120903
「Linked Horizon」名義では初のCD! スクウェア・エニックスのゲーム「BRAVELY DEFAULT」とのタイアップ企画ということで、今後はこういうコラボ作品は全てサンホラではなく、リンホラ名義でやってくよ、とのこと。偉い人も今回は「Revo」で活動するみたいなので、いつもの似非がどうたら〜とか、王様なんです! みたいなアレコレは一切無しみたい。
まああれは……初見の人には入りづらい設定なのでまあいいんじゃないかなーと(笑 いや、私は好きなんですよ! ああいうお約束というか、共同幻想にはサンタクロース的な夢が詰まっているのです。みんなが「いる」と思えば、サンタも王様も確かに存在しているんだよ!
さて、今回も発売日にアニメイトで買いました。まあ単にアニメイトが行くのに便利なところにあるからってだけなんですけども。
初回限定盤と通常盤、両方買ったので特典も二つついてきました。通常盤のジャケット写真を使ったA5クリアファイルです。むむ、このサイズのクリアファイルあまり使わないけど……どうしたもんかなー。チケット入れとか?
では、最初に初回限定盤を開けます! パリパリパリ……外側の紙ケースは表面加工とか抜き加工がしてあって凝ってますなー。あと中のプラケースをあける時、いつもの癖でケース裏とかに何か仕込んであるんじゃないかと思ってしまったけど、これリンホラだし無いよね(多分)。
歌詞カードを開くと、何枚か古びた紙みたいな形に型抜きしてあります。それにしても、あ、あれ? クレジットの部分にデザイナーさんの名前が無いぞ! いつもチェックしてるのに、ポニーキャニオンの仕様なの? えー、まじでー。地味にがっかりだよなんだよー。
PVは初回限定盤にのみついてきます。パイ○ーツ オブ カリビ○ン? とか散々言われた海賊風の格好したRevoさんが色々がんばってます! あと女の子がニヤリ笑いしたりしてます。
全体的には今までのPVの中では、一番つっこみどころが少ないかんじ。歌い手(というかRevoさん)の動きが若干ぎこちないのはいつも通りですが……いやこれでもだいぶ良くなったんだよ! でも最後の謎の手の動きはなんだろう。リンクトホライズンのポーズ? 的な?
PVでも使われた曲です。手持ちのヘッドホンで最初に聞いた時は、低音が効きすぎて歌が全然聞こえなかった。。。『Märchen』の頃から低音が強くなってる気がするけど、この曲はさらに低音がドコドコいってます。まあ元々低音重視のヘッドホンなので、軽めのイヤホンに変えたら大丈夫でした。
普段音楽をあまり聞かないので、音にそれほどこだわりがないんだけど、ヘッドホン変えるとこんなに変わるとは思わなかったな。
曲は良いです! サンホラらしいキャッチーな曲。自分はRevoさんの声がとても好きなので歌もいいなーと思うんだけど、あ、滑舌ちょっと良くなったかんじ。声も前に出るようになったような? ボイトレ続けてくれてるみたいでうれしい。
歌詞はいつにもまして直球ストレート。今回はストーリーCDではない上に、コラボ作品なのでひねっていないのかもしれないけど、実はこういう作品のほうが素が出しやすいんじゃないかな、という気もします。
サンホラってちょっとゴスな雰囲気だったり、暗かったりグロかったりするところがあって、そこも魅力の一つではあるんだけど、それはRevoさんの本質ではない気がすんだよね。
彼は実に「育ちが良い」人だと思うので、それゆえに暗い表現をしても暗くなりすぎない。のめり込み過ぎずに、どこか客観的にやれる、みたいな……。
そういうバランスの良さが、私はすごくいいなって思ってます。Revoさんてちゃんと愛されて肯定されて育ったんだろうなあ、という感じがするんだよ!
この曲は通常版のCDにしか入っていないので、ここで唐突に通常版の話になりますよ。通常版はジャケット写真が違っているのと、歌詞カードが普通の紙になっている以外に、この「来訪者」という曲が入ってます(かわりに初回限定盤には「戦いの果てに」が入ってる)。
ジャズっぽいアレンジがされたインスト曲で、ピアノとギターとストリングスがメイン。ギターはライブでもおなじみジェイク兄が担当だよ! 異国の酒場で流れてるBGMみたいなイメージ。
こちらは初回限定盤限定の曲。ゲームでのボス戦の曲がベースになってるらしいー。
戦闘曲らしいアドレナリンがどばーっと出るような、かっこよいロックな曲がひたすら続くと思ったら一転、ピアノのメロディーになったりとか、緩急があっていいかんじ。
サンホラやる前はゲーム音楽のアレンジやってただけあって、さすがツボがわかってるってかんじの曲です。ほんと生き生きと作ってる感じがするんだよな(笑
ゲーム音楽なのでループするのが前提なんだけど、二周目は微妙にアレンジが変わってたりとか、コーダの部分が付け足してあったりして、サービス精神を感じます。
しっとりとしたピアノ曲。なんかえらく上品な雰囲気だなあと思ったら、アレンジが千住明さんでした。大河ドラマの音楽とかやってる人だよね? 経歴が結構すごかったような気がしたんだけど、え? 東京芸大を主席で卒業とか……あらー、なんかすごい人ね!
NHKのネイチャー番組で使われてても違和感ない感じだけど、ところどころに入る装飾音符がとってもRevo節。
譚詩曲=バラード、ということで前半はゆったりした曲調。ジョエルさんの声がもうほんとね! 透き通るような声ですよ! でも味があるんだよね〜いいよね〜。
そんでもって後半の突然の盛り上がり! 真っ直ぐに、唯、真っ直ぐに! そしてオルゴール音からの劇的な幕切れ。なんかこれからすごい話がはじまりそう、って感じがします。映画のオープニングみたいな。
こんなかんじで、4曲入りのマキシシングルながら、聞きごたえのある一枚でした。
今このテンションだと「大紀行」どうなっちゃうんだ。楽しみだな。
コンサートもすごい期待してます。オケと競演とかもうほんと、ほんとね! ずっと「そうなるといいなー」と思ってたけど、いざ実現するとなるとドキドキしてしまうのであった。