オリジナル小説に関する100の質問

StoneKingdom ~石人の物語~(改訂版)

作品についてお聞きします

1 お名前(HNでもPNでも)と作品名をどうぞ。

HNは「いま」。
作品タイトルは「Stone Kingdom ~石人の物語~」……の改訂版。改訂前が長すぎたため、内容を整理して話を組み直しました。

2 どんな感じの話ですか?(作品のジャンルとか)

児童書風・長編ファンタジー。対象年齢は小学校高学年以上のつもりです。

3 長さはどのくらいですか? 400字詰め原稿用紙に換算できるなら枚数で。(連載中の方は、今現在の長さでも、完結時の予想でも)

860枚(原作から220枚減量)。文庫本では三冊くらい。

4 完結してますか? してない場合、完結させられそうですか?

完結済み。

5 大体でいいので物語の粗筋を教えて下さい。どんな感じの話ですか?

滅亡間近な人間小王国の老いた王、はるか昔の戦乱で滅び、廃城で暮らす異種族王族の若き末裔。二人の出会いからはじまる異世界の一時代史。

6 物語の導入部分、始まりはどんな感じですか?

人間の小王国、会議室から始まります。大国に攻め寄せられるのも時間の問題と、わずかな生き残りの希望を模索する王と家来たち。

7 最初にその作品を思いついたのはいつ頃ですか?

キャラクターが最初。おそらく中一の頃です。

8 どうして書こうと思ったのか、最初のきっかけなどがあれば教えてください。

中学生の時から書きたいと思っていたものが、大学生になってもまったく書けずにいる。
 このままじゃ、一生書かずに終わるんじゃないかと、そこそこ切羽詰った気持ちで書きはじめました。
 大学受かった時点で本格的に、物語の具体的な構成を考えはじめました。

9 最初に思いついた(考えた、決めた)のはなんでしたか?(登場人物、世界観、ラストシーンなど)

キャラクター。その中でも白王が最初です。当初は七歳のお子様という設定でした。別の物語を考えていたので。
作品中では約十八歳です。

10 主役級の登場人物について、名前と、どういう人物かを教えて下さい(あれば所属や階級なども)。以下、複数の人物について答えても構いません。

キゲイ:種族は人間で、山岳の民。十三歳の男の子。物語の案内役的主人公です。
ブレイヤール(白王):石人。温厚な性格の魔法使い。王族の末裔なので、一応王子様でメインの主人公です。

11 主役は平凡なタイプですか? それとも特別な能力や資格がありますか?

キゲイは「地読みの民(ちよみ)」と呼ばれる少数民族です。なので、方向感覚と方向を知るための知識はそこそこ。それくらい。あとは普通の子どもです。異人種の世界が物語の舞台なので、彼を通してその世界の常識非常識を書き出しました。
ブレイヤールは、亡国の王族かつ石人世界一の魔力を持つ魔法使い。すごい人設定です。

12 主役の性格を教えて下さい。

キゲイは人並みに人見知りする、ちょっとドジで基本的には楽観的な感じ。
ブレイヤールは温厚、温和。ただ、廃墟の王族として身分の割に軽んじられているので、その辺に心の闇を持ってはいます。

13 主役の役割はどんなものですか?

キゲイは物語と石人世界、その他様々な面において水先案内人。
物語を推進するのはブレイヤールの方です。

14 主役以外の登場人物にも思い入れがありますか? むしろ主役以外の方が思い入れ、強かったりしますか?

自他の作品問わず、おおむね、主役よりも脇役に目がいく傾向にあります。

15 名もない脇役は作りますか? 作るの好きですか?

大好き。脇とはいえ、ある程度設定をつくりこんだ方がいいとも思うので、それなりに詳しく作ります。
作中では、役柄の重要度によって適切な露出を心がけています。

16 登場人物は多い方だと思いますか?

名前を覚えなきゃいけない人数は、少ない方だと思います。
主人公二人の名前さえ押さえていただければ……。

17 登場人物の男女比はどのくらいですか?

