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X−MEN(1)

ヒュー・ジャックマン主演 ブライアン・シンガー監督作品。
1944年、ポーランドで兵隊により両親と引き裂かれた少年は突然に謎の力を使い、親子を隔てるフェンスを捻じった。
近未来、ミシシッピ州のとある家で少女マリーは友人デヴィッドと旅行の打ち合わせをし、キスをする。だがデヴィッドは呼吸困難状態に陥り、マリーはパニックになる。
特殊能力に目覚めた人間・ミュータントの増加に、公聴会で専門家のジーン博士はミュータントの保護を訴えるが、有力者ケリー議員はミュータントを危険視し、排除説を唱え、周囲の聴衆も賛同。その公聴会を聞いていたプロフェッサーXは立ち去るマグニートーを呼び止める。マグニートーは何かを計画していた。
カナダ、アルバータ州北部、ラフリンという田舎町へとヒッチハイクでやって来た少女ローグ。彼女は金網ファイトで賞金を稼ぐウルバリンの試合を見る。試合に勝つウルバリンだったが、観衆からはブーイングを受けていた。
試合後、対戦相手に突っかかられたウルバリンは、ミュータントの本性である手から刃を出し、反抗姿勢を見せるが、店のマスターにショットガンを突き付けられ、銃身を切り、外へ出た。
しばし車を走らせ、ウルバリンのキャンピングカーのけん引する荷台に潜り込んでいたローグを降ろすウルバリンだったが、気が変わり、助手席に乗せる。ローグはマリーだった。
だが二人の車は事故を起こし、ウルバリンは外に吹き飛ばされる。だが彼の身体の傷は瞬く間に修復された。
車から出られなくなってしまったマリーを助けに戻るウルバリン。だが突如現れた謎の怪人により、ウルバリンは倒されてしまう。
するとそこに二人の男女が現れる。男の方は目からレーザーを出し、怪人を追い払った。そしてウルバリンとマリーを救出し、爆発寸前の車から逃れた。
2人を襲った怪人セイバートゥースはアジトへと戻り、マグニートーへと報告。
一方、気絶していたウルバリンはジーン博士に処置される寸前に目覚め、部屋から脱走。しかし施設の広さに迷い、謎の声に導かれるように案内され、通された部屋に子供たちとすれ違い入ると、そこにはプロフェッサーXが。次いでジーン、サイクロップス、ストームを紹介され、ここがミュータント専用の学校であること、そしてマリーを保護し、一緒に生活していること、そしてマグニートーの存在と目的を知り、地下へと案内される。そこでウルバリンの失われた記憶を取り戻すことをプロフェッサーXから申しだされた。
ケリー議員はヘリ移動中、秘書に化けて同乗していたミスティークによりマグニートーのアジトへと拉致されてしまった。

