☆はたちゃん 2001/02/15 すさみ ウス島

 

前回は江須崎で完全ボーズ(外道さえ釣れず)で四国のリベンジが、

果たせず、また次回の釣行への暗雲がたち込めます。

そう次回の釣行とは、Web「潮目でいっか~」のちゃーさんとの釣行である。

ちゃーさんとの出会いは、まだ「グレ釣り大好き」を作ったばかりの時、

メールで感想などをいただいたのが、きっかけでした。

 

そして、いろいろパソコンのことを質問して教えていただきました。

特におぼえているのが、ある時はたちゃんがちゃーさんに、「メール送られてくるのですけど、

メールに署名されてない方が、いるのですが、この方にご返事だしてもいいのでしょうか?」と

とんちんかんな質問したのです。

 

そしたら、ちゃーさんは、「たとえ、差出人が書かれていなくても、

メールも人と人とのつながり、大切にして返事は必ずだして、そのつながりを大切にしてください」と

教えていただきました。

このエピソードからもちゃーさんの人柄がよくでているというものです。

そして実際にお会いして、話してみるとさらにその誠実なかたということは、揺るぎ無いと確信しました。

 

さて、ちゃーさんも2月11日、12日とニフの仲間とのOLMで幹事をされ

(休みなら宴会だけでもいきたかったなー)お疲れなのにもかかわらず、

こちらの朝駆け釣行という、スケジュールに合わせていただきました。

 

待ち合わせの釣太郎さんに、待ち合わせの3時50分より少し早くいきました。

着いて、さっそくちゃーさんに携帯で連絡します、あたりを見まわして、

携帯をもっているかたを探すとエサを混ぜるところに、ちゃーさんがいました。

さっそくあいさつを交わします。

ある程度、Web上の写真で見ていましたので、違和感はまったくなかったです。

同じくらいの歳かなと思いましたが、私よりも4歳年上、すらっとスリムでカッコいいんです。

 

ちゃーさんはマキエをもうつくられたということなので、さっそくネットで申し込んで、

解凍してもらったマキエを受け取りにいきます。

しかし、マキエ3kgが548円(さらに値下げしてました)と、

今回は串本に行くかもしれないということで、アミエビ1.5kgもたのんでいました。

それプラス、イワシパワーグレとを混ぜ合わせ、サクサクとマキエを作りました。

 

釣行先はどこにしようか、二人で考えます、家を出発する前にもネットで前日の釣果を確認しましたが、

まだ更新されてなかったので、思案に暮れます。

しかし、今日もさぶーい、小雪もまっている、「最悪ですねー、波や風がキツいと

予報では言っていましたが、なさそうですね、串本まで行って×だったらショックも大きいので、

周参見にいきますか」て決まりました。

 

周参見は磯割をしていますので、希望の磯に乗るには、その渡船を利用しなければなりませんので、

今回はカツオまわりの山西渡船さんにお世話になりました。

山西渡船さんははじめてです。待合室でいると、若いにいちゃんが入ってきました。

挨拶をすると、船頭さんの友達だそうで、周参見の最近の状況を教えてくれます。

いろいろ、聞いていると「あんたら、どっかいきたいとこあるの?」と聞いてくれたので

「ウス島いこうと思います」と言うと、「ウスやったら釣れるで、間違いないわ」との返事です。

「そんなプレッシャーかけんといてください」と笑っていいました。

 

出船時間が近づいてきたので、準備にかかります。周参見港は改修工事も順調に進み、

南紀屈指のマリンスポーツの受け入れ態勢のととのった所となるでしょう。

磯釣りにしても、システムもしっかりしていて、安全で初心者にもやさしい

受け入れ態勢のととのった、地区と思います。

 

ウスは一番さきに着けるというので、舳先近くでポサッとしているてと、

「はたちゃんですか?」と声をかけてくださいました。

見ると女性の方です、もしかして・・・「いつもお世話になっているKEIKOです」と挨拶していただきました。

いやー偶然であうとは、実は行きの車でKEIKOさんのことも話題にでてたんですよ。

ちゃーさんからも「今日はKEIKOさんも周参見らしいですよ」と聞いていたので、びっくりしました。

ちゃーさんも紹介しました。

 

KEIKOさんは最近結成した夢釣会のメンバーの方ときていて、

カツオ島に上がるそうです。がんばってください。

「はたちゃんはどこあがられるんですか?」と聞かれたので「ウス島行こうと思います」と言うと、

「ええとこいきますね」といわれたので。

「すんません、行かしてもらいます(^^)」これで釣れんかったら?

