安達保「「ほっと」するものを求めて」

12/6(火) - 12/11(日)
展示風景
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なぜ、人は、ひと昔のものに憧れるのでしょうか。それは、そこにはもう終わってしまったことからくる安心感のような「ほっと」するものがあるからではないでしょうか、この世界の中にいればこの先が読めるとか、このような人となら分かり合えるとか、この街に住んでいれば安心だとか、ひと昔前にいいことがあっても、いやなことがあったとしても・・・・・・

しかし、今、直面する新しいものには、はじめて出会うことからの警戒感とか、この先どのようになっていくのかと云うような・・・いつも緊張感があるのではないでしょうか。人間はいつも、安心感と緊張感のあいだを行来していく中で暮らしているのではないでしょうか。今回の展示プリントは、そんな中で、「ほっと」するものを求めて撮り納めたものです。

(安達保)