平成27年度事業計画書

 平成27年4月1日〜平成28年3月31日

公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会

定款第2章第3条の目的達成のため第4条の事業を「杉山総検校和一の遺徳の顕彰に関わる事業」>と統括して、学術研究、情報提供及び顕彰に関わる事業を行う。また「杉山和一生誕400年記念事業【杉山和一資料館建築】の実現を図る。
T 学術研究に関わる事業
 1.学術講習会の開催(年5回)
5月、7月、9月、11月、翌1月
テーマ 「初心者のための杉山真伝流 実戦的講座」
講師 大浦慈観(北里大学東洋医学総合研究所医史学研究部客員研究員、鍼灸学修士)、講師補助 加納 覚 
杉山真伝流按摩術の紹介
 2.講演会・研修事業
(1) サイトワールド企画展:(公社)温故学会と共催参加
講演 「杉山和一と塙保己一、人材育成に力を注ぐ〜
       鍼治講習所と和学講談所の創設と活動とは〜」
すみだ産業会館 11月
(2) 鍼治講習所復興事業:「杉山鍼按治療所」にて鍼灸
按摩マッサージ指圧に関する研修(毎日曜日実施)
  指導は有志12名
(3) 春の交流会:普段の研修の成果を発表 翌1月

U 情報提供に関わる事業
 1.広報、機関誌の発行
(1) 広報「杉山」の配布:年4回(4月、7月、10月、翌1月)
(2) 機関誌の発行 『平成28年版敬神暦―くらしと暦』:7月までに編集 9月に3,000部発行、実費配布
 2.杉山検校に関わる書籍の刊行
(1)「『杉山和一』目の見えない人たちを救った偉人」
(原作 今村鎭夫 編集 執印史恵 挿絵 山田倫子)再版
(2)復刻『杉山流三部書』(第2版、本会設立80年記念)配布
(3)『日本盲人生業史』河越恭平著 直筆原稿に基づき
  刊行(点字版、墨字版、 デージー音声版)
(4)その他:関係教材、図書などの刊行
 3.広報普及活動
ホームページの充実、パンフレット及びレリーフを 作成し啓発活動に資する。
 4.杉山検校に関する調査研究及びボランティア講習会の開催:古書及び史料の整備・保存、史跡調査、三嶋安一に関わる研究
 5.展示会への参加:関係行事において展示発表し啓発に努める。
 6.魅力あるチャリティ事業
内容未定 (公社)東京都盲人福祉協会と共催

V 顕彰に関わる事業
  1.第85回杉山検校を偲ぶ会:「鍼管に感謝の礼」を関係者らとともに行う。江島杉山神社本殿5月17日(日)
 2.第36回治療鍼に感謝の集い:「鍼供養」弥勒寺 9月
 3.史跡並びに古文書などの保存維持、管理、公開
(1)惣録屋敷史跡「江島杉山神社」の公開:見学者に杉山検校の遺徳を解説、弁天修行祠など史跡並びに鍼灸・あん摩に関する古医書(130巻余)などを公開するとともに萬徳山弥勒寺の杉山和一墓所及び鍼供養塔を紹介する。
(2)史跡保存維持:江の島、高野山金剛峰寺の杉山和一墓所の保存・管理
  4.顕彰活動:会員並びに関係団体への顕彰活動の支援
(1)全国の会員への顕彰活動の支援
 (2)友好団体との顕彰活動
   ○神奈川県関係団体主催の杉山祭との顕彰 
藤沢市江の島 5月10日(日)
 ○全日本鍼灸学会での啓発 6月
   ○東京都盲人福祉協会福祉大会での啓発 10月
(3)三重県、福島県など各県の顕彰活動行事と連絡し、顕彰啓発を深める。
 5.郷土文化活動への協力・支援
(1)惣録屋敷史跡(施設江島杉山神社)の維持管理:地元の千歳1丁目、千歳2丁目中央町会と協力し維持管理する。
(2)地元文化支援事業:神社が企画する行事を支援する。
  ○墨田区両国にぎわい祭り:墨田区が開催する観光
事業に協力支援 5月
   ○神社行事に協力支援 江島杉山神社
 6.杉山和一生誕400年記念事業
杉山和一資料館建築計画の具体化
昨年度建築のための助成資金申請採択状況を踏まえて推進する。採択の際は建築タイムスケジュールに従い実施する。
 1.記念事業実行委員会の開催:関係団体と協力して記念事業の推進を図る(随時)。
 2.資料館建築小委員会の開催(随時)

W その他
 杉山和一遺徳啓発助成事業
  1. 鍼治講習所の復興:杉山鍼按治療所として毎週日曜日研修事業の実施の検討。
 2.その他、本会に関わる事業について、各種助成を受けて推進する。