と考えるとまたまたプレッシャーがかかります。

 

予定どうり、6時15分ごろ出船しました。

港をでると「ウス行く二人、前いってよう」というマイクが聞こえたので、準備します。

低い磯なので、ピトンをもって飛び降ります。

今日は小潮なので磯も結構水面から出ていますが、それでも小さい磯で2人でいっぱいという感じです。

さっそく仕掛けとマキエを作ります。

 

仕掛けは、0号のウキに、道糸2号、ハリス2号、針は6号をセットしてウキ下2ヒロで、第一投。

潮は緩やかに、エビ島の方向に流れているようです。

ちゃーさんも、カツオ島の釣り座から流していきます。

Webで知り合ったかたと、釣行するのが今回で3回目です。

最近では慣れてはきましたが、けどやっぱり緊張しますね。

しばらくは、自分のウキよりも相手のウキを見てしまいます。

 

ちゃーさんはいきなりウキを沈めさせながら、釣っている。「むむむ・・おぬしやるな・・・」、

「沈ませ釣りですか?」と聞いてみると、「この0号のウキ前は浮いていたんですが、

この前から沈んでしまうんです」との返事。

しかし、しばらくしてその仕掛けで、魚をかけられた。

結構引いているのでタマの用意をしまっていると、アー残念!サンノジでした。

しかし、魚の活性があるというのがわかり、チョット期待がもてます。

 

はたちゃんは足元のサラシにマキエをいれて、仕掛けをそのすぐ手前に振りこみサラシの切れ目を狙います。

時々サシエをとられたり、ウキがはいったりするのですが、スバリを引かされます。

そうしているうちに、ちゃーさんが竿を再び曲げます。

今度はグレです、初めのグレなので慎重にすくいます。「やったー!」

ほんと釣りに行って、グレが早々と釣れると、ほんとうれしいし、ほっとします。

こんどは、わたしにと、すかさず流しますが、竿は曲がりません。

そして、またしてもちゃーさんにアタリ、またまたグレちゃんです。うらやましー。

 

そこで、はたちゃん得意のスリスリお願い作戦で、「どんな仕掛けでされてるんですか~」と

捨てられた子犬のような目で聞きました。

「G3のウキにガンダマ打って、4ヒロ近くでしています。」と教えていただきました。

さっそくガンダマを打ってなかたので、打って張り気味に流していたのを、少し糸ふけを出しながら流します。

するとアタリがあり、「よっしゃー」とあわせると、なんかおかしい?ウキが帰ってこない

そう、高切れです、糸ふけ出しすぎて手前の根に道糸が引っかかっていたのです。

なにやってんだか!

 

仕掛けを作り直し、気を取り直して同じ所を攻めると、ウキが斜め横に入りました。

竿をたて、前に出てやり取りし、上がってきたのが、グレでした。「うれしー」

そして弁当船までにもう一匹追加しました。

 

このころから、しだいに風がきつくなり潮も上げてきて、時々足元を洗うようになってきました。

ちゃーさんは、さらに一匹追加し、そして大きいのをバラシた直後に、

今回は仕事でこれなかった磯メバルさんから、ちゃーさんの携帯に電話があり、

「まいどー、今ちゃーさん大きいのばらしたとこですよ、ナイスタイミングですね。」などと話しました。

 

風でアタリがでなくなったので、ここで、00号のウキに変更し、少し沈ませぎみにし、

穂先を海中に入れて、風の抵抗を少なくしました。

すると、またアタリがでだして、グレを追加していきました。

そして、何尾目かのグレを絞めていると、ちょっと大きい波がきてかぶってしましました。

絞めたグレをドンゴロスに入れ、さあ釣るぞと・・・・。

「ない、ない竿がない?、えっ、ウソ?」

 

