絹(シルク) 絹は,蚕の体内で作られた液状のたんばく質が繊維になったものです。 絹の原糸は2本のフィブロイン と呼ばれるタンパク繊維とそれを包んでいるセリシンと呼ばれるたんぱく質からできています。 精練を行うと,セリシンが除去され(元の重量の20〜30%がセリシンの重量)2本のフィブロイン繊維が現れてきます。 私たちが通常絹と呼んでいるのは,このフィブロインのことです。 精錬時に除去したセリシンは保湿性能があるので、化粧品などに使用されています。