円 町



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(竹林寺

元治甲子元年七月二十日 六角獄舎殉難志士の墓

 西大路丸太町のことを何故か円町と呼ぶ。

 円町の交差点から北に信号一つ進んで、東に折れたところに竹林寺がある。門扉は鮮やかな朱色に塗られ、門前に美しい立て札が建てられている。門を入った左手には平野国臣ら禁門の変の戦火が六角獄舎に迫った時、斬刑に処された三十七人の名前を刻んだ大きな墓碑がある。
 これは明治十年(1877)円町の南、紙屋川西岸の刑場跡を掘ったところ、姓名を朱書きした瓦片と白骨が出た。それが六角獄舎の犠牲者と分かり当寺に改葬されたものである。平野国臣、古高俊太郎、長尾郁三郎、横田精之、乾十郎、水郡善之祐、河村秀興らの名前が見える。
(福勝寺
福勝寺
 円町から少し離れるが、竹林寺から800bほど東、出水通り六軒町に福勝寺(真言宗)がある。ここに古高俊太郎の墓がある。墓には、「涼岳院綺音院正順居士」と戒名が彫られている。
古高俊太郎の墓

(浄円寺
浄円寺
木村幸比古『幕末維新 かくれ史跡を歩く』(淡交社)によると、浄円寺に池田屋事件連座した池田屋惣兵衛の墓があるというので、墓地を隈なく歩いたが、残念ながらそれらしい墓を見つけられなかった。