結末 ネタバレ注意

検査の結果、ウルバリンは特殊な再生能力を持っていたため、謎の組織により手術で刃を埋め込まれ、その能力ゆえに、肉体から年齢が確認できないとわかった。
夜、眠っているウルバリンは実験台にされる悪夢にうなされ、起こそうと近付いてきたマリーを弾みで刺してしまう。だがマリーはウルバリンに触れ、ウルバリンの体力を使い、自分で治した。
プロフェッサーXから、マリーは自己回復のためにウルバリンの能力を一時的に止めただけと聞き、ウルバリンは安心する。
一方、ケリー議員はマグニートーの装置によって能力を浴び、ミュータント化。クラゲのような擬態能力を身に着け、セイバートゥースの手を逃れ、海へ逃亡。ビーチに上がり、ニュースでサミットの日程を知った。
マリーは同級生のボビーに煙たがれて追い出され、行方不明となり、プロフェッサーXが装置を使い、駅にいると判明。先生であるストームとサイクロップス、そしてウルバリンもサイクロップスのターボバイクを借り、急行する。そして施設が手薄になった隙に、ボビーに化けていたミスティークはXの装置に謎の液体を混入させた。
列車に乗っていたマリーをウルバリンは抱きとめ、駅の中を探すサイクロップスとストームの前にセイバートゥースとトードが奇襲。一方、マグニートーも列車を引き裂き、ウルバリンは立ち向かう。だがマグニートーの真の目的はマリーだった。
マリーを奪い、駅の外に出ると駆け付けた警察に包囲されるマグニートーたち。それを金属を操り吹き飛ばすマグニートー。するとセイバートゥースはマグニートーの首に手を掛ける。マグニートーはXの操作に気づき、警官を人質に力の行使を止めさせ、ヘリへと乗り込んだ。
マリーを奪われ、はやるウルバリンだったが、逃げ延びたケリーが現れる。Xはケリーの記憶を読み取り、マグニートーの恐ろしい装置の存在を知る。
苦しそうに横たわるケリーはストームの手をすがるように握り、溶けて消えた。
プロフェッサーXはマグニートーのアジトを探すため、装置を使うが、ミスティークの仕業により昏睡状態に陥ってしまう。
浄化された装置をジーンが無理して使い、マグニートーたちの居場所を見つけた。
ウルバリン、サイクロップス、ストーム、ジーンは特殊飛行艇に乗り込み、サミット会場にほど近い、自由の女神の立つリバティ島へ向かう。
建物の中へ入ると、ミスティークやトードの奇襲を受ける。ウルバリンは自分に化けて仲間に近付くミスティークと闘い、残った3人はトードの攻撃でバラバラに分断。トードが一番非力なジーンに迫り、恋人のサイクロップスがそれを助ける。そしてストームがトードを外に出し、雷を浴びせた。
ウルバリンは一人になってしまい、ストームが呼びに来る。だがウルバリンはストームを刺し、ストームに化けていたミスティークを退けた。
4人は合流し、上へ。しかしマグニートーに捕まってしまい、マグニートーはマリーを使って装置を起動させようとしていた。
ウルバリンはあえて自分を刃で貫き、枷を破り、セイバートゥースと激闘し、ジーンとサイクロップスの連携でビームを当て、撃破。
装置のフロアへとウルバリンは上り、マグニートーと押し合いになり、サイクロップスがマグニートーを撃ち抜き、装置を破壊。
ウルバリンはマリーを助けるため、自分の生命エネルギーをできるだけ吸わせ、マリーは髪色が変わるほどエネルギーを吸収し、生き返り、そして5人は警察が来る前に撤収した。
カナディアンロッキーの研究所に手掛かりがあるかもしれないと聞いたウルバリンは、向かうその前に、マリーにドッグタグを渡した。
テレビにはケリー議員に化けた、生きていたミスティークがミュータント排除法案を撤回。プロフェッサーXはチェスをしながらマグニートーに釘を刺し、プラスチックで出来た檻を後にした。
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管理人の批評

2000年、アメリカの作品です。
共演:パトリック・スチュワート イアン・マッケラン ジェームズ・マーティン ハル・ベリー ファムケ・ヤンセン レベッカ・ローミン・ステイモス レイ・パーク
今となっては大人気シリーズの一つであり、主演のヒュー・ジャックマンの代表作でもありますが、その起源は2000年という10数年以上前のことであり、「ナイトミュージアム3」ではヒュー・ジャックマンが舞台で活躍しているというカメオ出演も見られるほど浸透しています。
元々はアメリカンコミックが発祥であり、90年代には日本でもテレビ東京でアニメが放送されていたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。ただその時はウルバリンが主役ではありませんし、学校ではなく戦う秘密組織という感じだったので、だいぶ設定が違う気がしますが、アクション映画を観る層のことを考えたりすると、そういったいじくりはご愛嬌ということで。
この作品大ヒットの理由というのは、暗に差別問題への問題提起とその解消のために必要な愛と理解と努力について教えてくれる、考えさせてくれるからではないかと思います。ぜひ大人から子供までお楽しみください。