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住宅の音の弱点
家の構造に対する音の影響は、大別すると建材自体を通過する透過現象と、さまざまな隙間から進入する漏曳と直接材料をを振動させて伝わる伝搬の3つがあります。防音効率の診断は常にこの3つを組み合わせてその建物の状態を知ることが出来ます。
わが国の住宅の構造と音
木造住宅の主な工法としては、在来工法・木造プレハブ工法・ツーバイフォー工法の3種類が主なもので、その他には、鉄筋コンクリート構造・鉄骨鉄筋コンクリート構造・鉄骨構造・軽量鉄骨構造・コンクリートブロック構造等があげられます。それぞれの特色によっても音の問題は違ってきます。まずは、自分の住んでいる建物がどの分類に属するのか知っておきたいものです。
住まいに影響する騒音の中で外界から伝わるもので飛行機・自動車・鉄道などの交通騒音、道路建物などの工事騒音、広場・公園などでの人のざわめきなど実に多くの種類があります。いずれも空気を伝わってくる音ばかりではなく振動音としても私たちの住まいに入ってきます。これらの騒音は、住宅の構造上のあらゆる隙間、音に対して弱い部分から何の遠慮もなく入ってきます。音源に面していない側でも、後方の建物に跳ね返って意外に大きな音となって影響を及ぼす場合もあります。外部からの騒音は、あらゆる隙間から進入してきます。したがって、隙間の多い木造住宅は当然不利と思われますが、マドやドアなど以外では比較的音に強いと思われる鉄筋コンクリート造の建物では、内部の音が意外に伝わります。たとえば、地下室の機械音が、壁やパイプ等をいわゆる固体伝搬音となってかなり上の階にまで影響を及ぼします。また、屋上のクーリングタワーの音が1階まで伝わってきたという例もあります。その他、人の足音、扉の開け閉めの音、いすを動かす音、話し声、楽器練習の音等、木造住宅以上に同じ建物内に音が伝搬することがあります。
このように、木造住宅に限らず日本の住宅事情はあまり音に対して重視されることなく発展してきたように思われます。木造住宅の隙間から音が侵入してくる現象とコンクリート構造に建物の中で伝わっていく現象は、住宅と音に関しては相反する現象で、比較的軟らかい通気性のよい構造は音を筒抜けにしてしまい、コンクリートのような重く硬い構造のものは振動として音を伝えやすい上に内部に音をこもらせてしまうなどそれぞれ特有の弱点があるものです。
騒音源は、住まいに対して決まった方向にあるありますが、先に述べましたように、後方の建物などに反射して道
路等で発生した音がビルの間を反射しながら10階ぐらいまで聞こえてくる例もあります。
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