HP03-
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鉄鎖の挑発と天狗の誘惑
日本百名山  石 鎚 山  いしづちやま
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トレック日 2009年5月2日(土)晴/薄曇り 《石鎚山》
 石鎚山系(愛媛県)西日本最高峰で、日本七大霊山の一つにも数えられる石鎚山は信仰の歴史が古く白鳳時代の7世紀後半に活躍した修験道の開祖・役行者の開山と伝えられています。(日本七霊山=石鎚山、加賀白山、越中立山、大和大峰山及び釈迦嶽、駿河富士、伯耆大山)
 表参道には下方から試し鎖、一ノ鎖33m、二ノ鎖65m、三ノ鎖68mと四カ所の鎖場があり、最大斜度は二ノ鎖の70度である。
 花の季節になると、隣の赤石連峰のように、イワカガミ、シコクイチゲ、キバナノコマノツメ、ユキワリソウ、頂上ではイシヅチザクラに出会うことができる花の百名山の一山でもある。
場  所 愛媛県
メンバー せんぼく隊(senboku隊長・たかちゃん副隊長)
標 高
標高差
弥山(みせん):1,974m
天狗岳(てんぐだけ)1,982m
 
標高差490m、累積標高差925m
時  間
距  離
全行程:17時間
山行:
6時間7分(歩4:32+休1:35)
  天狗岳まで往路2:23、復路2:09
距離 約10.3km
移 動
P・WC
車(スパイク)、P:数百台?、無料
WC:土小屋、頂上山荘
山の
データ
深田久弥の日本百名山(94) 
花の百名山(95) 
新・花の百名山(95) 
四国百名山(1) 



「弥山より天狗岳を望み立ち尽くす」
《全行程》  72時間
5月1日 6:52神奈川出発→東名・名神→17:20山陽道福山SA(泊)
5月2日 5:29福山SA発→しまなみ海道→松山道・いよ西条IC→
     R194→寒風山トンネル→瓶ヶ森林道→9:50土小屋P着→
     10:06
石鎚山登山16:13→17:09土小屋P発→往路を戻る→
     19:30武丈の湯21:06→いよ西条IC→22:32徳島道・吉野川SA(泊)

5月3日 6:12吉野川SA発→美馬IC→R438→8:02見ノ越P着→
     8:36剣山登山12:50→13:47見ノ越P発→14:11二重かずら橋14:36→
     徳島道・美馬IC→高松道→神戸淡路鳴門道→名神・東名
5月4日 6:59帰宅
地図 & 標高グラフ

↑アクセス図:1/500,000(青ルート)      ↑登山コース:1/25,000(赤ルート)
《アクセス》
松山自動車道、いよ西条ICからR194を進む。寒風山トンネルの手前に瓶ヶ森林道への分岐があるはずなので注意して見ていたが、寒風山としか書いていないので通過してしまった。(復路はこの分岐に下りた)恐ろしいほど長い(5432m)寒風山トンネルを抜け、高知県側から瓶ヶ森林道に向い急登する。旧トンネル入口の交差点には茶屋があり、多くの登山者がいる。これより夜間通行止めの瓶ヶ森林道に入る。道幅が狭く、ガードレールがない所は危険だが、山に登らずドライブで素晴らしい景色を味わえる。いよ西条ICから約2時間で目的地の「土小屋」に着く。
神奈川自宅から874km
《トレックコース》
↓10:06 土小屋よりスタート
↓10:09 登山口
↓10:54 ベンチ(休8分)
↓11:49 表参道ルートと合流
↓    鳥居あり(休11分)
↓12:03 二の鎖元
↓12:33 石鎚山(弥山)山頂
************************
 頂上山荘で昼食(休44分)
************************
↓13:17 弥山発
↓13:32 石鎚山(天狗岳)山頂
↓13:52 弥山に戻る(休15分)
↓14:26 表参道ルート分岐(休6分)
↓15:00 ベンチ(休11分)
●16:13 土小屋へゴール
↓記録写真↓
瓶ヶ森林道より

写真中央奥が石鎚山。瓶ヶ森林道は伊予富士や瓶ヶ森を含め9山の山頂近くを通り登山道入口があちこちで見られた。笹原の山々の美しさにそそられるが余裕のないスケジュールのため指を咥えて景色を堪能した。
 土小屋に着き、神社前30台程度のPと2〜30m下のPは既に満車なので、食堂前の路肩?に1台分を見つけて停める。(国民宿舎の所に大駐車場があるようだ)土小屋はロータリーになっていて、中央に「標高1,492mいよのくに」の石柱がある。語呂合わせの数値かもしれないが、GPSの標高を合わせた。
10:06 土小屋よりスタート。国民宿舎に向い道路の歩道を進む。

→数分で登山道入口がある。「愛媛森林浴八十八ヶ所 七九番石鎚山」の標柱や山頂4.6kmの道標がある。
登山コースの鳥瞰図を見て、NHKの百名山の番組に出てくる名峰3D地図を思い出した。
整備された登山道は歩き易く、リュックなしスニーカーといった観光客も見られた。花の百名山ではあるが、時期が早いようでスミレ、ショウジョウバカマ、ヤシオツツジ?などがが咲いているだけだった。

→ショウジョウバカマ
鶴ノ子ノ頭の右を巻いて進む。30分位で沢筋に残雪が見え、40分で眼前に目標の石鎚山が見えた。(後で写真を確認して解った)
振り返ると笹の斜面に登山道が見える。右側の山が「鶴ノ子ノ頭」だろう。

