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巌窟王 その他01

アニメ「巌窟王」。感想文以外の萌え語り、ただの叫び。
新しい記事ほど下にあります。


関係各所様におかれましては巌窟狂想曲エド、アルと言えば


【2005/2/24】

関係各所様におかれましては

前田真宏監督の手による漫画がアフタヌーンに連載されることになってたり、DVD第一巻が発売になっていたり、サウンドトラックが出たり、アニメの小説版が出たり、もうなんだか盆と正月とゴールデンウィークが一度に来たかのような具合。
問題は私がまだどれも手にしたり見たりしてない、ってことなんだが、ネットを見ればそれなりにそれなりの情報が入ってきて、いい世の中だなって思います。

Movie Wolkerのボイスキャスト映像も、あれ面白いな! あぁ、フランツ……じゃない、平川サンがイイヒトすぎてなんだかドキドキします。あと伯爵がゲーマーな件についてもトキメキました。PSPですか、そうですか。
それと公式ブログには、ルノー(の声)の人によるなんか描き慣れてらっしゃる絵があったりしてビックリした。

サウンドトラックの評判がなんだか良くて、「今すぐ欲しい欲しい欲しい」と思った末に、深夜までやってるってことでオシャレタウンのオシャレCD屋に寄ったのですが、巌窟王の「が」の字も無くてがっかりしました。もう二度と行きませんよ……あんなオシャレCD屋……。ペッ。
頼りになるのはやはりアニュメイト!(もう開き直ったぁ!)

それにしても、普通は「会員限定」なんかで公開されるムービーを公開してくれたり、公式サイトとは別にブログやってみたり、漫画になってみたり、(「他人に描かれるぐらいなら、自分でやりますよ」って意気込みだよな……監督……)宣伝・販促その他もろもろ、結構お金と手間暇かけてるよなぁ。深夜アニメなのに……関東圏でしか、地上波放送してないのに……。

この勢いでゲームとか出そうじゃない? 刻命館みたいなやつ(やったことありませんが)。 ついでに映画化とかなりそうじゃない? 巌窟王ソーセージとか出そうじゃない?

日々「巌窟! 巌窟!」と思っていると、何見ても巌窟に見えてきて、本当に困る。
「バルト海の復讐」(著:田中芳樹)をうっかり買いそうになったり、前に買った村田蓮爾さんの画集兼、服・グッズカタログみたいな「rule」って本をムニャムニャ見ていたら、どう見ても「あなた前田監督さんですよね? ね?」っていう人が、ちらっとモデルっぽく映ってる写真があって、無駄に興奮したりとか。

ちなみに「バルト海の復讐」の元ネタは「アドリア海の復讐」(著:ジュール・ヴェルヌ)って本で、さらにその元ネタが「モンテ・クリスト伯」なんですよ……ってことですね。なんか遠かったですね。すいません。
結局「バルト海の復讐」はあんまり面白そうじゃなかったので、買いませんでした。田中芳樹サンは、「銀河英雄伝説」の良き思い出と共に心の底にしまっておこうと思います。

ところで「SFが読みたい! 2005年度版」という本(というかムックかな?)の、海外SFの著者を紹介するコーナーをパラパラ読んでいたら、イタリア人作家のイタロ・カルヴィーという人の、「柔かい月」という短編集に「モンテ・クリスト伯」という題名の一篇があるらしい。曰く、

巌窟王こと、エドモン・ダンテスが永遠に牢獄から脱出できない理由を延々と考察する

っていう内容ですってよ。なんじゃろな
SFジャンルで『奇想とロジックの短編集」だそうですけども。でもアニメの伯爵はフツーに、脱出できない理由を、延々と考察してそうで笑える。……どんなもんか読んでみようか。

【2005/3/2】

巌窟狂想曲

土曜日にやっと、予約していたDVD第一巻を取りに行った。品薄の噂も高かったサウンドトラックも(あまりに店になじみが無いので、ぐるぐる回った末に)結局同じ店内にあって、ホッとした。 無かったら聖地巡礼(秋葉原あたり)を敢行していたところだ……。
ついでに小説の2巻目も同店内で調達し、やっぱ「餅は餅屋だま!」と微妙に不本意ながらも納得してしまったのでした。

