★ちゃー 牟岐大島 オオバエ 2002/11/9

 釣りに行こか〜と同じ会社のアラシさん、Aさん、メダマ君が集まったのは良いが、どうも天気は最悪である。

どこへ行こうか迷ったが、牟岐大島なら風裏かも?と情報を集めると、どうやらグレが釣れだした雰囲気である。

アラシさんが乗り気であったこともあり、出発直前に最終確認をして牟岐に決定!。

 

 ネックとなったのが交通費である。高速を走り明石海峡大橋を渡るためかなりの出費である。

ちなみに今回かかった費用は、

・高速代(中国池田〜鳴門)・・・片道7550円

・ガソリン代(今回は軽油)・・・約5000円

                  4人で割って 5000円

・オキアミ・・・800円×2(フィッシングホワイトハウス  高いけどけっこう上質)

・渡船代・・・5000円

 

 夜10時半にアラシ邸を出発し高速に乗るやいなや、後ろの席でメダマ君とアラシさんの宴会が始まる。

「今日は日本酒一升買うてきたでぇ・・・。」と嬉しそうに言いながら、運転するA氏と助手席の私の間に日本酒をこぼすとは嫌がらせか?(^^;

高速道は混雑もなく順調であるが、明石海峡大橋に出たとたん もの凄い風で車が揺れる。鳴門海峡大橋も40キロ規制であった。

 

 徳島に入ると片側3車線道路である。大阪のように路上駐車は皆無でありとても走りやすい。

途中エサ屋であるフィッシングホワイトハウスでオキアミを仕入れ順調に南下する。

道は南紀に下る42号よりもカーブが緩やかで、交通量も少なく、アラシ邸から買い物休憩を含め3時間半程度で牟岐に到着した。

その後、私も寝酒を飲み車内で熟睡(-_-)゜zzz…

 

 渡船屋に6時前に集まると、私たち4人と常連さん一人しかいなかった。

渡船屋の女将さんが、まあコーヒーでも飲んでいきと言うのでお言葉に甘えると、女将さん曰く、

「うちのおとーちゃんなぁ、船から そんな釣り方はあかん!・・・とか、撒き餌の撒き方が悪い!・・・とか、

マイクで言うから びっくりせんといてな。」とのこと(^^;

まあ、最近釣りに対するスタンスが、エエ加減になってるので、逆に気合いが入ってエエかな?と。。。

 

牟岐大島の渡船屋さんは、船着きにテントを張っている。

 

 船は6時半頃出船、ゆっくりとした速度で沖に浮かぶ牟岐大島に向かう。南紀とは違いけっこう距離がある。

途中船内で磯に降りる順番を決めるクジ引きが始まる。と言っても常連さん1人と私たちのグループ4人だけである。

常連さんが持った割り箸を順番に引くと、私の割り箸には番と言う文字が。

結局、1番は先輩Aさん、2番アラシさん、3番メダマ君、5番常連さんだった。

 

牟岐大島

 

 30分弱で牟岐大島に到着。土曜日であったが悪天候の予報のためか各渡船共にお客さんが少なく、4〜5人の船がほとんどで、

多いところで14〜5人くらい、少ないところは1〜2人であった。また、20軒近く渡船屋さんがあるそうだが、

この日出船していたのは11隻だけであった。

 

石切場で磯割抽選会

 

 各渡船の一番クジを引いた人が石切場に集まり磯割のクジ引きが始まる。先輩Aさんが引いたのは12番であった。

しかし無線で底物好調な12番と、フカセ好調な11番を交替することになり、船は全速力で11番に向かう。

 

磯割図

 

 最初に船を付けたのはオオバエと言う磯で、常連さんの話しでは超有名磯らしい。

全員降りろと言うことで、まず常連さんと私が磯に降りて荷物を順番に渡していく。

しかし船頭の気が変わったのか?、みんなここで降りんでも、分かれて釣ったら・・・と言う話しになり、何故かまだ船に残っていた

一番クジのAさんと2番のアラシさんはすぐ隣の磯に渡った。

 

 オオバエは長細い磯で常連さんとメダマ君私の3人だけなら、広々と釣りが出来そうである。

しかし江須崎と同じように、磯割はされているがすいているなら後から乗せても良いみたいなシステムらしく、

全然違う渡船屋さんがオオバエに二人降ろしていく。。。オイオイ、どこもガラガラやのに、、、。

 

 

オオバエ(左)と オオバエの隣の磯に立つアラシさん(右・オレンジのライフジャケット)

 

 結局、オオバエの右半分を私たちが釣ることになり、右からメダマ君、常連さん、私と並ぶ。

予報では波は3m、風は北西から強い風が吹くとのことであったが、釣り始めの頃はたいした風も波もなく絶好の釣り日和であった。

ただ少しウネリがあり、磯の手前にサラシができとても良い雰囲気である。

 