男が多い気がします。
人間の国は男系社会が主に登場しているので、登場人物は必然男性ばかりになります。
石人の世界は、男女あまり区別していません。人間側を男だらけにしたので、あおりを食って女性を意識して登場させた部分はあります。男ばかりだと、むさくるしいですし。
全体的な感覚としては、やはり男性が多いと感じるでしょう。女性の方は、重要な役割にもかかわらず、名前ではなく肩書きのみで登場する人の方が多いです。

18 登場人物の平均年齢はどのくらいですか?(大体で構いません)

数名、あり得ない年齢の方もいるので、外見年齢で考えます。
……40くらい。子どもと老人の人物が多いので、間の年齢が出てしまいましたね。

19 子供、少年少女、青年、女性、中年、壮年、老人……書きやすいのはどんな人ですか? 逆に書きにくいのは?

子どもが描きにくい年齢になってしまいました……。
自分の年齢に近い人は、分かっているようで分かってない気もするので、案外一番書きづらいのかも。

20 登場人物で、自分に似ている人はいますか?

いないと思いたい。

21 登場人物で、自分の身の周りの人に似ている人はいますか?

いません。というよりは、実在する人をモデルとして創造したキャラクターは、いません。漫画のキャラクターがモデルになっている人はいます。

22 この作品は第三者に公開してますか? どういう形ですか? してないとしたら、今後公開するつもりがありますか?

サイトで公開。DLできるようにもしています。

文章に関してお聞きします

23 プロットは練りますか? とりあえず書き始めますか?

最初と最後、書きたいシーン。以上が決まったら、とりあえず書き始めます。ストーリーの通過地点とも言える箇条書きがノートに残っていますが、これはプロットとは言わないんだろうなあ。実はこの箇条書きが、後に各章題名の元になっています。一行の言葉をあれこれ空想して、一章分の分量にまで膨らませました。
書きながら実際に人物を動かして、細かい展開を決めていきます。書きながらの方が良い案が浮びます。

24 物語の構成や起承転結にはこだわりますか? どんなところこだわりますか? 全くこだわらないですか?

構成にはこだわります。ストーリーは過程よりも、全体で捉えた時の姿を重視します。完結した時、それまでの物語の軌跡が、一枚絵を描くような感覚で。構成の骨組みは割としっかりつくるので、プロットが適当ですむのはこのせいかも知れません。
起承転結はあまり考えません。はじめに考えた「書きたいシーン」が大抵「転」になってきます。起と結を、できる限り自然な展開でつなぐことは、心がけています。

25 何人称で書いてますか?

三人称っぽい口調。時々一人称的視点が混ざります。

26 一番力を入れている描写は何ですか?(心理、風景、情景、人物など)

世界観に関する描写です。それは風景であったり、歴史であったりします。もちろん、人物の物の考え方や風習なども。
異世界ファンタジーの醍醐味は、見たこともない世界を主人公の目を通して観光できることだと思っていますので。
一番力を入れてないのは内面描写です。表情、姿勢とか仕草で心理を表現するのが好きなので、内面までにはあまり踏み込みませんでした。苦手なのもありますが。

27 アクションシーン、戦闘シーンは多いですか? 得意ですか? 好きですか?

戦闘シーンは少ないです。
書くのは好きですけど、今作では控えました。直接描写していないだけで、けっこう怖いシーンは多いと思います。

28 会話文は多い方だと思いますか? 大体でいいですが、どのくらいの割合ですか?

多い方かと思います。ノベルチェッカーで調べてみたらだいたい3~4割。章によってはこれが逆転します。

29 説明文は多いと思いますか?

説明文は、意図的に控えました。必要最低限。ストーリーのテンポを崩す可能性がありましたから。それに、読んでいる人が退屈しないかな、という恐怖心もあって。
七章は物語に絡めて、石人世界の紹介が主です。実は本編関係なく、世界紹介として読める章かもしれません。この章で、我慢していたものを一気に発散しました。

30 伏線はいっぱい張りますか?

構成に関わってくるので、張ること自体が好きです。編み目のように張り巡らしたつもりですが、いっぱいかどうかは分かりません。個人的にはいっぱいのつもり。いや、いっぱいいっぱいでした;

31 伏線を全部拾う自信ありますか?

拾う予定のあったものは、すべて回収したはず……。逆算して張っていましたから。
物語の余韻として張った伏線はそのまま。

32 展開は早い方ですか? 早くしたいとか、遅くしたいとかこだわりありますか?

早いです。作品の完成を急いでいたこともありましたので。なにより、自分自身、早く物語の最後を見てみたいという気持ちがありました。ラストは最初に大まかに決めてはいたのですが、文字にすることで具体的で鮮明なイメージが湧いてくるのが、なにより嬉しかった。

33 文章的にこだわっている部分はどんなところですか?