10:54 丸太のベンチで休憩(休8分)。すぐ先の広場には多数のベンチがあり他のハイカーも休憩していた。

←11:06奇岩。位置的には矢筈岩(やはず)にはまだ到達していないので名称不明。
11:12 石鎚山が迫ってきた。青い小屋のようなものが見えるので間違いないだろう。(写真中央の最高峰)
右手の瓶ヶ森方向?もキレイだが地理不案内で名前がさっぱり解らない。
11:44 残雪の上下に踏み跡があるので、上を通った。(復路、上の踏み跡は穴が開いていた。後で考えると危険だったかも)
11:49 表参道ルートと合流(休11分)鳥居があり、幅広の木製階段を上ると両側にボロボロの小屋がある。石鎚山二ノ鎖元と書いてあり、外壁は青い波トタンだ。この小屋が下から見えたことになる。
12:03 鳥居から3分でまた鳥居があり、土小屋ルートでは最初の鎖となる「ニの鎖」が始まる。副隊長は無理だと思っていたが、本人が行く気なのでここは迷わず鎖に挑戦。先行していた男性二人は恐くなり?戻ろうとして右の鎖に移動したため、せんぼく隊が先頭となって登った。
鉄鎖は重量があるためか、普通の鎖のように揺れないので掴みやすかった。足場の悪い所には足掛けのトライアングルも付いている。それでも副隊長は足が届かないのでかなり難儀だったようだ。
上から見下ろすと小屋の屋根だけが見え、斜面はまったく見えない。ということは垂直に近いのでは?後日、調べると距離65m、斜度70度で全鎖中で最大とのことだった。

←必死で登る副隊長。

鎖との格闘が終わり、下を覗いてから怖くなる。あぁ落ちなくて良かった。
次の三の鎖が見え、しばし考えた。天狗岳に登る体力を温存するためパスし迂回路の階段を登ることにした。(結果として天狗岳は意外と楽だったので、ちょっと惜しかった)
天狗岳の絶壁。あの上を歩くと思うと今からワクワクドキドキ。
12:33 石鎚山(弥山)山頂に到着。頂上山荘があり「休憩無料」の看板が輝いている。セコイ山小屋もあるので、心で拍手。
鎖にグルグル巻きにされた大岩が圧巻で、行の厳しさを表し、達成感、を与えてくれるような気がする。。
石鎚山から西方向の展望が美しい。
右が西ノ冠岳=1894m
左奥が二ノ森=1929m
(推測)
三角点はどこかと探したが見当たらない。神社の先に三の鎖の終点があり、往路に何度か見かけた若者が登って来た。彼に聞くと地図を出して調べてくれたが、石鎚山に三角点は無いようだ。
弥山(みせん)に「石鎚山1,982m」の標識がある。弥山は1,974mのはずなので、8m高い。
天狗岳は危険なため行かない人もいるので、弥山=石鎚山=天狗岳なのだろう。
石鎚神社でお守りを頂く。神主?さんは泊まり込みで周1回下山とのこと。

神社の右奥裏には「三の鎖」のゴールがある。
弥山より天狗岳を見る。弥山山頂は大勢のハイカーで賑わっている。昼食中の人、行こうか行くまいか悩んでいる人、あきらめて満足している人(推測)。
今回はお湯がないので、頂上山荘で味噌汁を買い、中で昼食にした。「ばくだんおにぎり」なる特大おにぎりを買ってきたのでかぶり付く。子供の頃に大きいおにぎりを食べたことを思い出しながらガシガシ食べた。途中のコンビニで買ったものだが、是非、神奈川でも販売して欲しいものだ。(昼食休憩44分)
13:17 弥山より天狗岳に出発。10m位の鎖場の降下から始まり、すれ違いが出来ないため少し渋滞。ここが1番の難関だったかも?。

振り返ると弥山が小さくなり、神社も危うい所に建っているのが解る。

左側は絶壁なので、右寄りにジグザグ進むが絶壁に出てしまう所では恐さを味わう。
13:32 約15分で天狗岳山頂に到達。山頂は小さい祠があり、3〜4人で精一杯。腰砕けポーズで写真を撮る。

奥には南尖峰がそびえているが、天狗岳で満足したので、他の登山者と同様に引き返す。
天狗岳より弥山方向の尾根を望む。

石鎚山を開山した役行者はスゴイ!(HP03-127大峰山の雑学コーナーを参照)。

13:52 弥山に戻り(休15分)下山
往路から同じペースの山タイツ?夫婦と岡山の若者は復路でも会う。話をすると両者とも明日は剣山らしい。また会えるか楽しみだ。

16:13 土小屋へゴール
↓それから↓
帰りも瓶ヶ森林道を走る。

17:49 東黒森(推測)=1735m。尾根の左鞍部に閉鎖された林道がある。
もう少し待てば、夕焼けに染まるだろうが・・・名残惜しいが武丈の湯に向かう。
↓勉強コーナー↓
《弥山(みせん)とは?》
昨年登った奈良の大峰山にも【弥山】があったので、辞書を引いてみた。
【弥山】=〔仏〕「須弥山(しゆみせん)」の略。各地にこの名をつけた山がある。
【須弥山】=〔梵 Sumeru の音訳。漢訳は妙高山・妙光山〕仏教の宇宙観において、世界の中央にそびえるという山。
↓後記
《下山病》
副隊長が下山病(高山病と同じ病状だがゴール後に悪化する)になりダウン。土小屋でしばらく休憩したが、瓶ヶ森林道で揺られたため、なかなか回復しなかった。いよ西条IC近くまで戻り、武丈の湯に入ってから徐々に回復したようだが、神奈川からの遠征疲れか?計画がハード過ぎたと反省。

《データ》
車での全走行距離は1,829km、燃費14.9km/L(max15.74km/L)
通行料\9,800(割引前は¥41,600)。
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