トップページ
紹介映画リスト
管理人コラムへ
タワーリング・インフェルノ
ポール・ニューマン スティーブ・マックイーン主演 ジョン・ギラーミン監督作品。
ダンカン建設はサンフランシスコに１３８階建ての超高層ビルを建設。だが設計部長のダグ・ロバーツは、万全を期したいにもかかわらず、予算をケチる社長と折が合わず、辞めようと考えていた。
そしてビルの一部に使われる部品をケチったため、８１階倉庫で火災が発生した。
ダグは社長の娘婿で工事主任のロジャーが、指定されたものと違う安いワイヤーに替えた事を知り、怒り、詰め寄るが、ロジャーは無反省。
そして完成披露パーティーが始まろうという中、倉庫の火は燃え広がる。
１３５階、プロムナードルーム。パーティーが行われる中、ダグは見回りを行い、ビルが全点灯中の為、余計な電気を切るよう指示。そして管理室はようやく倉庫の火災を発見。消火に向かい、同僚のウィルは丸焦げになる。ダグは消火をし、避難誘導を始めようとするが、社長は気に留めない。
そしてオハラハン率いる消防隊が到着。指揮を執り、ダンカン社長を説得。客を下の階へと移動させる事を始めた。
消防隊が消火作業に苦戦していると、メインエレベーターに火の手が迫り、展望エレベーターへと誘導。だが客は無視して乗り込み、エレベーターの空洞から火の手が上がった。
結末 ネタバレ注意
ダグは客室階を回り、老女リゾレットと難聴の女性とその兄妹を助ける。
一方、ダンカン社長とゲイリー上院議員は階段を使おうと考える。
ダグは女性や子供を連れ、階段で下りようとするが、爆発が発生し、階段が崩れてしまい、ヘリの助けを求めて１３５階へと上がる事にする。
しかし、扉が開かず、ダグは空気孔を通り中へ。そして知らせを受け、駆け付けた消防士が、ドア前を固めるセメントを爆破した。
プロムナードルームで、ダグは恋人スーザンと再会。ロジャーは人を遠ざけ、リゾレットと再会した老詐欺師ハーリーは、彼女に謝り、許しを貰う。そしてウィルの死を知ったダグはダンカンを責めた。
ヘリが現れ、ダグは女性達をヘリポートへと上がらせるが、火の噴射が起きて、ヘリは爆発してしまう。
残る脱出手段は非常リフトを使い、別ビルに移ること。窓を割り、最後のエレベーターに女性と子供１１名、消防士１名を乗せ、ダグとスーザン、市長と夫人、ハーリーとリゾレットは別れを惜しみ、愛を誓った。
ヘリが来て、ロープが撃ち込まれ、それを固定。その頃、展望エレベーターは途中で止まり、ガラスが割れ、リゾレットが投げ出されてしまった。
オハラハンは悩みつつも、ウィンチでぶら下げる事にして、向かいのビルからリフトが到着。くじ引きで順番を決め、移動を開始。オハラハンは危険を冒し、展望エレベーターの救助を行う。一息つくオハラハン。だが局長と専門家が協議の上、消火の為に屋上の貯水タンクの爆破を決定し、それが出来るのはオハラハンだけだと、オハラハンは退路も無く向かわされる。
リフトでの渡しが女性の脱出が終了し、ロジャーが我先にとリフトに組み付き、ダンカンに殴りつけられる。ダンカンは責任者として最後に乗る事を宣言。ダグはオハラハンから消火方法を電話で受け、その隙にロジャーや他の男がリフトに組み付き、リフトは耐え切れず、男達と地上へと落ちた。
部屋に残った客は体を部屋の物と固定。オハラハンとダグがタンクに爆薬を仕掛け、タイマーをセットして避難。部屋は水と火に攻められ、衝撃を受ける。そして水が火を消した。
男達は地上へと生還。ハーリーはリゾレットの死を知り、彷徨うが、客室にいた猫を貰う。
ダンカンは娘を慰め、ダグはスーザンと再会しつつ、ビルを戒めの為残すべきと発言。オハラハンは犠牲者数を２００名と伝え、ダグに、ビルの建て方を聞きに来るよう言い、ダグは応じた。
管理人の批評
１９７４年、アメリカの作品です。
当時のハリウッドスター大集合で、尺も４時間近くある超大作。今でこそＢＳや昼の映画などで前・後編に分けて放送されたりしていますが、１０年くらい前はそんなに放送されていませんでした。
ポール・ニューマン、スティーブ・マックイーン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、Ｏ・Ｊ・シンプソン、などなど多くのスターが豪華競演しています。映画好きにはたまらない１作でしょう。
それもあってか、あちこちで様々なドラマが生まれます。いろんな登場人物に感情移入して、何度も見てくださいませ。
このタイトルはとんねるずの木梨憲武さんが好きな映画として答える事で有名ですが、社長が娘婿を殴りつけるシーンがあり、その「間」こそが今の木梨さんを作った、影響を与えたような気がする間の取り方の殴り方です。
「この映画を消防士に捧ぐ」と表示されますが、高層ビルの消火救出作業に当たる消防士の苦労は大変な事とお察しします。
ちなみに、東京都庁の都知事室は、はしご車がギリギリ届く高さの階にあるそうです。