はじめまして…
私は写真を撮ることが好きです。
ファインダーを覗く者にしか分からない恍惚の世界を求めて被写体を探すのがとても好きです。
「 撮りたい 」と思った瞬間にカメラのシャッターを押す、そしてその瞬間が刻まれた " 写真 " には、そのときの情景・空気・時間・匂い・音・・までもが撮し込まれます。
ドイツの美学者マックス・ベンゼ博士の『 美とは 秩序 /無秩序 』の方程式をたどれば、心の鼓動に・響きあい・調和し・そして共鳴した「 美しさ 」は " 芸術 " です。
このような撮り手と撮られ手の " 心 " が一体となって織りなす「 リズム ・ メロディ ・ ハーモニー 」こそ " 写真 " なのです。
これらによって " 写真は芸術 " となり、見る者の心に深く感動と感銘を与えるのです。
さて、ベンゼ美学に限って言えば、作品の「 美 」を構成するアルゴリズムに “ 音楽 “ を取り入れて撮影者の独自な芸術を作り出します。
心の中で・静かに " リズム ・ メロディ ・ ハーモニー " と繰り返し繰り返し囁きながら被写体と面と向き合って撮影し、また同様な所作のもとで作品を鑑賞します。
あたかもよし、目に見えるものだけでなく、そのときの空気感・匂い・音・感情などの目に見えないものまでもが 「 写真 」をとおして感じられるのです。
いわば、この魔法の呪文を唱えれば “ 美の方程式 “ に導かれ呪縛から解き放たれるがごとしです。
しかも シャッターチャンスを " ひとこと " で言うなれば、「美しい」と感じた瞬間にシャッターを切ることです。
特別なものが見たいわけではないし、絶景を写真に収めたいわけでもないのです。
それを日常的に見つけていくのが、私にとっての写真の楽しみ方です。
どんな場所やモノにでも、美しさは存在します。
たとえば、「アンバランスの中のバランス」・「日常性の中の非日常性」・「視覚の中の視覚外」等です。
自分の中に生まれたそんな気づきとともに、写真を撮る楽しみが、またひとつ増えました。
やはり「 写真は見るモンじゃなくて撮るモンなんだ 」と実感します。
また、デジタル化が進んできた現在、真を写す写真もあれば偽を写す写真もあります。
フィクションともノンフィクションともシュルレアリスムとも言い切れないような、よく分からない世界です。
写真とは何かしら真実を物語っているようで、同時に虚偽も物語っているのです。
つまり、真実と虚偽とが入り交じった混沌とした現代社会のような世界です。
そういった不安定な現代のリアリズムを表現できれば楽しいです。
最後に、たくさんの愛すべき方々、ご高覧いただきましてありがとうございます。
お陰様でこんなにステキなかわいいホームページになりました。
絶好のシャッターチャンスを見つけることはできましたか?
私たちには日々、あたらしい出会いと発見と希望が待っています。
おじいちゃんになってもおばあちゃんになってもずっと、ずーっと。
それではまた、このホームページでお会いしましょう。
" flema (フリマ) "で写真集や写真書籍を取り揃えました。
あなたのお写真のセンスアップにお役立てください。
今後とも、よろしくお願いいたします。