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マスク

ジム・キャリー主演 チャールズ・ラッセル監督作品。
エッジ・シティの海底で木箱が開き、呪いのマスクが漂流しだした。
うだつの上がらない間抜け銀行員のスタンリー・イプキスは、気になる女の子をデートに誘おうとするが、チケットだけ取られ、同僚のチャーリーに慰められていると、雷雨の中、口座開設に美女ティナが現れ、スタンリーは骨抜きになる。だが彼女の目的は恋人ドリアンの為に金庫のチェックに盗撮用カメラを仕込んで来訪したのだった。ドリアンの目的は老いたボスのニコの座を奪う事だった。
修理工場に愛車をぼったくられたスタンリーは、代車のボロ車でチャーリーに誘われたクラブ・ココ・ボンゴに出向くも、チャーリーの友人と信じてもらえず、オーナーのドリアン達につまみ出され、ティナにカッコ悪いところを見せてしまう。
帰路の橋の上で車がエンストし、蹴ると壊れてしまい、ふと橋の下を見ると、川に人影が。飛び込んで救助に向かうと、それはゴミとマスク。マスクに吸い込まれそうになるが、警察に注意され、急いで逃げるように帰宅し、管理人に怒鳴られる。アニメを見て、愛犬マイロと遊び、仮面を顔に近づけると顔に張り付き、マスクに変身。
管理人のショットガンをバウンドしながら避けて外へ。ドライバーをクラクションで黙らせ、チンピラにパンツを被せ、バルーンアートを披露し、風船を本物のマシンガンに変え、蹴散らし、インチキ修理工たちにお仕置きした。
翌朝、ベッドで目覚めたスタンリーは、昨日のマスクの出来事を夢と考えるが、聞き込みに来たケラウェイ刑事から現実の出来事と知らされる。
スタンリーはマスクを窓外へと放り投げるが、マスクは部屋へと戻って来た。

