蕎麦粉を使って、色々な美味しいそばがき(蕎麦掻)を作ってみましょう。
そばがきの作り方(碗がき法、鍋がき法)
▼碗がき法
【材料】・・・1人分
そば粉40g、熱湯適宜、そばつゆ又はしょうゆ、お好みの薬味
【作り方】
1.そば粉を碗の中央に富士山のような形に入れる。
2.熱湯を八合目(頂上が少し出るくらい)まで、注ぎ、すぐに箸で、すばやくかき混ぜる。
3.マシュマロ位の硬さに整うまで、ひたすら練り続ける。どろどろとして箸でつかめないようでは柔らかすぎるし、かき混ぜる箸の抵抗が強すぎるようでは硬すぎる。お湯の量を調整しながら好みの硬さで作る。
4..そばつゆ又はしょうゆ、お好みの薬味(わさび、大根おろし)で食べる。納豆で食べるのが私の地区の風習です。
▼鍋がき法
【材料】・・・5人分
そば粉100g、水100cc、熱湯260cc、そばつゆ又はしょうゆ、お好みの薬味
【作り方】
1.鍋に水とそば粉をいれ、全体にムラがなくなるまでよく溶かす。そこに熱湯を加え、さらによく混ぜる。
2.強めの中火にかけ、泡立て器を使って絶えずかき混ぜながら加熱する。
3.鍋のふちに固まりが付着し始めたら、固まらないように注意して混ぜ続ける。
4.鍋全体の半分くらいが固まったら、火から下ろし、さらによく練る。
5.生地が整ってきたら、泡立て器をすりこぎに持ち替え、もう一度火にかけてさらに練る。この時、生地が柔らかいと感じる場合は、そば粉を少し加えて硬さを調節する。
6.マシュマロ位の硬さに出来上がったら、鍋の片側に生地を寄せとりわけやすいようにまとめる。
7.皿を用意し、水にぬらした玉じゃくしでそばがきをすくって盛り付け、そばつゆ又はしょうゆ、お好みの薬味を添える。
▼電子レンジでそばがきを簡単に作る
【電子レンジでそばがきを作る時のコツ】
水の量は基準を粉の重量の2.5倍にし、1倍(非常に硬い)から5倍(柔らかいが冷えると適度な硬さになる)の範囲で、好みや作るものによって選ぶ。
計りがない場合、湯飲みなどの容器にそば粉を7分目、水をすりきり一杯にする。
【材料】・・・1人分
そば粉50g、水120cc(粉の重量の2.5倍)
1.水入れ・・・粉を器に入れ、水を全部入れる。
2.水で溶く・・・箸などでダマをほぐすように、ゆっくりかき混ぜる。
3.溶いたそば液をこす・・・茶こしや揚げざるを通してこす。茶こしなどに残ったダマをスプーンなどでこす。
4.電子レンジでチン!・・・電子レンジで2分30秒温める。
5.2分位たったら、外から庫内の様子を見ていて、蒸気で庫内が見えなくなってから10秒加熱する。
6.加熱時間は、そば粉と水の量によって変わる。
7.器の周りがまだ水っぽかったら、10秒単位位で再加熱する。
8.加熱時間が長いと水分が少なくなり、スポンジ状になってしまって、硬くなる。
▼そばがき料理のいろいろ その1
【そば粉クレープ】
【材料】・・・そば粉、薄力粉、卵、水、サラダオイル、塩、胡椒、旨み調味料、マヨネーズ、レタス、生ハム、ツナ
【作り方】
1.そば粉100g、薄力粉100gを混ぜる。
2.卵3個をといて、1に混ぜる。
3.2に、水を適量混ぜ、塩、胡椒、旨み調味料を適量入れる。
4.次にフライパンに少量のサラダオイルを入れる。
5.3で出来たものをフライパンで焼く。
6.焼く時は、表だけ焼く。
7.6で焼いたそば粉クレープにお好みで、レタス、生ハム、マヨネーズ、ツナを入れる。
8.上の写真のような、そば粉クレープの完成。
▼そばがき料理のいろいろ その2
【そばなべ】
【材料】・・・柔らかく作ったそばがき、鳥肉、ゴボウ、にんじん、しょうゆ、酒、みりん各適宜、水適宜
【作り方】
1.鳥肉と野菜を食べやすく切り整え、水、しょうゆ、酒、みりんでしょうゆ味の鍋ものに仕立てる。
2.そこへそばがきをひとくち大ずつ落とし入れ、味のしみたところから食べる。
※そばがきは煮ると少し硬くなるため、柔らかめに作ったものを使うのがコツ。
▼そばがき料理のいろいろ その3
【そば海老ニラ焼き】
【材料】・・・そば粉、水、サクラエビ、ニラ、サラダ油各適宜、ネギ味噌(刻みネギ、みそ、ゴマ、酒、酢各適宜)
【作り方】
1.ネギ味噌を作っておく。
2.すり鉢にネギ味噌の材料をすべて入れ、すり合わせる。
3.そば粉を水で溶き、生地を作る。天ぷらの衣よりも少し硬めを目安にする。
4.3cm位にざく切りにしたニラとサクラエビを生地に加え、さっと混ぜる。
5.サラダ油を熱したフライパンに、生地を好みの大きさに流しいれ、両面をこんがりと焼く。
6.皿にとり、1のネギ味噌を添える。
※生地は柔らかめなら薄く、硬めならば厚く焼きあがる。