120727

【SH】コミックマーケット82

新刊のSound Horizon本は、いつも出してる「SHolic」シリーズの副読本、「SHolic Notes 01」になります。春に新しいのを出したばっかりでいろいろ間に合わなかったので。。。
一度やってみたかった、まっ黄色の紙（普通の色上質ですが）に黒刷り表紙。小さめA5サイズのワンコイン本です。

なんか某、科学アドベンチャーシリーズのゲームタイトルに似てますが、後で気づいたことなので勘弁して下さい。ひぃ。

コミックマーケット82

2012年8月11日（土）
西地区“き”ブロック－02a

新刊

「SHolic Notes 01」（エスホリック ノーツ 01）

SHolicシリーズの副読本。ちょっとした暇つぶしにどうぞ！
『ルクセンダルク小紀行』の話もちょこっとしてます。

A5／20ページ／表紙・中面モノクロ／100円
2012.8.11 初版

既刊

「SHolic 03＋04」

※再録新刊です

B5／52ページ／表紙フルカラー・中面モノクロ／600円
2012.8.11 初版

「SHolic 06」「SHolic 05」「SHolic 01＋02」

「06」は増刷しました。
「01＋02」 は数冊しかないので、欲しい方はお早めに……。
次からはPDFダウンロードみたいな形にするかもしれません。

既刊の詳細は「同人誌」のページを参照してください。
以上、よろしくお願いします。

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『ルクセンダルク小紀行』の視聴版が公開されましたけど、女性の声は誰なんでしょうか！　ふおぉ。

120724

【近況】神林長平さんのサイン会でした

最近サイン会ばっかり行ってるように見えるんだけど、私はサイン会マニアというわけではなく、たまたまです。

神林さんはえっと、私が一番好きな作家です！　一番最初に読んだのは、図書館で借りた『戦闘妖精・雪風』だったかな（旧版なので題名に「改」がついてない）。表紙がミリタリーっぽい零さんが描かれてるやつ。これもう絶版本なんだけど、以前知り合いから誕生日にいただきまして……大切に取ってあります。

当時はまだ高校生で、SFを読み始めたばかりだったんだけど、なんだろうなー、題名が気に入って、それで手に取った気がする。
本はすごく気に入ったんだけど、他の作品も読もうとは思わなかったみたいで、その次に手に取ったのは数年後、『グッドラック　戦闘妖精・雪風』の文庫版でした。
もう社会人になってたんだけど、駅の本屋に寄ったらそれが山積みされてて、え！？　「雪風」の続きがあるの？　って思って買ったら「なんぞこれおもしろすぎる！！」ってなって、他の作品も必死で集めました。

必死で、ってのは当時は絶版になってる本も多くてですね……最後に揃えたのは「言壺」だったんだけど、一年ぐらいかけて古本屋をいろいろ巡りました。でも今は再販されててほとんどは手に入るはず！　すばらしいことです。

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今回は書き下ろしの新作、「ぼくらは都市を愛していた」の発売記念サイン会。
前回「アンブロークン・アロー　戦闘妖精・雪風」の時もサイン会あったんだけど、それを逃しちゃって血の涙を流したので、今回はこそはと勇んで参加した次第。

サイン会が始まる前に、ちょっとしたトークタイムがあったので、覚えてる限り箇条書きしときます。

・朝日新聞出版から出すのはこれで三冊目
・『ライトジーンの遺産』『永久帰還装置』を書いた後、あともう一冊書きますと言って、はや数年、ようやく約束を果たせました。
・はじめはミステリーを書こうと思っていた。「自分が犯人なのはわかっているのに、自分が誰なのかわからない」というのを思いついて、そういうのを書こうと。
・自己が分裂しているという（記憶喪失とか多重人格のような）方向に持って行くのは古い。今はむしろ、世界そのものが分裂していると言えるんじゃないかと。
・作品のテーマは「自分がいかに納得して死ぬか」ということ。
・伊藤計劃君が死んだことは影響を受けた。
・3.11の震災は作品そのものには影響を与えていないが、それ以降、一年ぐらい執筆ができなかった。
・震災という出来事は「自分がいかに納得して死ぬか」というテーマに矛盾していて、作家というものはテーマが変わってしまうと、作品を一から作り直さないといけなくなるからです。
・それでも「自分が納得して死ぬ」ことができるならば、と書いたのがこの作品。
・自分でも納得できるものが出来た。傑作です。

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「傑作だと思います」でも「傑作になっていたらいいです」でもなく、「傑作です」と言い切るところがカックイイぜ！

神林さんは黒いTシャツ（ギターのイラストが描いてある）にジーンズ姿でした。私の中では世界で一番かっこいいおじさま（当社比）なので、どんなお姿でもカックイイ！　なのですが、まあなんとも理知的な佇まいのお方でした。細長い指も好み。
「今日ははじめてお会いできて嬉しいです」と言ったら、にこっと笑ってくださって、うおーーー世界で一番かっこいいおじさま（当社比）の微笑みゲットォオオオ！　と一人で盛り上がってしまいました。ふむんっ！

