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前作 ボーン・アイデンティティー

ボーン・スプレマシー

マット・デイモン主演 ポール・グリーングラス監督作品。
あれから2年、ボーンはマリーとインドのゴアで隠遁生活を送っていた。
一方、CIAはドイツ・ベルリンでの任務で、キリルに工作員を2名始末され、キリルはペコス・オイルCEOグレツコフの元にあるファイルを持ち帰っていった。
ある日、危険を察知したボーンはマリーと合流し、彼女と車で逃げる。だがマリーが射殺され、2人の車は川底へと落ちて行った。2人の死を確認したキリルは引き揚げた。
生き延びたボーンは、マリーの身分証を消し、旅立った。
一方、仲間を殺されたCIAのパメラ・ランディは、現場にキリルがわざと残していった指紋に着目し、検索を掛けるが、「トレッドストーン計画」の極秘情報として弾かれてしまう。なのでマーシャル次官に詰め寄り、犯人を捜す事に。そしてファイルからボーンを見つけ、アボット高官を聴取。パメラはコンクリン、アボット、ボーンの絡んだ内部の不正を暴こうとしていると、ボーンがナポリに現れた。

結末 ネタバレ注意

拘束されたボーンは危険を察知し、交渉官を倒して、彼の車で逃亡。ボーンはパメラからの電話を盗聴し、自分に殺人の疑いが掛けられていると知る。
パメラとアボットはベルリンに向かう事にし、アムステルダムでトレッドストーン計画のマネージャーだったニッキーを同行させる。
ボーンは昔の仲間を聴取するが無駄足に終わり、ホテルからパメラを捜して尾行する。CIAの支部ビルに入ったパメラを隣のビルから狙いながら、パメラに電話を掛け、その隣にニッキーを見かけ、投稿を約束する。
広場から路面電車に乗せて、ニッキーを連れ出したボーンは、全ての事情を把握する。パメラがコンクリンの不正ファイルを買おうとした事、アボットの存在、そして自分を悩ます過去のベルリンでの任務。
その任務について、ニッキーには覚えが無かった。
ボーンは、かつて殺されたロシアの政治家ネスキーが、国家の石油私物化に反対していたと知る。
一方、アボットは部下に「ボーンが嵌められた」と感付かれ、その部下を口封じ。
ボーンは、コンクリンに命令された記憶を辿り、ホテルのとある部屋へ。そこでボーンは、ネスキー夫妻殺害が自分の犯行だと確信するのだった。
だが、手配によって追手が迫り、ボーンは逃亡。駅→船→橋→駅→電車と移動する。
アボットはホテルに戻り、グレツコフへボーン殺害指示の連絡。だが部屋にはボーンがいた。ボーンはアボットの自供を録り、部屋を出て行った。
アボットは、やってきたパメラの前で、拳銃自殺した。
パメラはテープを受け取って聴き、映像から、ボーンがモスクワへ向かっていると知る。
グレツコフはキリルと再会。
ネスキーの娘を捜すボーンは、警察に追われ、キリルに追われ、タクシーを強奪し、キリルに撃たれた傷を酒でごまかし、警察とカーチェイスを繰り広げる。
トンネルに入り、キリルをクラッシュさせたボーンは、そこを歩き去った。
CIAはグレツコフを逮捕した。
ボーンはネスキーの娘の部屋で彼女を待ち受け、自分が両親を殺したと名乗り出て、謝罪し、そして去っていくのだった。
ニューヨークに戻ったパメラに連絡を入れるボーン。パメラはテープの礼に、ボーンの本名と出身地を教え、ボーンも、自分が近くにいる事を教え、去っていった。
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管理人の批評

2004年、アメリカの作品です。
ジェイソン・ボーンシリーズの2作目、監督が替わった事により、作品の風合いも変わりました。
ロシアという国の面白さは、映像から怖さ、寒さ、冷たさが伝わってくる事です。カナダやアラスカ、北欧も寒さでは負けていないはずなのに、それどころか、ロシアにも同じように家族というものがあるのに、あまり人の温かさも感じないところに、ロシアの魅力はあるのではないでしょうか?
ロシアの広大な土地は石油や天然ガスの宝庫でもあり、パイプラインを使っての近隣諸国への供給で利益を得ていますが、取引相手である小国に対して、政治衝突による供給ストップというのもよくニュースになっています。それもまた、ロシアにしかできない姿勢でしょう。
とてもハリウッド大作らしい、王道アクション作品ですので、ぜひお気軽に見てもらいたいものですが、激しいシーンの切り替わりと事態の把握に時間が掛かるかと思われますので、ごゆっくりご鑑賞ください。