クリックされたさまざまな検索キーワード毎に、どのようなアクションに結びついたかを把握し、そのアクション比率のデータを記録し、そのトレンドを知る必要あります。
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検索エンジン自体の技術レベル
その効果的なアクセスログ解析ツールGoogle Analyticsがあります。 このツールは一時的なSEOの実施だけで満足することなく、継続的な効果測定を行い、より実効性の高い検索エンジン対策を繰り返し実施することが不可欠です。また、検索エンジンのGoogleがPageRankという独自の基準を設けたように、検索エンジン自体の技術レベルが着実に向上しています。こうした新技術に対応する、新たな種類の検索エンジン対策も必要になっています。例えば、PageRankを意識して、自社サイトに関連性のある著名サイトからのリンクを促すというリンクポピュラリティ(Link Popularity)対策という新たなマーケティング活動が生まれました。検索エンジンの技術ばかりではなく、GoogleのAdwordsやOvertureのようなペイ・パー・クリック(Pay Per Click)型の検索エンジンに関連した新たな広告も登場し、それを効果的に使いこなすためのマーケティング活動も必要となっています。海外の検索エンジンでは、他にもペイドインクルージョン(Paid inclusion)という有料サービスがあります。これは、ロボット型検索エンジンが申請されたサイトを短期間で登録し、その他も短いサイクルでサイトの更新情報をアップデートしたりダイナミックページも制約なく登録してくれるというサービスです。ロボット型検索エンジンが登録するサイトには限界があり、すべてのウェブサイトを登録しているわけではありません。その登録を優先的に行うのがこのペイドインクルージョン・サービスです。(日本ではgooが始めています。)
単なるテクニックではなく、全体的は売れる仕組みづくりとして
「検索エンジン最適化(SEO)」というと、検索結果の上位表示を狙うためのテクニックという認識を持っている方がたくさんおられますが、実は掲載順位に気を取られることなく、インターネット・マーケティングの包括的な視点が重要になります。これがSEOに関連して、SEM(サーチエンジン・マーケティング)という考え方です。実際、SEOを突き詰めて行っていくとSEMになるのですが、このことは、SEO業者を含めて国内のネットビジネス関係者でも意外と認識が甘いようです。それでは、なぜSEOではなくSEMなのでしょうか?それは検索結果の上位表示を目指す最適化だけでなく、売れる仕組みづくりという視点から多角的に検索エンジン対策を考える必要があるからです。SEOはあくまでSEMの一部分でしかありません。SEMはインターネット・マーケティングの一部分でしかないと考えるのが適切です。SEMは今後益々その重要性が高まると思います。
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SEO-SEMの考え方
SEO対策による検索エンジン最適化