南森町
大塩平八郎の乱(天保八年(1837))で有名な大塩平八郎父子の墓がある成正寺は、南森駅から商店街を抜けた住宅街の中にある。本堂の前に「中斎大塩先生墓」「大塩格之助君墓」と刻んだ比較的新しい墓が建てられている。成正寺は大塩家の菩提寺で、戦災により墓が破損したため、現在の墓は戦後建て替えられた。本堂の左手には大塩平八郎の乱から150年を記念して昭和六十二年(1987)に建てられた「大塩の乱に殉じた人びとの碑」も建てられた。
大塩の乱に殉じた人びとの碑
大塩平八郎の乱は半日で鎮圧され、非常に呆気ないものであった。幕府が倒壊する三十年以上も前の事件である。大塩平八郎は討幕を目指したものではなく、むしろ困民救済、幕政改革のために乱を起こしたものであるが、反幕の気運を生んだという意味で、この反乱の持つ意味は大きい。