内村光良 三村マサカズ&大竹一樹(さまぁ〜ず)主演 工藤浩之監督作品。
橋の下。パシらせてミスしたマサル(三村マサカズ)を責める大島(大竹一樹)と内山次郎(内村光良)。だが芝居がうまくいかず、俳優経験のある次郎が手本を見せていると、調査担当の伊藤から連絡が入る。
中学生のタケルがカツアゲされそうになっている。すると近くでマサル達がカツアゲの芝居。次郎がカツアゲされる側になり、次郎は銃を取り出し、マサルと大島を射殺。目撃していたタケルたちに向き直り、銃を向けると、子供たちは逃げて行き、その時、タケルが転んでしまう。するとカツアゲをしていたいじめっ子がタケルを助け、逃げて行った。
一方、女優志望の葛西夕子は、オーディションに落ち、グラビアアイドルのDVDの仕事を断り、事務所をクビになり、歩いていると、電柱に「エンジェル探偵社」の女優募集の広告が目に留まる。次の仕事の打ち合わせをしていた事務所に飛び込み、そのまま採用され、仕事へと向かうことに。
喫茶店に一人の客が入る。すると刑事に扮した次郎たちがラーメンの話をしながら逮捕劇を繰り広げた。ラーメンへの愛を聞いた客は、走って自分の店に戻り、またラーメンを作り始めた。
事務所に戻ると、夕子はここがドラマをする劇団かを問い直すと、伊藤から、個人のための劇団型探偵社であり、他界したマサルの父の跡を引き継いでやっていると知り、怒って帰ろうとすると、マサルが今日のギャラ替わりに打ち上げへと夕子とみんなを連れて行く。
居酒屋でワインに酔った夕子は、女優の夢を追いかけることを愚痴り、翌朝、事務所のソファで目覚め、辞めて出ようとするが、大島から、昨日居酒屋で注意してきた客にワインを掛けてスーツを台無しにし、弁償代を立て替えてもらったことを知り、働くことになるのだった。
2015年、日本の作品です。
共演:藤原令子 久保田悠来 キャイ〜ン カンニング竹山 渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹) ずん 鈴木拓(ドランクドラゴン) 上島竜兵(ダチョウ倶楽部) 肥後克広(ダチョウ倶楽部) 児嶋一哉(アンジャッシュ) ナイツ 狩野英孝 有吉弘行 つぶやきシロー 東京03 我が家 大久保佳代子 バナナマン たんぽぽ WAGE サンドウィッチマン いとうあさこ 梅小鉢 マギー審司 アンガールズ U字工事 青木さやか 東貴博(Take2) 土田晃之 かねきよ勝則(新宿カウボーイ) 木本武宏(TKO) ハマカーン 鬼ヶ島 ビビる大木 TIM ふかわりょう 渡辺奈緒子 イジリー岡田 PUFFY 柄本佑 出川哲朗 京本政樹 高橋ジョージ 笑福亭鶴瓶
この作品は、長年続くバラエティ番組『内村さまぁ〜ず』のメンバーとスタッフで製作されました。『内村さまぁ〜ず』は媒体を変えながらインターネット配信や地方局などで放送され、1話1時間前後、DVDは3話入りで2000円弱という低プライス(by三村氏)で販売され、50枚以上にも及びます。人気企画に、自然光の撮影限界まで戦う「大自然クイズ」を筆頭に、毎年恒例「人間ドッグ健康診断」、若手芸人を取り上げる「内さま新人コントライブ」など、理不尽な「これができたらとっ払い!東MAXランド」などなど、芸人さん
その前身はテレビ朝日で放送されていた『内村プロデュース』ですが、内容は変わらず、芸人さんが活躍する、大喜利を主体とした、「超大型クイズ番組」を標榜しておりました。その初期から、さまぁ〜ず三村さんはレギュラーとして内村さんと共演し、後に大竹さんも入ってきました。10数年以上前から共演があり、内村監督作品にも出演があります。そして3人は番組収録後はスタッフたちと決まった居酒屋へ飲みに行かれる仲です。
ですが残念ながら、寄る年波のせいか、あまりにも三村さんのポンコツ(セリフ忘れはおろか、大竹さんのセリフを喋り出す)により、内村さんは三村さんとのドラマ・映画・舞台共演NGの判断を下されました。おそらく苦渋の決断だったかと思われます。
監督の工藤浩之さんは制作会社KMAXの代表取締役にして、数々のバラエティ番組を撮ってこられた名ディレクターです。主な作品に「A−studio」「ぷっすま」「桑田佳祐の音楽寅さん」などを作ってこられました。そのバラエティ畑のスタッフたちが映画作品を作るというのは、ファンにとっても衝撃でありました。