論理的な日本語を。それにつきます。そして、いまだ達成されていません……。

34 誤字脱字や文法間違いは少ない方だと思いますか?

多い。何度読み直しても、誤字・脱字・誤変換が残ります。それから漢字表記とひらがな表記の使い分け地獄。
文法間違いは、今のところ無認知です。

35 推敲(読み直し、練り直し)はどの程度しますか?

一章分をWordで書いて、印刷して推敲。できによっては練り直し。推敲したものを再び印刷して、UPの日まで数日おきに読み直し。サイトにUPする直前に読み直し。初稿の勢いをそぎたくないので、設定の矛盾や分かりづらい表現などの修正が主です。十三章と十四章が一番校正回数が多いです。一から書き直しも何度かしました。
仕上がった後は誤字脱字つぶしなどで4、5回読みます。最後はもう自分の作品とはいえ、お腹いっぱいになります。

舞台となる世界に関してお聞きします

36 オリジナルの世界を作り始めたのは、大体いつ頃ですか?

これはキャラクターより前から。小学生の五、六年くらい。

37 現実世界と共通する部分は多いですか? もしくはモデルにした場所がありますか?

現実世界がベースです。そこに魔法の存在を載せています。物語世界の宇宙も、現実の宇宙と似たようなものです。ただし世界設定上、ビッグバンからは始まらない宇宙を希望。時空間のひずみにより、宇宙の一部分で時間が逆流し環を描いてゼロ時の宇宙とつながっています。どこがはじまりなのかよく分からない宇宙。石人の神話は宇宙創生からはじまってるので、ここまで設定を考える必要がありました。
世界観については、今までの人生で見てきたテレビや本の知識などがごっちゃになって形作られていったので、これと言ったモデルはありません。漠然と、紀元前の古代から西暦三桁までの欧州、中近東、アジアかもしれません。

38 その世界に名前はありますか? ある場合、何と呼ばれてますか?

その土地土地の神話によります。そのため様々な呼ばれ方をしているでしょう。
石人は、この世界、あるいは彼らの住む星に名前をつけています。どんな名前か、設定としてはまだ決めてません。

39 地球ですか? 別惑星ですか? 惑星ですらないですか?

地球型惑星です。

40 太陽や月はどんな感じですか?

太陽は一つ。月は複数個。月のうち一個は巨大です。いつでも地上に顔半分出しています。

41 海、大陸、島など、地形はどうなってますか?

雰囲気的には地球と同様です。海があって大陸があって。
物語の舞台は、一つの大陸のごくごく一地域。険しい山脈と、その先に広がる広大な平原が、人間と石人の世界(住む土地)を分けています。
物語の舞台になる大陸は、南半球にあります。単に新鮮な気持ちで方角扱えるなと思っただけで。後悔しているけど、直したいとも思いません。
東西南北以外の方角を示す造語をつくった方がよかったのかな……。

42 どんな種族が住んでますか?(人間、動物、亜人種、精霊、魔物、魔族など)

現実世界と異なる生物としては、人間、亜人種(石人、洞窟小人、言の葉族など)、魔物、精霊・妖精など。
人間とは自称で、生物学的な定義ではありません。角の生えている人なんかも、人間を自称しているので人間に分類されます。
「言の葉」という共通語の中で人を意味する「人間」の単語を独り占めした形です。 魔物や精霊なども、宗教によって指し示すものが変わったりします。石人世界において魔物とは、死ぬと腐らず水になって解けてしまうものとして、通常の獣と分けています。石人達では、人間や獣は土人、魔物は水人と言っています。土に還るか水に還るかの分類。石人は石になった後、砂になります。
ちなみに洞窟小人はドワーフです。世界の技術レベルをごまかすのに、とっても便利な種族です。ドワーフなら、どんな小さな歯車だって余裕で作ってくれそうだし……。

43 人間とそれ以外の種族との係わり合いはどんなものですか?

友好的だったり敵対的だったり、鎖国していたり、色々です。石人は鎖国しています。

44 エンジン動力で動く機械はありますか? ある場合、どんなものがありますか?

機械というかカラクリは存在します。人力、水力、風力等でうごきます。蒸気仕掛けのおもちゃもありますが、あくまでおもちゃ。
技術史関連の資料を読み漁りたいです。

45 魔法はありますか? ある場合、どんな人がどのようにして使ってますか?

