作品紹介
「チョンチョン金魚」 ¥70,000
松田文平

Kingyoの扇谷さんから、金魚がテーマの展覧会のお誘いを受けた時から私の脳波が狂いはじめました、普段の制作においては出来るかぎり特定性を持たない題材を造ってきた私にとって、この金魚とゆうテーマについて考えることが、そう容易ではないことは、すぐに予測できました、しかし思い返せば、このような機会をいただかないかぎり、金魚について洞察することは未来永劫に無く、貴重な経験をさせていただいたと感謝しております。

金魚といってすぐに連想するのは赤い色ですが、日本に輸入されている石のなかで、金魚の赤ほどまでに鮮やかな赤色の石は無いし、金魚イコール赤い石では、ひねりが足りない、そうだ、黒いのも居るではないか、と、思いついたのは、しばらくたってからのことでありました、これで、素材は、いつも慣れ親しんでいる黒御影に決定しました、さあ、次は形だ、金魚とゆう動かせないテーマがある以上、既存の作品を金魚だと言い張ることは出来ないし、期待を裏切ることにもなりかねない、ここからまた数日間、町に金魚の影を求めて亡羊とする日々が続きます、金魚について妄想するにはあまりにも頭の中が乏しすぎる、しまいには、やけを起こし金魚を逆恨みもしました、まあ、そんな次第で出来上がったのが今回の作品です、普段は使わない脳みその奥の細い線が、金魚電流に絶えきれず、プスプスとゆう焦げ臭い匂いをたてて、トロケテ行きました。

チョンチョン金魚によせて。
1959
Born in Toyama, JAPAN
1985
Graduated from of Musashino Art University
1989
Graduated from National Art University of Munich,Germany
SOLO EXHIBITIONS
1988
Gallery Moc, Germany
1994
Konishi Gallery, Kyoto (’92)
1996
Gallery An Adan, Ibaraki
2001
Kaneko Art Gallery, Tokyo (’00)
2007
Gallery Now, Toyama (‘90/’92/’01/’04)
2010
Metal Art Museum,Chiba
SELECTED GROUP EXHIBITIONS
1998
The Academy of Art Festival, Germany
1990
The Space Art Toyama , Toyama
1991
The Art of Toyama 91 (The Modern Art Museum of Toyama)
1995
The Selected Exhibition of North Japan, Toyama
2003
The Sculpture2003, Toyama
2008
The Exhibition of Amabiki village and Sculpture, Yamato,
Ibaraki (‘97/’99/’01/’03/’06)
SYMPOSIUMS
1986
Kurastal International Symposium ,Austria
1987
Kuroshima International Symposium, Nagasaki
1989
INDIA JAPAN Sculptor’s Camp, Vadodara, India
1991
Georgia International Sculpture Camp, Georgia, USA
1998
Artists’ Camp in Kasama, Ibaraki (‘94/’95/’96/’97)
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