「映像空間の経験・1」

4/29(木)・ 4/30(金)・ 5/1(土) 各日17:30〜
展示風景
  • 写真1
参加作家

29日/映像:ヒグマ春夫 美術:紙田鏡子(ドローイング)
30日/映像:ヒグマ春夫 音楽:加藤チャーリー千晴(バヨリン奏者・即興)
1日/映像:ヒグマ春夫 身体:森下こうえん(身体表現者)
入場料金:感動カンパ
「映像空間の経験」のコンセプトは「記憶・時間・空間」です。
記憶で思い出すのは、政治家の答弁で良く言われる「記憶にありません」という言い方です。そして物的証拠はということになります。

「映像空間の経験」での物的証拠は写真です。写真を通して記憶を蘇らせることです。

「時間」について2つのことを考えています。一つは写真に時間軸を与えることです。時間軸を与える方法として写真の映像化を考えました。二つ目は身体表現です。身体表現はパフォーマンスということになります。

「空間」は観る見られるが関係する場です。今回は、ギャラリーKINGYOということになります。「空間」では二つのことが考えられます。一つは展示空間です。もう一つはパフォーマンス空間です。展示空間では映像化された写真の展示を考えています。映像化した写真が1枚か2枚展示してある状況です。

こういったことが「映像空間の経験」のコンセプトになります。こういった空間を多くの人に体験してもらい、映像が関わるとこんなことが可能なんだということを感じてもらえたらと考えています。

(ヒグマ春夫)
略歴

ヒグマ春夫(映像)
1986年ビクター主催ビデオ制作奨励制度で1年間「ビデオ・トーテム」を研究し、ビデオを使ったパフォーマンスを確立する。
国内外で企画展、インスタレーションやパフォーマンスを行う。
1990年には文化庁派遣芸術家として1年間ニューヨークに派遣される。2002年「第5回岡本太郎記念現代美術大賞」展。
近年の作品としては「地・水・火・風・空」「シリーズ映像による身体性の追求」「ミメーシスする身体」「Water Moon」共同制作「Water-Four Moons」「カラダモユメミル」「WTC」等がある。

紙田鏡子(ドローイング)
ドローイング、銅版画を中心に、「線で感触を表現する」ための作品を制作、発表。都内での個展等活動中。

加藤チャーリー千晴(バヨリン奏者)
小学生の頃から即興を始める。国立音大卒。多数の演劇とダンスの音楽を制作、演奏。静寂の中の音、音が音として発生する直前の現象に興味を持つ。

森下こうえん(身体表現)
演劇を経て身体パフォーマス。自分を含めた『人間』とその『意識』が気にかかり87年より演劇。肉と骨と影を求めて今世紀より身体パフォーマンス。
関連リンク
映像空間の経験