あります。が、それがなんなのかは宗教種族によって解釈様々です。
人間は「タネのない手品」とも言える不思議な能力を魔法と呼びます。主に魔法の持つ力を重視し、その存在に対して深く考えることはしていません。呪文によって不可思議な力を無から引き出す人が「魔法使い」と呼ばれています。
石人は、「世界と人をつなぐ一種の知性、または応答」と、漠然とした捉え方をしています。人間の言う「魔法」は、彼らにとっては魔法学の一分野にしか過ぎません。また魔力に長けた石人は、呪文なしで魔法を使うこともあります。呪文とは、魔法を使いやすくする道具の一つにすぎないからです。人間から見れば、石人は全員魔法使い。

46 移動手段はどんなものがありますか?

基本的に徒歩。でなければ大型の動物(馬、牛等)、船など、古代世界で考えられうる乗り物全て。
石人世界には、水力のエレベーターがあります。それ以外は未設定。

47 船はありますか? あるとしたらどういったものですか?

あります。手漕ぎやら原始的な帆船やら。魔法で風を操って、船足を速めることもあります。
物語は内陸部で展開するので、船はあんまり出てこないです。

48 人間が空を飛ぶための乗り物はありますか?

魔女の箒。でも、人前で飛ぶことはめったにありません。矢で打ち落とされて、箒を強奪されるのがオチだから。飛び方も、魔女だけの秘密にされています。
他には空飛ぶ魔法をかけた杖。空飛ぶ法規の応用。どちらも作中には登場しません。

49 人々の平均寿命はどのくらいですか?

人間以外の種族の年齢も、人間年齢に換算するとします。
結局、地域によって様々です。平均寿命は場所によって、だいたい二十代後半~五十代の幅におさまります。
たぶん一生を通じての生存環境が一番の影響要因なんでしょうね。生きる人は百歳以上まで生きるかもしれません。

50 人は死んだらどうなりますか?(魂になる、神の元へ行く、神になる、生まれ変わるなど)

神話や宗教によって、解釈は様々。
石人は、死んだらお星様になるんだと信じています。彼らにとって、夜空は魂の国です。
実際にどうなるのかは、作者側としては特に設定していません。

51 今現在、世界は平和ですか?

人間の世界は、とある大きな帝国が肥大化し、各国間の力関係が崩れたために大陸の半分が戦に乱れています。
石人の世界は平和です。裏で色々ありますが。

◇主な舞台となる国(あるいは大陸、地域、地方、町など)についてお聞きします

 →石人世界、あるいは白城について解答します。

52 その舞台を特徴づけるような設定はありますか? あるとすればどういうものですか?

土地自体が持っている魔力です。妖精や魔物など不可思議な生物がウロウロしています。超自然的現象も起きます。安心して暮らせません。ファンタジーでは割と普通な設定ですね。
石人の国は星の神殿を頂点とし、その下に正十二国と呼ばれる国が、石人世界に点在しています。神殿に認可されていない国は、十羽一からげに非正十二国と呼ばれます。

53 名前はありますか? どういう風に呼ばれてますか?

巨大な城に全国民が住むので、城自体が国。歴代国王の頭髪の色から、白の国、赤の国などと呼ばれます。正式名称はあまり使われません。
前述の通り、城以外の場所では、危険すぎて人は暮らせません。

54 気候はどうですか? 四季はありますか? 暖かいですか? 寒いですか? 雨、雪は降りますか?

緯度が大きいので基本的に寒い。四季はあるけれど、夏は短いです。雨と雪と、幽霊雪なるものなどが降ります。気体状の雪(ドライアイス?)みたいな魔法的なものです。

55 暦はどういったものを使ってますか?

多分、星の運行を基にした暦を使っているかと。一年を十二ヶ月に分けています。正十二国が、それぞれの月の祭事を主催します。石人達は十二の倍数が好きです。

56 どこかの支配下ですか? 独立してますか?

白城は黄緑の城の保護を受けているものの、基本的には独立。
正十二国の王族は星の神殿の神官でもあるので、形の上では神殿の下位的存在になるのですが、支配下とはまた違います。正十二国創設には、歴史上複雑な経緯があります。

57 政治体系はどうなってますか?(専制君主制、共和国など)

国王が神官でもあるので、祭政一致になるんでしょうか。王のカリスマ性が重視されます。カリスマ性が失われると、王位から引き摺り下ろされます。めったに無いことですが。
左右の大臣と内大臣というものがいて、彼らが王の監視の下、実際的な政治を行っています。
国王は議会で決められた事項にハンコ押すだけかも。

58 言語体系はどんなものですか?

