★太公望さん 2001年3月18日 須江釣行記

 

行ってきました、須江に^_^; 恐ろしい結果になるとも知らずに・・・

 

3月18日、午前3時に起きて準備を始めました。顔を洗ってるとポツポツ雨音が・・・

「あ~嫌やなあ・・・雨降りやるで親父~」苦になるほどの雨ではないけどヤッパリ嫌な物です。

 

そして出発。やっぱり雨は降っていて風も少し・・・。「う~ん・・・」二人して首をひねります。

途中、富田のローソンで朝飯&昼飯調達。人間の餌はいつもここで調達です^^;

 

富田の直線を抜けてトンネルを出ると海が見えます。ここで波を聴いてみると

「ザパ~ン、ザパ~ン」嫌な予感・・・。

この音を聞いて親父が「今日は餌どこで買う?椿で買っても良いけど船止めだったら辛いぞ」

それもそうですよね。っちゅー事で周参見の山口漁具店で買う事に。その間も不安は増殖。

 

いつものフィッシング椿を過ぎ、HGの笠甫も過ぎ、周参見に。

「あれっ!?閉まってる?」ガーン・・・山口さん店閉めちゃってました^^;

 

しょうがなく串本の「すぎ屋」で買う事に。そんなこんなで余計に不安がまた増殖・・・。

 

車は国道42号線を南下し、本州最南端串本町に到着です。

「すぎ屋」に向かうと、結構な数の釣り人達が・・・。う~ん、須江へ行くのは何人?

車から出ると風向きは北っぽい。店長が「まいどっ!」って気さくな挨拶をしてくれます。

ここの餌屋はオキアミ一枚1,000円と少々高いですが、おっちゃんおばちゃん共に気さくな方です(^^)

 

ここでオキアミ一人づつ一枚と刺し餌一つを買います。集魚材は親父が釣太郎で買ってきた得得パックを使いました。

 

車に乗り込み大島を目指します。車が多い・・・「頼む、樫野へいってくれ」と思いながら橋を渡りました。

その時の時間は5時15分。「出船時間までまだまだあるやろ~」と余裕をかましていました。

 

5時25分、須江港に到着しました。雨はやんでいます。風も北の風、南東の風じゃなくて良かった^^

まだ回りは真っ暗だというのに船はもう出船する気マンマンです。「あれぇ!?もうヤバいんちゃうん?」

急いで用意を整えて、若船頭の方の船に乗り込みました。出るの早すぎ^^;; 船は軽く上下してました。

 

ゆっくり出船。周りはまだ真っ暗。ライトをつけた船が二隻、ゆっくり港を出ました。

親父さんの船と無線で話をしていた船頭さんがマイクを急に置きました。「ん?なに?」

右側を見ると、黄色の棒を立てた、しょらさん(井本かな?)艇発見!!!

その瞬間船はフルスロットルで急速前進!前に乗ってる人たちが振り落とされんばかりの

勢いで競走を始めました。どうやらビシャゴ方面に向かうようです。前日、11匹の釣果が上がってる磯なので

少々期待を抱きながら船べりに座っていました。そして波飛沫が来るので船室方面に移動。

 

船頭さんが横の窓を開けて磯を眺め一言。「ダーメだこりゃ(笑)」

ビシャゴやら他の磯やら、全ての磯が波を被っています。とても釣りが出来る状態ではありません。

この状態で乗ろうものなら、間違い無く磯渡しの瞬間に海の藻屑と消えるでしょう^^;

 

親父さんから無線が入り「どっこもアカンわ~ 無理してすんなよ~」と・・・。

「そうか、どこもダメなのか・・・」 

 

船頭さんは少し奥まった所に二人下ろしました。須江は結構地方寄りでも水深が十分あるので好きです。

少し船首を左に向けて、「次、二人くらいないですか?今日はどっこもあきませんからね〜 はよ行ってくださいね〜」

と船頭さんが言いました。その瞬間、親父と目が合って合意。「わしら行きます」

船は磯に船首を押し付けてくれています。「さあ今のうちや」バッカン、竿ケースを持って

船首に立つと急に船が離れました・・・!その瞬間、体がガクッと下がり海に転落しそうに・・・。

「お兄ちゃん、ちょう頼むわ~」と言いながら恐々磯渡り。

 

さあ磯に渡りました。磯の名前は知りません^^; でも二回目です、ここの磯。

前に来たときは最終まで何にも釣れなかった。今日は天気も曇り、水温も前日と変化なし。

よっしゃ行ける!!と意気込んで準備を始めました。

 

タックルは・・・

 

竿→がまかつ グレ競技スペシャルⅡ 1.25-53 (入学祝に買ってもらった)

リール→ダイワ エンブレムS 2500LBA

道糸→東レ 銀鱗スーパーストロング2.5号

ハリス→東レ スーパーL EX1.5号

ハリ→オーナー グレ競技用5号

                     ってとこです

 

