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続編 ボーン・スプレマシー

ボーン・アイデンティティー

マット・デイモン主演 ダグ・リーマン監督作品。
地中海の洋上で漁船に助けられた男。撃たれて体にめり込んだ銃弾を摘出してもらったその男は記憶を失っていた。
尻に埋め込まれていたチップの情報を頼りに、スイス・チューリッヒのゲマインシャフト銀行へと向かう男。その道中、公園で野宿し、自分の格闘能力の高さに戸惑う。
一方、CIAでは、アメリカがアフリカのとある国を裏で操るために仕立てた大統領ワンボージーが反乱し、彼に仕向けた暗殺工作員が行方不明になっていた。
銀行に着いた男は、貸金庫からジェイソン・ボーンという名の自分の身分証、大量の偽造パスポートと世界各国の紙幣を取り出して、銃を残し、去るが、その様子を見ている人物がいた。
警察に追われ、アメリカ領事館で止められたボーンは逃亡し、領事館での手続きにトラブルがあって揉めていたマリーに大金を握らせ、彼女の車でパリへ移動する。
その事態にCIAは全工作員を総動員。ジェイソン・ボーン抹殺命令を発令した。

結末 ネタバレ注意

ボーンは自分の習慣や能力に戸惑いながら、自宅と記されていたパリの住所へ。管理人に迎え入れられ、ホテルに自分の偽名ケーンを問い合わせてみると、「2週間前に亡くなった」と弟と名乗る人物が知らせに来たという。
すると暗殺者が現れ、ボーンは迎え撃ち、ボーンとマリーは手配されていると知らされ、暗殺者は自決。ボーンはマリーに、潔白を証明して警察に保護してもらうよう命じるが、マリーはボーンに付いて行くと決め、2人は警察から逃亡する。
CIAはワンボージーが暗殺者の死体のすり替えに気付いて困惑するものの、ワンボージーの暗殺に成功する。
ボーンはマリーの髪を短く切り、ホテルでケーンの情報を取ってくるよう頼むと、マリーはいとも簡単にやってのける。
死体保管所にケーンの遺体を確認に行くが、既に弟が引き取ったという。新聞を呼んだボーンは、ワンボージーの死のニュースに、自分が殺し屋だったという事に気が付く。
ホテルに気付かれ、マリーに怯えられ、ボーンはマリーを、彼女の望む場所に送り届けることにする。
2人は田舎にあるマリーの友人の家に行き、泊めてもらう。
翌朝、友人の犬が消え、ボーンはマリーと友人一家を避難させ、備え付けのショットガンを持って外へ出る。
野原で暗殺者と対峙し、射殺。暗殺者と自分が同業である事と同時に、トレッドストーン計画の事を知り、ボーンはマリーと別れ、暗殺者の携帯電話を使い、CIAのコンクリンと話し、一人で来るよう呼びつける。
だが、一人で来なかったコンクリンを見破ったボーンは見限り、交渉決裂。コンクリンはアジトを引き払うが、車に発信機を付けていたボーンに尾行されていた。
ボーンは注意を逸らし、防犯システムに障害を発生させ、侵入。コンクリンからワンボージー暗殺任務の詳細を聞かされたボーンは、船室でワンボージーを暗殺しようとして、彼の家族の姿に戸惑い、ためらってしまって海に逃げた事を思い出した。
ボーンは、「自分の事は忘れろ」とコンクリンを殴り倒す。そして外の工作員を始末して逃げた。
コンクリンは外に出ると、上司アボットが用意した工作員によって始末された。
アボットは国家にトレッドストーン計画の脆弱性を伝え、終了を宣言すると、次なるブラックブライアー計画への着手を始めた。
マリーは海の近くで店を始めた。そしてそこに現れたボーンと抱擁した。
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管理人の批評

2002年、アメリカの作品です。
記念すべき謎の工作員ボーンシリーズの第1作です。マット・デイモンのボーンの3部作の第1作目でもあります。
どちらかというと弱々しいイメージの方が強いマット・デイモンがまさかの武闘派宣言に驚かれた方も多いと思います。やはり世界に通用するためにはアクション大作は避けて通れないテーマであり、マット・デイモン自身も役者としての幅を広げる為に挑戦したのではないでしょうか?
マット・デイモン以外に、日本で有名な役者さんが出ていないというのも、娯楽作よりもリアルを優先する演出というか、アメリカ俳優業界のフェアさというべきか、なにより、マット・デイモン自身がそれまでの彼らしさを消していますから、リアルタイプの映画好きには納得の作品でしょう。
そしてやはりアメリカ映画において、よく利用されるのが『CIA』。英国で言うとジェームズ・ボンドの『MI6』、ちなみに国内の対応が『FBI』、英国では『MI5』となります。
なにかと、特にスティーブン・セガールの映画では頻繁にCIAが出てきますが、CIAはアメリカで起きた事件において、犯人が海外に逃亡した場合や、海外と何らかの関係がある時に捜査を行うだけ、というのが建前です。こういった陰謀説とは無縁(のはず)です。