さて、その店ではポスターを付けてくれたんですが、その時は正直こんなライトサーベル持って職場行けるかよ!という気分でした。
でもまぁ、どうせ誰もいないだろうし、いっかーと思いつつ、それでもカバンの中にあったどこかの袋でカモフラージュしてみたりしたわけですが。

それでまあ、会社へ行って、案の定誰もいないわけですよ。それでテイクアウトしたパスタをズバズバ食べ、スタバのトールラテをゴクゴク飲みながらDVDを開けてみたり、CDを開けてみたりして一人ニヤニヤしていると、「ガチャリ」とか音がしたですよ! 「ヒギッ!?」(←本当にこういう声が出た)と一声叫んで、青いアニメイトの袋にガサガサとブツを突っ込んだところに上司登場。うわーうわーうわあぁあああああ

何もなかったように「おっ、出勤?」と言う上司に、「は、はひっ、今来たとこッス」とか言う自分は間違いなく怪しい。怪しすぎる! でもめげずにこそこそCDをセットして、聞きながら作業した。
土日で10時間以上リピートしつづけていたと思うが、飽きない。すばらしい。作業しながらとはいえ、普段ほとんど音楽を聴かない私としては、なかなか驚異的。

クラシックミックスな「MONTECRISTO」がなかなか興味深い。「悪魔のロベール」「ランメルモールのルチア」「マンフレッド交響曲」が混ぜてある……マンフレッドはあれだな。第一楽章の後半部分と、第四楽章の最初の部分が使われてたですね。
「WE WERE LOVERS」「Anger」そして、「海嘯」に続く「You won't see me coming」が好き……JJ・バーネルさんの曲がかっこいい(全然知らんですいません)……それから実は「mercedes」が好き。ああいう女性ボーカルのハミング系ってほっとする。
どっかで読んだ話だと「Waltz」が当初エンディングに使われる予定だったらしいけど、「You won't see me coming」で正解だ! あれがあるのと無いのとでは、ね!!
全体的には「夜」のにおいのする曲が多くて、さすが夜メロだなと思いました。

DVDも第一巻もバッチリ見ました……三回ずつぐらい。実はニ幕だけ見てなかったので、やっと補完できて嬉しいです。
アナザーサイド・モードだと、「ブリジット・ジョーンズの日記」ならぬ「モンテ・クリスト伯の日記」っぽい次回予告が聞けて、あれはなかなかいいものですね!
それから、第一幕の絵コンテ集が入ってたけど、一幕分丸々あるとは思わなかった。絵コンテに忠実にアニメ化されていて、(あたりまえかもしれないが)びっくりした。

小説の方は、アニメより原作に近いテイストも漂わせつつ、ヴァランティーヌの没設定がイキになっていた。アニメと合わせて読むと面白い……オートゥイユで伯爵が提案したゲームの組み分けは、あんな風にやったのかぁとかね。

最後に「嬉しいけどちょっと邪魔」と思っていたポスター。表面は伯爵とアルベールの良く使われているあの絵だったんだが、全体に金の特色インクが使われてた。キランキランじゃなく、つや消しっぽいかんじで……なかなか良いものだったです。おわり。

【2005/3/3】

エド、アルと言えば

一般的(かなり狭義な意味においての「一般的」だが)には、エドといえばエドワード・エルリック。アルといえばアルフォンス・エルリックなんだろうなあ、とは思いますよ。
私も「鋼の錬金術師」漫画、読んでますよ。アニメもまあ、たまーに。テレビつけてやってたら見るぐらいの頻度では見てましたよ。

でも今なら言える! エドはエドモン・ダンテス。アルはアルベール・ド・モルセール子爵。……ですよね?

あと、どうも最終話のタイトルらしきものを見たりして、その元ネタに思い当たったりして、なんだかいたたまれない気分になったりしたこと。それからおまえはトンでもない妄想家だよと思われてもいい! でもなんか……フランツは生きてるんじゃないかって最近思えてきてしまったりとか、……とにかくまあ、なんだ。寝ます。