金安正臣「春纏展 vol.7」

5/2(火) - 5/7(日)
展示風景
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天然繊維の着ごこち、肌ざわりを表現するために、良質の天然繊維の麻布を捜す事から始め、デザイン、縫製し服を作り続けています。

毎年新しい布との出合いがあり、どんな形に仕上げられるかと、楽しい時間を過ごす日々です。何度も同じ服を作っているとその形に合った布が見えてきます。そして形に適している布を捜したり、また布から服の形を教えられたりもします。同じ形の白いブラウスでも、綿布・麻布では見た目にも着ごこちも、まったく違うものになります。また麻布に半分綿が入ることでとてもやわらかい肌触りが生まれます。

麻布は着るほどに、肌になじみ、表情を変える天然の素材、ゴワゴワからテロテロになるまで長い間、身に纏っていただきたく、あきのこない形、流行に左右されない形を求め、思案しながら作っています。

私の求めている服は、究極のシンプルな服なのかもしれません。服を通して、日々の生活の中の心地よさをお届け出来れば幸いです。

(金安正臣)