石人独自の言葉をそれぞれの国の訛りで話しています。古都で話される言葉が、石人世界の標準語。

59 他地域と比べて文化水準はどうですか? 高低の差はありますか?

石人世界は人間世界と比べるとかなり高いです。歴史も格段に古いので。
石人語と初等魔法文字の習字率は百パーセントに近いです。石人は皆、魔法を使う才能を有しており、教育をほどこして制御する技を教えないと、本人にとっても周りにとっても危険だからです。

60 産業はありますか? あるとすればどんな産業ですか?

黄緑の城は、金属加工系が強いです。白城には産業どころか、人がいません。それ以外の正十二国の産業は決めていません。

61 他地域と交流してますか? 交易などの交流がある場合、輸出入している代表的なものを教えて下さい。

白城は、黄緑の城から、食料や日用生活品などを買っています。
正十二国同士は、それなりに交流をしています。基本は自給自足ですが、足りないものがあれば余っているところから買います。

62 貨幣制度はありますか? あるとすれば、どんなものですか?

紙幣はありませんが、手形はあるかも。国が発行する貴金属や銅、貴石などが硬貨としてありますが、物々交換も盛んにおこなわれているイメージ。

63 一般的な人々の結婚制度はどのようになってますか?(一夫一婦、一夫多妻、一妻多夫など)

二家の兄弟姉妹がそれぞれ結婚して一つの家で共同生活。の形態が理想とされている、実は多夫多妻でもOKの世界。
よその家の人に手を出したら、不倫って程度です。

64 上層と思われる人々(統治者など)の結婚制度はどのようになってますか?(一般的な結婚と違う点があれば)

王族は、貴族の中から配偶者を選びます。一夫一妻。
貴族は、いつか一族の者が王の配偶者となる時のことを考え、血統に気を使います。やはり一夫一妻。
王、貴族ともに、魔法の才能を重視した結婚をします。だから、結婚は自由ではありません。

65 一般的に、成人と認められるための条件は何ですか?

成人年齢十八歳に達したら。

66 成人していない者に対する制約はありますか?

学校でお勉強。義務教育なので、学費などは全て無料。

67 一般的に、名前はどのようにつけられますか? 苗字は誰にでもありますか?

生まれた時、そのちょうど頭上に存在する星の名前が、その子の名前になります。名前は、神名+個人名(俗名)に分けられます。たとえば、ブレイヤールは、「ブレイ」と「レイヤール」に分けられます。苗字はありません。神名は訳すことが可能です。たとえば「クラリ」は「風の神の右足」など。

68 医療制度は整ってますか?

整っています。医者はすべて、いわゆる公務員。治療費はタダ同然です。解剖学に基づく、それなりに高度な外科手術も行われます。魔法的な治療もあります。

69 どんな人が、どのように医療を施しますか?

専門の教育機関があり、そこで認められた人が医者として治療にあたります。
物理的生物学的要因の怪我や病気を治す医者と、魔法的怪我や病気を治す医者の二種類います。後者の魔術医は、かなり高度な技術職で尊敬もされており、王よりも態度の大きな人が多いです。

70 教育制度は整ってますか? 学校はありますか?

整っています。十四歳まで義務教育があります。そのあとは、大人になるための準備期間が続きます。その間に複雑怪奇な大人の結婚事情について学んだりもします。また、将来なりたいものがはっきりしている人は、親方についたり上級の学校に行ったりです。大半は魔法学院へと進級します。

71 どんな人が、どのように教育してますか?

教師、あるいは親方、師の免状があり、各国が適性を見定めて発行しています。

72 宗教はどんなものですか? 一神教ですか、多神教ですか? 偶像崇拝してますか?

石人達にとって、神は死んだ存在。全ての神々の体は、はるか昔に粉々になって宇宙に四散し星になりました。石人達は自分たちを、星のしずくとしてこの世に舞い戻った神々の欠片と考えています。石人特有の宗教です。星の神殿には、全宇宙の星の分布を記した星盤があるとかないとか。

73 「神」とされる存在はいますか? いるとすれば、どんなものですか?

ずっと昔に死んで、今はいないという認識です。むしろ自分達が神(の欠片)。

74 人々は信心深いですか?

