早川英民・梶原日出・熊谷裕介・和田義弘
「小石原のうつわ展」

11/22(火) - 11/27(日) 11:00 - 19:00(最終日17:00まで)
展示風景
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昔は、酒・醤油を入れる1升徳利、徳利などに注ぎ分ける為の片口、水を溜める甕など、陶磁器は食生活すべてに欠かせないものでした。現代の食卓(食文化)では、用途的なことも含め、軽く丈夫なガラス・プラスチックなどがとって代わり、陶磁器は少なくなっています。

そうした中、陶器の温かみなど民芸の良さをもっと伝えたいものです。「民芸」という言葉には、古臭い・重いというイメージもありますが、小石原焼は民芸の良い所・陶器の暖かさを守りつつ、時代とともに、変化して来ました。

普段使いしやすく、工夫次第で何にでも使える器として見直し、新しい発見をして頂きたいと思います。

陶芸作家は全国に沢山おられますが、陶芸品店などで注文して他の地域の土を使う事が多くなっています。小石原焼の作家達は地元の土だけを使い、時の流れを感じながら 小石原の空気・水・土と正面から向かい合って作品を創り出しています。(小石原の土は販売されていません。)

400年の伝統をしっかり受け継ぎながら、現代感覚に調和した作品を皆様に見て頂ければ幸いです。

(熊谷裕介)