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さて、実を言うとまだ本書を7割しか読めてません。一週間だと読み切れなかった……とはいえ、なんだろうな、今までの作品とはちょっと違うって感じしますね。生っぽい。あとちょっとえろい。神林なう！　というかんじです。
表紙の都市の写真は東京スカイツリーで、東京タワーじゃないところにも「なう」を感じる、そんな本。

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追記。読み終わりました！　うおおお、これはね、「アンブロークン アロー　戦闘妖精・雪風」と「いま集合的無意識を」を読んでからのほうがわかりやすい！　それと「虐殺機関」（著：伊藤計劃）も。
最後のオチが好きだなあ。そう、神林長平は走り続けるのです。いつでも、人より半歩先を。

120713

【SH】コミックマーケット82の進行状況

夏コミのサークル参加についての進行状況の中間報告なぞ。

3月に出したサンホラの本「SHolic 06」を増刷しました。今回は多めに刷ったので充分あると思われます！　誤字脱字も修正しました。第一版お買い上げの方申し訳ないですすいません。毎回、一生懸命見るんですけどなかなか。。。

同時に「SHolic 03＋04」を再録新刊として出します。こちらも誤字脱字と文字組の修正をしてありますので、少し読みやすくなっている……といいな！　ご興味のある方は、ぜひどうぞ。

完全なる新刊については、いつものやつはちょっと無理だったのですが、せっかくのコミケなので「SHolic」シリーズの復読本的なものを作ってます。ページ数少なめなので、気軽に買えるお値段でと考えとります。

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そんなことより、リンホラですよリンホラ！　Linked Horizon！　自分ゲームはほとんどやらないんで、うわーやべーってかんじなんですけど、DS買っちゃおうかな（チラッ　みたいな。オーケストラとの競演とかもうほんと最高。

今年の夏も熱くなりそうです！！　

120713

【近況】おがきちかさんのサイン会でした

マンガ「Landreaall（ランドリオール）」20巻の発売記念、おがきちかさんのサイン会に行ってきましたー。
去年のクリスマスのサイン会は参加できなかったので、今回行けて良かったです。（クリスマスの中並んだものの定員オーバーで、悲しみのあまりやけくそになって友人とサンホラカフェに行ったんだよ！）

おがきさん美人だった。おおおお。こんな美人が……あんな漫画を……ぉお！！
アイボリーのレースっぽいワンピースに、茶色い髪を結い上げたフェミニンスタイル。お似合いでしたです。

サインと一緒に、好きなキャラを一人描いていただけるということで、さんざん悩んだ末に……クエンティンにしました。
DXは好きだけど主人公だし表紙にもなってるし、竜葵さまは友人が描いてもらうって言ってるしで、うーんうーんと考えた結果、キャラクター人気投票でクエンティンがあまりにも順位が低くて、なんで！？　となったことを思い出したので。
クエンティン好きなんだけど、あんま人気ないのかなあ。まあどっちかというと敵っぽいから？　あの、したたかに危ういとこがちょうかっけえと思うんだけど。

参加者は男性3割、女性7割というかんじでした。自分より前に並んでる人の様子を見た限りでは、男性にはファレルさんと、オズモおじさんとかが人気。オズモおじさんいいよね！　で、女性にはDXとフィルが人気だったみたい。フィルは共感しやすくていいキャラだよなあ。

クエンティンはどうだったかというと、私の番になって「今日は初描きです」って言われてしもうて、あああやっぱりーという感じでした。もっとみなさんクエンティン氏を応援すべきだと思います！
おがきさん曰く、「クエンティンはちょっと昔の美形キャラみたいなそういうイメージです。髪が長かったりとかそういうとこが」ということでした。うむ。
まあ、彼は自分の容姿をどう見せたら一番劇的に見えるか、ぐらいは計算してそうだけども……。

サインを描いていただいている間、編集さん（？）が色々話しかけてくださって、間がもてて良かったです。
作品を知ったきっかけを聞かれて「ネットで見て、うわーとなって必死に集めました」って言ったんだけど、後でよく考えたら「ネットにアップされたマンガを見てそれを必死に集めました」と思われたかもしれん。ぎゃー言葉足らずだった。
正確には「ネットで（書評を）見て、うわー（これは買うべき！）となって（方々の書店を探して）必死に集めました」が正解です。ああん。。。

おみやげにペーパーと、サイン会限定のカードをもらったよ！　あと書店別の特典ポストカードもついててラッキー。
ペーパーには「失恋したようで実はそうでもない主人公が刮目する日をご期待ください」的なことが書いてありました（笑
う、うむ。あれは失恋じゃあないよ、なー。

とはいえ、DXは今までだったら「普通の人」として生きる道もあったけど、これで「普通の人」としては生きられなくなっちゃったな、みたいな気はしました。
DXさんって、人生で大きい決断をする時に必ずそこに女の姿があるよね（笑　まあでも、人生ってそんなもんだと思います。うん。