信心深いです。そのため星の神殿の力は強大です。あるいは、神殿が強力であるが故に信心深い。

75 人々はどのようにして時を知りますか?

城に大きな水時計があります。一日一定時間ごとに、鐘が午前十二回、午後十二回鳴ります。

76 治安はいいですか?

人のほとんどいない白城に、治安は存在しません。黄緑の城は、治安はあんまり……。

77 治安はどのように守られますか? 国単位などの大きな組織がありますか?

普通は城の兵士達が守っています。城=国ですので。
いざとなると国王自らが治安維持に動きます。
白城は、やる気の無い家来が一人、ぶらぶら見回りしています。

78 人々の主食は何ですか? 主食以外にも、どんなものを食べているか教えて下さい。

パンと豆、穀物の練り粉。城には畑も川も森もあるので、そこで採れるものは何でも食べます。

79 同様に、飲み物についても教えて下さい。

水(そのまま飲めます)、穀物や果実の発酵酒。動物の乳。お茶、果汁。色々です。

80 守護神や守護獣はいますか? いるとすればどんな存在ですか?

国の象徴として聖獣と呼ばれるものがいます。普通の獣や虫を神聖視しただけ。もっぱら壁面の装飾などに刻まれるのみ。実物もいたのですが、すでに絶滅。

81 人々が恐れているものは何ですか?

星の神殿。石人にとっては人生の全てを握られています。
他は魔物。毎年誰かが魔物の被害にあって、死んだり大怪我をしたりしています。石人達が住む土地は、魔物達のものともいえます。
基本的に平和なので、恐いものはそれくらいです。城にいる限り王様が守ってくれると、皆信じています。

82 上層と思われる人々(統治者など。例:王侯貴族)はどのくらいの割合ですか?

数パーセント。貴族は王族に配偶者を提供するためだけにいますので、支配階級ではありません。
神官も王と同じかそれ以上に高い身分。

83 彼らはどんな生活をしていますか?(住んでいるところ、家、仕事、服装、衛生面、教育レベルなど)

一般人よりは恵まれた生活をしています。働かなくても国から生活資金が豊富に出ます。
貴族は王族の配偶者を育てるという役目があるので、必要以上の贅沢を控えて、魔法使い、あるいは教養人として恥じない生活をしている人が多いです。有能な人は役人試験を受たり、魔法使いの師になったり。王の近衛騎士に志願する人も。
石人達にとって贅沢という概念が、そもそも乏しいかもしれません。

84 一般的な人々はどんな生活をしていますか?

国=城ということで、限られた土地を有効運営するため、農業、牧畜等は全て国営。大人は国が用意した仕事から自分にあった物を選び、義務時間分一生懸命働きます。労働税。大抵午後の早いうちには終わるので、それ以降は自分の好きな仕事をしたり、遊んだりと自由。夕方の方が町には活気があります。自分で稼いだお金はすべて自分のものになります。
食料や生活必需品は、基本分は配給制。全国民一人一人につき量が決められており、赤ん坊への食料配給は、実質母親への+αの支給として扱われます。申請すれば、妊婦は余分の配給を受け取れます。子どもは大事にされます。
国の仕事さえやっていれば、衣食住に困ることはありません。

85 下層と思われる人々(貧困な人々など)はどの程度いますか?

非正十二国に住んでいる石人達。どれだけいるのか把握はされていませんが、少なくないことも事実。

86 彼らはどんな生活をしていますか?

いつ魔物に生活や命を損なわれるか、びくびくしています。しかし、星の神殿の支配が及びにくいというのは彼らにとってとても魅力的で切実な問題です。
人間世界と密かに取引している国は、貧富の差が激しいです。成功している人は、それこそ贅沢三昧。物流は限られているので限度はありますが。

87 隷属を強いられているような人々はいますか? いるとすれば、その人々について教えてください。

いません。強いて言うなら、人間に捕まった石人達。鑑賞用または魔法兵奴隷として、時には魔法道具の材料として売られていきます。材料にされる人は悲惨です。

88 武器や防具はどんなものがありますか? 火器類はありますか? 人々はどのようなもので身を守ってますか?

