2005年6月18日
この日は忘れられない釣行となりました。
日置川の新しい渡船屋さん、三倉渡船で平八に渡りました。
好調に良型フエダイやイサキを釣り上げ、夜10時すぎにそいつはやって来ました。
ウキがゆらゆらゆっくり沈み、合わせると根掛かりのような感触。
でもゆっくりゆ〜っくり強大な力で、右側へ動いていきます。
私はその場に座り込み、思いっきり竿を立てました。
座ってると言うより、寝転がって夜空を見上げた状態です。
固く締めてたドラグから、相手のパワーにより簡単に糸が出ていきます。
指でドラグを止めると、確実に糸が切れる感触が伝わってきます。
無理せずと言うか出来ず、ただ竿を立て耐えて耐えて…。
やがて相手は地方寄りの磯際に張り付きピタリとも動かなくなりました。
私は立ち上がり、何とか魚が出てこないかと竿を揺すったり、糸をゆるめたり。
でも根掛かりしてしまったのか、ウンともスンとも…。
あきらめようか…でもあきらめきれず、斜面を下に降りて真横から引っ張り出すことに。
ええっい!………何か動いた感触が。
少し動いたら、あとは力尽きたのか浮かび上がってきました。
タモタモタモ・・・同行のひげさんが叫びます。
でもタモ入れ出来ても、磯の上には上がらないと確信!。
浅場まで寄せて、竿をひげさんに手渡しました。
こんな時のために忍ばせていたハンドギャフ。
確かライジャケの内ポケットに入れたはずですが、気持ちが焦ってかナカナカ出てきません。
ようやくハンドギャフを探し当て、波が足元を洗うのも気にせず、浅場に降りました。
竿を持ったひげさんが、うまく魚を寄せてくれます。
私はハリスを手たぐり寄せ、一発で魚の口にハンドギャフを掛けました。
よっしゃ〜〜〜!!!
重い!・・・何とか片手で魚を上げましたが、下手すりゃ海に落ちそうな状態に・・・。
何とかヌルヌルする魚を押さえつけ、ギャフをひげさんに手渡します。
ひげさんがパワー一発、安全なところに魚を持っていってくれました。
大笑いのひげさん、放心状態の私、磯の上では初めてのガッチリ握手です。
磯の上でメジャーを当てると80cm。船頭さんが持って帰ってからの計測で78cmのクエでした。
三倉さんのポラロイドで
私が釣ったフエダイ、イサキ。
キモの大きさにビックリ