 撒き餌を入れると早速エサ取り軍団が姿を現す。キタマクラやコッパイスズミ、巨大イスズミが浅いタナまで上がってくる。

最初の仕掛けは2号道糸にハリス1.7号を1ヒロ半とり、G2のウキにガン玉・ジンタンを段打ちし様子を見ることにした。

エサ取りは秋磯らしく活発で、どこに入れてもエサは残らない。磯際を攻めたり沖を攻めたり、ジンタンを追加したりしたが、

エサ取りの腹を満たすだけでグレの気配は感じない。

 

 船頭さんはちょっと沖合からマイクで「グレがあかなんだら、前に出来てる潮目のところでイサキを狙え!」とアドバイスが飛ぶ。

常連さんは勝手知ったるという感じで大きめのウキとガン玉を打った仕掛けを作っている。

そしてやや遠投し潮目に仕掛けを落ち着かせると、早速良型のイサキを釣り上げた。

フムフム・・・と私も仕掛けをチェンジ。しかしイサキ釣りの仕掛けではない。常連さんが遠投してる隙に、

磯際のグレを拾ってやろうというセコイ作戦である(^^;

 

 今度は00号にハリス1.5号を1ヒロ取り、手前を攻める。この仕掛けが良かったのか早速心地よいアタリが出るが、コッパイスズミだった。

メダマ君はと言うとグレが浮いてくるのが見えるらしいのだが、サシ餌には見向きもしないと言うので、意地になっていろいろ試しているようだ。

常連さんの話しでは、メダマ君のポイントが一番良いらしく、確かに撒き餌に群がる魚が濃く見えた。

但し、メダマ君の右に大きく根が張りだしているので、潮の流れによっては根掛かりしたり、釣ってもバラシする可能性大である。

 

奮戦するメダマ君

 

 そうこうする内にタマに吹く左側(北方向)からの風が強くなってきた。他船の客を含め5人で釣っている磯の真ん中にいる私は、

なびく道糸で釣場が狭くなった。とりあえず休憩して裏側の地向きを見ると、沖向きと同じようにサラシができ雰囲気は良い。

また風が背中から吹くので釣りやすそうである。場所を変えて釣ってみることにする。

 

 一投目からアタリがありチョウチョウウオが釣れる。ムムッ、沖向きには居ないエサ取りだ。チョウチョウが居ればグレが居るはず!。

そしてすぐにコッパグレ。これは小さすぎて海に帰す。00号ではアタリが出にくく感じ、お気に入りのG7ウキに変更する。

すると次から次に竿が曲がる。磯ベラ、キタマクラ、イガミ、そして巨大イスズミ・・・。

渋々と出たウキの反応にアワセを入れてやると、その後強引に道糸を引きずり出していく。

アッという間にキューンブチッ・・・、傷が入っていたのか道糸から切れ、一番お気に入りのウキが・・・(>_<)。

 

 ここで一服お弁当タイム。常連さんは快調にイサキを釣り上げ4尾ほどキープしている。

裏で釣っても釣れないから、こっちで釣った方が良いよ・・・と親切に教えてくれるが、正直に裏の方が気配がありますとは言いません(^^;

弁当を食べて、0スルスルのハリス1.7号で釣り再開。足下に出来た大きなサラシが収まったとき仕掛けを入れてやると、

竿2本先で仕掛けが綺麗に馴染むようで、ウキゴムがスッと動いた。ジワッと糸を張ってやると、ウキがしもりだし、こぎみ良いグレの引き。

さほど大きくないのでブリ上げると30cm前後のグレ。

 

やっとこさの1尾

 

 うしろでよく竿が曲がってますね、と常連さん。実はこうこうこうで、、、と正直に報告。

この後、常連さんは時合いと睨んだのかグレ狙いの仕掛けにチェンジし、見事に本命場で33cmの中型グレをゲット。

私の方は、とにかく仕掛けがうまく馴染んだと思ったら大型イスズミが掛かり、5〜6回仕掛けがズタズタにされる。

その間に同型のグレを何とか一尾追加し15時に船が迎えに着て終了。

 

29cmのグレ2尾と同型のテンス

 

 港に帰るとなんと熱々のうどんがサービスで出てきた。うどんを食べる前にバッカンを洗おうと50cm位段差のある堤防をストンと飛び降りた。

すると勢い余って堤防のヘリでバランスを崩した。うっ、落ちる!

目の前は当然のことながら海、しかし漁船係留用のピーンと張った状態のロープが見えた。

手を回し落ちそうになるのを堪えたが無理と判断し、意を決してロープに飛んだ!

ロープに足を掛け堤防に戻る・・・・・・そんなに甘くはないわな、やっぱり。

でも何とかロープにしがみつき、片足水没だけで堤防に這い上がった(^^;

 

Aさん アラシさんと船頭さん夫妻。

 

 帰りの徳島市内は田辺市と同様の渋滞。でも片側3車線路上駐車ゼロなので走りやすい。

途中、晩飯休憩を取り、20時前にはアラシ邸に到着した。