Sound Horizon

071030

【ライブ】「〜第二次領土拡大遠征凱旋〜“幻想楽団メジャーデビュー三周年大記念祭”後夜祭」 – 10/28(日)

というわけで、品川ステラボールの追加公演三日目の話でっす。
スタンディングってこともあってか距離も近かったし、そしてなにより音響が良かったー。構成もまとまりがあって良いステージでした。 サイリウムも消えた今になって、なんだかしみじみとそう思うわけです。

しかしシャイタン出たね! 事前情報をほとんど入れないで行ったのだけど、あれは大変そうだし出ないだろうなーと思ってたので、イベリアから曲が始まったときは「うおおっ!?」ってなったな。
しかもシャイタンだけじゃなくてイヴェールも出たしね。しかしRevoさんはモード・シャイタンの時とモード・イヴェールの時で人格違うよなー。ロールプレイしてるとしても、やっぱり衣装の力は偉大。

しかし元来クリエイターである人がパフォーマーになっちゃったものだから、今回はケガの絶えないこと絶えないこと。いやあ、非常にサービス精神旺盛な人で、しかも凝り性なところがあるからそうなっちゃうのかな。
そういうまじめな所は大変好ましいけど、やはりファンをやきもきさせるのはいくない! とも思うわけですよ。
パフォーマーとしてもちゃんとやれるのだから、次はきっちり体作ってきてもらわなければ。私はRevoさんの声が結構好きなので、聞けなくなるのは寂しいしね。

そう、最初聞いた時は声質は好きだけど声量がなあ~と思ってたのに、今回のステラボールは結構声通ってたよね。あのちょっとハスキーなかんじの声、好きだなあ。そこそこな年齢(のはず)なのに少年ぽい感じのする何とも奇妙な雰囲気がある。

で、問題のRevoたん(Revo+シャンターン、という中途半端キャラ)。なんかああいうキャラ、ワンピース(マンガ)にいなかった? ぱっと見ピエロにも見えなくも無……いやいや、い、いい意味で。ですよ。
あのメイクを落としてもう一度セットしなおすのは大変だってのは、正直よーくわかるだけに、陛下無茶しやがって愛してる!! みたいな萌えればいいんだか笑えばいいんだかわからない心持ちになりました。

さてセットリストについては他の方も書いてらっしゃるでしょうし、私は特に記憶に残った曲について触れていくかんじで。
まずイベリア三曲。まさかのシャイタン登場……しかし場所が悪かったため、あまり見えず。ガク。じまんぐ氏が賢者を通り越しておじいちゃんと化していたのは笑っちゃったけど、歌姫の歌は三日目にもかかわらず安定してて良かったデス。しかしRIKKIさんの安定度はさすがだね。あとライブ版のアイク氏の語りは戦闘的で良い。

その次は三周年メドレーなのだけど、やっぱアコースティック版の「恋人を撃ち落した日」はいいな! 原曲もファンタジーな曲なのだが、ライブ版はさらに甘く苦くデュエットモードでモジモジ感がさらに倍!

そして「雷神の系譜」これまたファンタジーな曲で、最初に聞いたときは「『邪神』とかいう単語、久々に聞いたわ……」と目をかっぴらいてしまったわけだけども、それが今じゃRevo氏とYUUKIが腕をかかげた時には演出もあいまって、最高に盛り上がる曲の一つになってしまったんだよ。

でまあアビスが出てきたり、KAORIスペシャルな「緋色の風車」とか、じまんぐオンステージな「黄昏の賢者」とか、盛り上がらざるをえない曲が続いた後は、「青と白の境界線」でサイリウムをポキッっと折るとそこには光の海が!

「星屑の革紐」にはスペシャルゲスト井上あずみさんご登場~。そうそう、後ほどやったメンバー紹介ではラピュタの「君をのせて」を歌ってくれて、あれは本当によいものでした。亀さまのヴァイオリンも唸ってて、かっこよかった!
で、まあ間奏の間にショートコントがあったりして――しかし「サウンドホライズン キングダム プロージット!」は(えーっと、もしや銀英伝?)というほのかな気持ちに惑わされて、うまく掛け声に合わせられませんでした……。

メンバー紹介はじまんぐ氏が担当だったのでテンポ良くすすんだんだけど、そうすると肝心のじまんぐ氏の紹介がさらっと終わってしまうという弊害が! これはいかんともしがたい悲しさでした。

しかし、アンコールに続くイヴェールと双子の人形の登場はロマンツアーの再演きたーっ!! ってなかんじで、ほんと嬉しかったです。

で、最後は「ハジマリのChronicle」。実を言うと私はSHの曲の中ではこの曲がいっとう好きなのだけど(まあクロセカの世界観と合わせて好きという意味合いも強いので、単品ではあまり挙げないことが多い)でもやっぱりこれでシメてくれるとなんだかちょっと「特別」ってかんじがしました。

Revoさん最後の挨拶は何だか少し声をつまらせていたけど、おつかれさまでした。とても楽しかった!
また次の作品で、私たちを新しい地平に連れて行ってくれると信じてる!!