いくら探してもありません、きっと殺気の波で流されてしまったようです。ほんとキレイさっぱり、跡形もなく(>_<)

ものすごいショックでしたが、まだまだ時間はあるので、予備の竿とリールを探します。

そう、はずかしいので、ちゃーさんにわからないように、こっそりと・・・。

しかし、なんと予備のリールのハンドルが折れているではないか。

 

万事休す、「ハンドルの無いリールはただのゴミ?」など考えながら、途方にくれていると、

ちゃーさんが「どうしたんですかー?」と聞いてくれたので、半泣きになりながら(^^)

「竿ながされまして、予備のリールもってないですか?」と聞きました。(>_<)

しかし、今日にかぎって置いてきたとのことで、なんてこった。

 

「電話してリールもってきてもらいましょう」と言ってくれたので、お願いすることにしました。

と、そのとき、カツオ島方面から渡船がやってきました、グットタイミングです。

さっそく訳を話すと、船頭さんは「すぐもってきたるわ、なんでもええか?、

潮もうすぐ引いてくるから、がんばってやりや」と、いやな顔ひとつせず、いってくれました。

 

 マキエだけしながら、まっていると潮はかなり速くなり、

エビ島とオオギシの間にむいて流れています。最高の潮のようです。

しばらくして、渡船がリールをもってきてくれました。

さっそく仕掛けをつくり直します、風が西向きに変わり、波もでてきたので少し大きめの00ウキで再開です。

しかし、これでも仕掛けがなじまないので、ガンダマを追加して微調整していきました。

 

この仕掛けが潮にマッチしたのか?、スバリを引かされることも、

結構ありますがポツポツグレを追加して行きました。

ちゃーさんもアタリがあり、ウキも沈むようですが、やはりスバリを引かされてたり、

針はずれがあって、苦戦しているようです。しかし、仕掛けをマメに替えて3匹追加しました。

 

ふたりとも、ずぶぬれになりながらも、竿を一生懸命、休むまもなく釣り続けました。

ただ、後半は潮のかげんか、海底に溝があるのか、はたちゃんの前のある一定の距離でアタリが出るようになりました。

納竿前には、活性がひときわ上がってきて、竿先にスコーンとくるやつもいました。

ちゃーさんに「こっちでやりましょう。」といったのですが、遠慮していたみたいで、きてくれません。

まあ、初対面ですからしかたないですね。

でも次からは、「あっ、ごめん!はたちゃん」といって、ウキ飛ばしてくると思いますが・・。(^^)

 

2時半頃に、渡船が迎えに来て、本日の釣りはお終いです。

最後にちゃーさんは風で帽子を飛ばして、渡船から、あみですくっておりました。(言っちゃった!)

港に帰って、数えてみると22匹もありびっくりしました。

大きいのはあんまりなかったけど、まれにみる大漁でした。よかった、よかった。

 

お世話になった山西渡船さん、いろいろご迷惑をおかけしてすみませんでした。

他のお客サン(常連さん?)も、和気あいあいの雰囲気で、待合室の中はいつも笑いがあり、おもしろかったです。

ちゃーさんも楽しいかたで、行き帰りの道中も、あっという間だったのが残念でした。

今度は、串本か出雲でゆっくりといきましょう。(オフレコの話しはナイショ(^.^)

 

 はたちゃん、釣行記どうもありがとうございます。でも最初の方の紹介、ちょっと誉めすぎでないかい?(^^;

まあ、絶対ないけど隠れた女性ファンに期待を持たせておきましょう(^^ゞ

 

 初めて行った周参見でしたが、良い思い出ができました。

それもこれも、はたちゃんのおかげです。どうもありがとね~。

せっかく顔を覚えていただいた他の渡船屋にも行かねばなりませんが、

また、周参見も行きたいと思います。

 

 そして、はたちゃん、コレをきっかけに、またご一緒しましょうね。