結末 ネタバレ注意

肛門をやられた修理工を取材した記者ペギーは、顧客名簿をチェックし、オーナーの息子である部長に遅刻を叱られているスタンリーを訪問。スタンリーは彼女の番組に人生相談をした事があり、喜ぶが、事件にはしらを切る。
ドリアンは手入れをニコに叱られ、7日以内の追放を宣告される。
スタンリーはティナの前で恰好を付ける自分を妄想。ティナに犬のように舐められるが、夢から覚めるとそれはマイロで、凹む。だが、捨てたはずのマスクがある事に驚き、付けて変身。ドリアンの部下達が銀行に突撃しようとするのを、マスクが中から飛び出し、大金を掻っ攫って行った。ドリアンの部下達は警察の相手をする事になり、銃撃戦に。
マスクは大金を使い、クラブに入場。ティナのショーを堪能し、ドリアンが部下達の失敗を知り対応へ。マスクはティナとダンスし盛り上げる。
一方、ドリアンは腹心のフリースが撃たれ、死んだ事に怒り、元凶たるマスクへ復讐に向かい、発砲。だがマスクには効かず、映画のパロディーをしながら逃亡。そこにケラウェイ達が現れ、ドリアン達を逮捕した。
だが現場には撃たれて落ちたマスクのネクタイの切れ端がパジャマへと戻り、ケラウェイはスタンリーの関与を感じる。
翌朝、ケラウェイのドアのノックで叩き起こされたスタンリーは、床に散らばる大金をクローゼットへ押し込んで応対。パジャマは盗まれてしまったとごまかした。
ドリアンはマスクに5万ドルの懸賞金を掛け、マスクとキスしたティナに警告。
出勤したスタンリーは、また責め立てようとする部長の不正を突きつけ、黙らせ、マスクを捜しているというティナに会わせる約束をする。
スタンリーは仮面社会心理学者にマスクを見せると、災いの神ロキの事を教えてもらうが、仮面を付けてみても、変身できなかった。しかしティナに会う時に、両方の自分で会えと助言を貰う。
一方、ケラウェイ達は指紋の一致を確認し、スタンリーを監視。そんな中公園で、スタンリーはティナと会い、茂みに隠れマスクに変身。ティナを押し倒そうとするも刑事達に捕まり、身体検査中に逃走。だが入り口も封鎖され、踊りに皆を巻き込み、路地裏で仮面を外し、ペギーの車で逃亡した。
隠れ家でペギーに心を褒められるスタンリー。だが彼女は5万ドル欲しさにスタンリーをドリアンへ売り払った。
スタンリーは輪転機の拷問に遭い、マスクへの変身方法を白状。ドリアンはマスクとなり、スタンリーの部屋から金を回収。マイロがスタンリーを追いかけ、スタンリーは偽のマスクと共にケラウェイの前に捨てられ、それを証拠に留置所へ。
翌日、面会に来たティナは、ドリアンの野望とスタンリーへの恋心を打ち明ける。だが外に出たティナがドリアンの手下に追われ、スタンリーは窓外のマイロをジャンプさせ、中へ。居眠り看守のカギを取って来させ脱出。銃を奪い、ケラウェイを人質に外へ出た。
ドリアンマスクはニコのパーティーへと乗り込み、ニコを殺害。スタンリーは無線を任せて店へ潜入。客として来場していたチャーリーに他の客を任せるが、スタンリーは捕まってしまう。
10分後にセットされた時限爆弾に括り付けられたティナはドリアンに別れのキスをせがみマスクを外させ、それを蹴り飛ばすと、車から出てきたマイロがそれを被り、手下を倒して、殴り合いを制したスタンリーに外してもらい、スタンリーは銃撃の中カウンター裏に飛び込み、変身。時限爆弾を体内で爆発させ、起きて向かってくるドリアンを、弁を描いて実体化させ、水に流す。
警察が突撃。ドリアンの手下にスタンリーも捕まるが、客として来ていた市長がスタンリーはマスクではないと証言し釈放。
橋の上、スタンリーはマスクを捨て、ティナとキス。チャーリーはマスク回収に飛び込むが、マイロに先を越された。
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管理人の批評

1994年、アメリカの作品です。
共演:キャメロン・ディアス ピーター・グリーン リチャード・ジェニ
おそらく日本人の多くがジム・キャリーを認識したのが、この作品ではないかというくらい、有名な作品です。90年代後半から2000年代前半は日本テレビの金曜ロードショーでよく見かけました。
ジム・キャリーはカナダ出身の俳優で、子供の頃から人を笑わせることばかりやって来て、周囲に薦められ、俳優学校に進路を決めました。出演される作品を見受けると、トリッキーな役柄が多く、コメディー、コントをやりたいんだなと感じる俳優さんです。
当時は子供で、マスクとマイロとジム・キャリーしか目に入ってなかった私も、大人になってキャメロン・ディアスが出ていた事を認識して驚きました。やはりコメディにも挑戦したいとか、ジャンルを問わず出る俳優さんに好感が持てます。
そしてキャメロン・ディアスですが、「私の中のあなた」のような演技派路線でもそうですが、「マスク」「メリーに首ったけ」でもとにかく体当たりというか、インパクトを残すお芝居をしてくれる、その向上心でありサービス精神に脱帽させられます。
「マスク」はアニメ作品もあり、アメコミらしく様々な敵キャラも出てきます。そちらも探してみてはいかがでしょう。
日本語吹き替え版やアニメで観ると、改めて山寺宏一さんの凄さに驚きます。アラジンのジーニーもそうですが、こういった役を出来る声優さんが、失礼ながら最近はおられないのではないでしょうか?「おそ松さん」で、ただカッコいい声やカワイイ声を出して、美男美女役ばかりをやっているわけではないと、証明しましたが、このノリの部分を表現できる声優さんに増えて欲しいものです。
この作品はとにかく笑えて楽しめるCGコメディーです。多少下ネタもありますが、大人も子供も、子供が特に楽しめる作品です。