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DIARY


鹿児島県 国分市・姶良郡
鹿児島に到着したのは、ちょうど日付が変わる頃だった。小雨の降る夜は南国とはいえまだ肌寒い4月中旬。

翌日からの数日間は天候が思わしくなく、誰もが思い描く桜島の姿は目にすることが出来なかった。

そんな私を迎えてくれたのは高さ30メートルはあろうかという大きなクスノキだった。「蒲生の大クス」と呼ばれる樹は名実ともに日本最大の巨木とされている。太い幹から伸びた枝にはヤドリギが育ち、樹皮も苔におおわれ、なんとも風格のある姿で立っている。
幹の内部は空洞になっていて、まるで異空間への入り口のようだ。
鹿児島に到着してから数日後。やっと晴天に恵まれ、国道10号を南下していると加治木の港から正面に桜島の雄姿が見えた。

今もなお噴煙を上げることの多い活火山、桜島。以前は錦江湾中に響き渡るほどの音をあげ噴火していたようだが、今はそういった噴火はほとんどないようである。噴煙を上げる桜島を見ていると、地球の鼓動が聞こえてくる。
撮影地
上段:鹿児島県姶良郡蒲生町
下段:鹿児島県姶良郡加治木町

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