海面を見ると波バチャバチャの洗濯機状態!!「こりゃ軽い仕掛けじゃダメだなー」

そして三原夢ウキの3Bをセットし、ハリスを2ヒロでサルカン結合しました。

サルカンからウキ止めまでは1ヒロで、ウキ下は合計3ヒロです。

そしてサルカンの下にBの鉛を打ち、中間部にG2の鉛を打ちました。

 

さあさあさあ、いよいよ釣り開始です。新鮮なオキアミを付けて、カッコヨク第一投!!シュバッ

着水した瞬間、「あれっ?ウキどこ行った?」ってな感じです^^; なんせ海面一面真っ白け。

しかも海面に朝日が反射して全然見えない・・・。これは困った・・・。

 

張らず緩めずで流していきますが、波も風も強く道糸がどんどん出て行きます。

「今どの辺流れてるんだろ?」一度仕掛けを上げてみますが、舐めた様子もありません(ーー;)

「うあ~・・・勘弁してや、もう・・・」等と独り言。ああ虚しい。頑張ってもう一度投入です。

 

やはりさっきと状況は変わらず、餌の交換回数2回で朝マズメの45分を終えてしまいました。

餌が外れかかってきたので、小粒の物に交換してやります。この時、今シーズン始めて座って釣りをしました^^;

あんまりやらない俺ですが、前日の睡眠不足も祟ってうつらうつら・・・。竿を握り締めて寝てしまったのは

言うまでもありません。ナンチューイイカゲンナヤッチャ(^^ゞ

 

ハッと目が覚めて、自分の置かれている状況を把握します。道糸から絶え間なく糸が出ています。

「どんだけ流したんやろ・・・これだけいったらエサくらい取られてるわな」・・・・・・・・・・・取られてない(ーー;)

多分道糸の出方からして150メートルは流れたかと・・・。

「どこそで餌取るとこ見つけな!!」と思い潮に乗せて流してたから、的外れではないのに。

 

うーん、もうこうなったらあんまり使いたくなかったスルスル釣りでもするしかないかな、と思い

ウキ止めを外して再び流していきます。張らず緩めずで。

途中、前島を見ると波が砕けてサラシが出来ています。それが横の島まで流れて

再び海面一面真っ白けです。他の釣り人も苦労したらしく、見回り船でウス方面へ替わって行きました。

 

時間を見ると9時前。親父が「お~い、どうする?何時までやる?」・・・もう何時でも良い・・・。

あきらめムード漂う本州最南端・・・。その時船が来ました。

「どうですか・・・?ああ、あきませんか。もっと中の方やってみてや^^」

そしてあっけなく走り去っていきました。ふぅ~、何の気休めにもなりゃしない・・・^^;

この頃から「今日は間違い無く昼上がりやな」と言う思考が出てきました。

 

親父のほうへ言ってみますが、エサ取り一匹見えないという事です。

場所を交代してマキエを撒くと、サバのような物が・・・。ああ、もう嫌・・・・・・。

今日はじめて見た魚がサバ・・・。また気分が沈みます・・・。

 

親父と話し合い、次の船で帰る事に。今シーズン最後の釣りだというのに執念がない(^^ゞ

ラスト一時間頑張る事に。「うぉ~っ!絶対釣ったるけーのー!!」

気合入って流しまくります。沖を行くタンカーまで流すつもりで流しまくります。

その時、「コツッ」・・・・・・・・・・ん?「コツッコツツッ」「なに?竿先たたいてんの!?」

少し竿先であおってみるとまた「コツンコツン」「いやっはぁー魚やーーー!!」

しかしそこで魚信は途絶えました・・・。やっぱりこういうオチか・・・。

 

その後は何もなく、あえなく今シーズン最終戦終了と相成りました。

 

う~ん・・・と思いながら船で他の磯を見渡すと昼寝武者達がゴロゴロ。

「あ~よかった。俺らだけだったら、『敵討ちと』言い放ってきたちゃー様に申し訳が」・・・など思いながら。

 

こうして今シーズンは幕を終えたわけですが、まだまだアオリで頑張るつもりです。

去年は江住の地磯で面白いように釣れたんで、また行ってみたいなあと・・・(^^ゞ

 

 

(ちゃー)

 太公望さん、釣行記どうもありがとうございます。(^^

18日は想像以上にタフコンディションだったみたいですね。

大阪の方は比較的穏やかだたので、そんなに辛い状況とは知りませんでした。

ベタ凪ならガッカリしますが、波が強すぎてもガッカリ。グレ釣りに向いた状況に当たるというのは、

ホンマ難しいもんです。

 

 さて、寒グレシーズンもそろそろ終わってしまいます。

これからは、最近人気のアオリイカや夜釣りの楽しいシーズンでが、

アオリも面白いように釣れたとは、やりますね~(^^

勉強やクラブのストレスをアオリで発散して下さいね。

私は仕事でストレス溜まるような性格ではないけど、アオリのバラシではストレス溜まります(ーー;)