実在古代にあった武具が中心。全身鎧などを作れる技術は持ってませんし、特に石人達においては持とうなどとは考えていません。魔法が強力なので、物理的耐久度は重視されてこなかったためです。
武器については、石人世界では金属精錬の技術が高く、それはもっぱら刀剣類へ活用されます。また、魔法の杖は木製のものが良いとされますが、兵士が使うものは金属製です。

89 主な職業はどんなものがありますか? 変わったものがあれば教えてください。

魔法使い系以外には、船役人。水力のエレベーター船を操る人です。
または商人。国への労働税のかわりに、多額の税金を払い、一日中自分の商売に従事している人達です。
王衛。その名の通り国王の護衛が仕事。朝から晩まで王につきっきりで、「王の影」とも呼ばれます。王に危険が迫っても大抵は近衛騎士が何とかしてくれるので、城内ではほとんど仕事はありません。しかし戦場では王の背中を守り、ともに戦います。お役目から開放されるまでは結婚など私的な生活はできず、石人世界での数少ない隷属的職業です。大抵十年ごとに次の人に代替わりします。例外的に王の配偶者が護衛士に就く場合、任期は終身となり、適当な時分に準王衛を新規に仕えさせたりします。

90 他の国(あるいは大陸、地域、町など)にないもの、特徴はありますか?

石人の城は、山よりも大きいです。山頂部に王城、あとは川や森や町や村や畑や牧草地などと広大。
白城にあって他の城にないもの……。城の中で迷子になって出られなくなった、行き倒れ冒険者くらいでしょうか。石人の城はそれくらい巨大で複雑ですし、特に白城は正十二国第二の規模を誇っています。廃城になっているので、宝の遺跡と勘違いした冒険者達がわらわら来てしまうのです。

91 そこは今、平和ですか? 人々は裕福ですか、貧困ですか? また自由ですか、抑圧されていますか?

石人世界全体としては、多分平和。食料などは限られていますが、足りない事はありません。「足るを知る」が魔法使いの美徳とされていますので、多くの人は精神的豊かさを味わっているかと。早い話は、贅沢を知らないが故に今で満足している、です。
白城も平和です。唯一の悩みは高齢化に過疎化。

最後にいくつかお聞きします

92 完結後、続編を書きたいですか? 書くつもりありますか? 書いてますか?

書きたいですが、どんな話を書くかは決めていません。

93 この作品に込めたメッセージ、テーマがあれば教えて下さい。

骨太な人生を積極的に、あるいは嫌々仕方なしに歩む人々を書きたかったです。あとは、物語のためにある世界ではない、自立した異世界を創りあげようとしました。

94 特にここがオリジナルだ、というところはありますか?(職業、制度、アイテムなど何でも)

光炉と水力エレベーターに代表される、石人の世界。

95 この作品に自信がありますか?

ストーリー構成や内容にはあります。ただ、それを表現する文章については、あまりありません。

96 書いてて楽しいですか? 苦しいときはないですか?

書くのは楽しいですが、執筆速度が激遅なのが苦しいです。

97 作中、自分でも特に気に入っている場面を教えて下さい。名台詞などあればそれもどうぞ。

物語後半、ハイディーン兵が歌うところからラストまで。ファンタジーらしい地味で奇妙な戦のシーンと、作中で一番派手なシーンだと思っています。
名台詞は……、改訂版では削っちゃいましたね。

98 この作品のセールスポイント、ここだけは自信があるぞ、というところがあれば教えてください。

物語構成。

99 作品に対する主義主張、ポリシーなどがあれば教えて下さい。

他人が読んでも理解できるファンタジーを書く。
物語に対する客観視が不十分に思えて、その辺が不安です。作者とのファンタジー観が合わないと理解ができない展開とかも、ある気がして。うまく説明できていたらいいのですが。
「Stone Kingdom」のみならずイラストを含めた作品全部に言えることですが、濃度あるいは密度の高いものを作ること。できる限り資料を調べ、設定をひねくり回し、不必要な展開を削除して、ゆとりはあっても無駄な部分は作らない、そんなふうな作品がかけたらいいなぁ、なんて。

100 最後に、作品に対する想いを好きなだけ語って下さい。お疲れ様でした。

改訂にあたり、削られた登場人物がそこそこ出てきてしまいました。もし続きを書くことがあれば、原作にも改訂版にも対応できる設定をつくってやっていこうかと思っています。
これでこの作品に一区切りがつき、次の話を考える楽しみが出てきました。小学生から少しずつ作り上げた世界を、大人になった今でも楽しむことができるのは幸せです。

 以上です。お付き合いいただき、誠にありがとうございました。


質問は、こちらからお借りしました。
質問作成及び管理人は神崎様です。ありがとうございました。