潜入捜査を命じられる。だが2人は収容トラックを奪って、ガイルを撃って逃亡した。
そのトラックに発信機を付けていた報道のチュンリー(春麗)はスタッフのバルログとホンダに追跡を任せ、連合軍の本部へ。生き延びたガイルに会い、バイソンとの戦いに志願するが却下。やむなく逃亡する。
キャンプに着き、酒宴をするリュウとケンは元力士エドモンド・ホンダと元ボクサーのバルログ、そしてチュンリーに拘束される。
一方、サガットはバイソンと決裂。大量の武器もチュンリー達に爆破されてしまった。

結末 ネタバレ注意

チュンリー達は捕虜として、リュウとケンは功労者としてバイソンの基地に迎え入れられる。
期限まで12時間となり、ガイルは作戦を決行する。身代金を払うという上層部の判断を無視して出動する。
リュウとケンはホンダ、バルログと合流。バイソンの部屋にチュンリーを助けに向かう。だが、ガスにやられてしまい、5人は捕まってしまう。
一方、ガイルのステルス機も見つかってしまい、撃破されてしまう。
一方、実験室ではブランカの急変にダルシム博士が実験を中止するものの、ブランカは目覚めてしまう。
生きていたガイルとキャミィは潜入に成功するが。、タイムリミットが迫る。
ガイルはブランカと再会。怪物に変わり果てたブランカを殺して救おうとするが、ダルシムに止められる。
ボランティアたちの処刑にブランカが使われる事になり、だが装置に隠れていたガイルが奇襲に成功。ボランティアたちは助かり、捕まっていたチュンリー達も脱出し、ホンダはザンギェフと力比べ。連合軍の兵士たちも突入し、そんな中、リュウとケンは命と金の目的が別れ決別。
ガイルとバイソンは1対1の対決へ。そしてバイソンを倒すが、バイソンは体に仕込んだ蘇生機能で復活する。
リュウはベガとサガットに襲われる。だがケンが駆けつけ、五分に持ち直し、打ち倒す。
ガイルはバイソンの電気攻撃に苦戦を強いられ、なんとか隙を突き、とどめを刺して、バイソンは爆発する。
キャミィとチュンリーは人質を外に出し、ザンギェフも改心して手伝う。
ガイルはブランカを引き取るダルシム博士と別れ、基地は爆発。
サガットはD・Jと脱出。一方、リュウ達がガイルの事を想っていると、ガイルが現れ大喜び。
サガットは宝箱をこじ開けるが、中身は役に立たないバイソン紙幣だった。
一方、基地の瓦礫の下では、コンピュータがバイソンの蘇生完了を告げていた。
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管理人の批評

1994年、アメリカの作品です。
共演:カイリー・ミノーグ
ジャン=クロード・ヴァン・ダムによるアクション映画ですが、その原作はゲームメーカー・CAPCOM(カプコン)の人気格闘対戦ゲームソフト「ストリートファイターU」(通称・ストU)となっています。元々はゲームセンターでのアーケード用の筐体と、家庭用ゲーム機スーパーファミコン用ソフトとして登場した作品ですが、その人気は絶大で、今もプレイする人(2017年でもバグによるコンボ技を見つける人)がいたり、テレビで取り上げられたりします。もちろん時代の変化により、新作が登場し、動きや登場キャラクターも多彩になっており、その人気は日本だけでなく海外でも支持を得て、世界大会が開かれるほどとなっています。ちなみに、とんねるず・木梨憲武さんデザインの憲麻呂というキャラクターもいます。
ゲームメーカー・CAPCOMとは、ゲーム業界では言わずと知られた超大手企業であり、代表作は、「ロックマン(X,DASH)」シリーズ、「モンスターハンター」シリーズ、「バイオハザード」シリーズ、「逆転裁判」シリーズと多岐に渡り、「ストリートファイター」シリーズと並んで、大ヒットを飛ばし続けています。
更に他企業とのコラボゲームソフトも発売、北米にも支社を持ち、メディア戦略においては映画、アニメ、ノベライズ本、マンガなどなどによって人気を更に獲得して、売り上げを伸ばしています。
そんな戦略以前に登場したこの映画ですが、いろいろと残念な点も多いです。やはり原作ソフトに沿ってないという、昔らしいやり方を採択しており、日本ではリュウとその兄弟弟子ケンがメインですが、やはりアメリカ製作という事、主役のビジュアルという事もあり、アメリカ軍人という設定のガイルが主役になったのでしょう。そして敵のボスも本来はバイソンではなく、ベガです。バイソンというのはベガの部下で凶悪なボクサーという設定です。チュンリーも本来はICPOの捜査官であり、ダルシムもヨガマスター(まあインド人が博士になるというのは一部未来を予言している気もしますが)であり、とにかく枚挙にいとまがないので、ご自身で確認してみてはいかがでしょう。
この作品はファンの方はとりあえずキャラクターが出れば満足するだろうという感じもしますが、当時のアメリカの大味なスタイルの映画が楽しめると思いますので、ぜひ一度ご覧下さい。