【任意位置作成方法】

SPWINは,現場での実測値(角度と距離)を使って任意位置を登録するようなっています。
 角度と距離で任意位置と路線データとの関連付けをします。(座標値を使わない場合)
 まず現場の路線で各IPのIA角・IP間距離が設計図(平面図等)と差がない事を確認します。
 現場で測量しやすい、任意の位置を決めます。杭等を打って目印を付けます。
 任意位置が見えるIP点に光波等を据え付けます。
 例)器械点 IP=IPbR)
 器械を据え付けたIP点から前後どちらかのIP点に器械の角度を0°0′0″にする。
 (例IPbRに据え付けてIPbSを視準 例)方向点 IP=IPbS)

器械を据え付けたIP点から任意位置までの角度を右回りで測定する。
 例)154°45′45″
 器械を据え付けたIP点から任意位置までの水平距離を測定する。
 例) 392.755)

注意!!この場合、器械点 IP・方向点 IPとは、路線と任意位置を関連付けるもので測量開始時の器械点・方向点とはまったく別です。
 測量開始時の方向点は器械点 IP(例ではIPbR)になります。

IP座標値などが無い場合は@の方法を使います。
 IP座標値・他の既設座標値がある場合は@Aどちらの方法でも使えます。  

このように任意位置はIP点を使う場合@と座標値を使う場合Aとの2種類の登録方法があります。  

注意!!任意位置の作り方@では測量する時一番最初の基準となる方向は、IP点です。(例ではIPbRを見る事になります)

任意位置を座標値の直接入力で行なえるようになりました。(任意位置の作り方A)
 座標値等の無いローカルな測量には、従来のIP点から任意位置を計算する方法になります。

【任意位置選択】

ファイル開くを選択し、路線データを選択します。ファイルに路線データが表示されない場合は、データパス等を確認して下さい。
 (路線データは曲線処理で先に登録して下さい。)

器械位置の行でマウス右クリックしポップアップメニューのデータ処理「選択」をクリックします。保存データを読み込んでデータ処理に移り  ます。
 保存データがある場合器械点IPに*印が付きます。

左側の器械点IP〜コメントまでが任意位置@のデータになります。右側が任意位置Aの方のデータです。
 同じ行に@とAのデータは登録できません。

※任意位置画面中央付近のコメント列から左側がIP点を使った任意位置の作り方@で右側が直接座標値を登録します。任意位置の作り方Aになります。