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釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった(18)

西田敏行 三國連太郎 主演 朝原雄三監督作品。
長崎県佐世保市で橋の連結式が行われるため、関わった営業三課・ハマちゃんこと浜崎伝助と社長のスーさんこと鈴木一之助は出席するため佐世保へと向かう。だが鈴木は、長崎支社に出向中の、久保田興業の社長から預かった御子息のタツヤが、東京に戻りたがっていないことを気にする。
一方、ハマちゃんはアメリカ海軍のボブと知り合い、一緒に釣り船へ。
そしてタツヤは、東京に戻ることになり、バーのマスターの娘・美鈴にプロポーズした。その夜、タツヤは浜崎と美鈴の父が経営するバーで呑んだ。
翌日、第二西海橋の連結式を済ませ、タツヤは美鈴に東京行きのチケットを渡す。だが、美鈴は一人残される父が気がかりで、行く気になれない。
その夜、バーに現れたタツヤは、意を決して美鈴の父に決意を伝える。だが美鈴の父はタツヤを殴りつけ、それに怒った美鈴は店を飛び出し、タツヤは彼女を追いかける。それを見ていた客達も父を非難するが、酒で追い返した。
一方その頃、酔い潰れたハマちゃんは、目覚めるとアメリカ海軍の潜水艦にいた。

結末 ネタバレ注意

翌日、帰宅した美鈴は、父に結婚の決意を伝えた。
月曜になって、行方不明のハマちゃんを心配するのはみち子さんだけ。ハマちゃんは身を潜め、仕事中のボブを捕まえ、助けを求め、すぐには上がれないと知り、一週間、船室に隠れる。だが、予定が変わり、ハワイ上陸は延期。耐え切れず、甲板でこっそり釣り糸を垂らしていたハマちゃんは、他の米兵に見つかり、拘束されてしまう。
長崎に身元確認にやってきたみち子さんとスーさんは、防衛庁を通じてハマちゃんと通信する。
ハワイから帰社したハマちゃんは、営業三課の面々に迎えられ、そして重役達にこってり絞られるが、そこはスーさんに取り為してもらい、罪は軽減。
一ヶ月後、タツヤと美鈴の結婚式が長崎で行われることになり、ハマちゃんは美鈴の父を米兵達と拉致。礼服を着させて教会へと送り届け、父娘中を円満解決させた。
佐世保の港で釣り糸を垂らし、スーさんは戦争から帰ってきた頃の過去に思いをはせる。するとボブが現れ、軍法会議でクビになったボブだが、戦争嫌いでかえって良かったと開き直り、2人に佐世保バーガーの売り子になった姿を見せ、皆で騒いだ。
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管理人の批評

2005年、日本・松竹の作品です。
共演:伊東美咲 金子昇 尾崎紀世彦 岡本麗 ボビー・オロゴン さだまさし 浅田美代子 平山あや 濱口優(よゐこ) 増岡徹 谷啓 小野武彦 加藤武 笹野高史 中本賢
伊東美咲さんと言えば、ある時期、美人の代表格というような、美人と言えば伊東美咲、というような時代がありました。原沙知絵さんとのコンビでのテレビドラマ『逮捕しちゃうぞ』での名演も評判でした。現在は某パチンコメーカーの社長さんと結婚され、お子さんにも恵まれた素晴らしい家庭を築いております。
金子昇さんは、スーパー戦隊シリーズ25周年記念作品『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオレッド役で一躍有名になり、『ぼくが地球を救う』などといった様々なドラマに出演され、現在はさらに特技のビリヤードを活かし、ビリヤードの番組をされています。
尾崎紀世彦さんは、歌手として『また逢う日まで』が大ヒットし、若い頃は『ウルトラセブン』のオープニングテーマを一部唄った事でも有名です。俳優としてはあまり活動はされていませんが、今作では歌手活動で活かした持ち前の度胸で見事に演じておられます。残念ながらひっそりとお亡くなりになってしまいました。
ボビー・オロゴンさんはナイジェリア出身で、『さんまのスーパーからくりTV』のコーナーでのおかしな日本語が一躍大ヒットしました。元々はビジネスで日本にやってきたのですが、ひょんなことからタレントになり、その後K−1選手にも挑戦する活躍を見せました。事務所トラブルで暴行事件となり、一時活動を謹慎しておりましたが、日本人女性と結婚し、お子さんたちにも恵まれ、パパキャラとして家族ぐるみの出演もされる愛されタレントとなっています。
この作品は主軸の父と娘の関係も良いですが、やっぱり見どころはハマちゃんが潜水艦の中で見せるドタバタになります。家族そろってお楽しみください。