housekeeping
                家事。

        今回の萌え考察は、『housekeeping』 という事でズバリ『家事(特に料理の腕前)について』です。
        それでは今回は一歩さんから。

        一歩さんは、小さい頃に父親を海で亡くしています。余談ですが、この時一歩さんは僅か2歳(3歳に近い2歳です)
        (56巻P.25の4コマ目「寛子さん まだ26歳だろ?」と公式サイトの寛子さんのプロフィール、1949.11/12生まれと一歩の誕生日から計算)
        子供を持つ身としては、2歳児としてはだいぶ物分りも良いし、言葉を随分知っているので、4歳位かと思っていたのですが、まあそこは漫画ですからね…。

        あ、話がそれましたね。
        で、それからは母一人・子一人で生活していく事になるのですが、普段の食事の風景を見ても、
        やはり母親と言う事で、食事の支度は寛子さんがやっている様に思います。
        (3巻P.55の6コマ目の台詞「それじゃボク 母さんが食事の用意 してくれてるんで〜」や
        4巻P.115や5巻P.46の1コマ目の台詞「帰り たぶん 遅くなるから 夕飯の用意 いらないからね」等)

        管理人調べですが、片親(特に母親と一緒の場合)の子供は(特に男の子)は料理はあまり…、
        と言うか…殆どやらない傾向にあると思っています。(実例から推測)
        なぜなら、自分が料理しなくても作ってもらえるからです。自分がやらなくても他の人がしてくれる事は人間、やりませんからね(笑)
        まあ、母親想いの一歩さんの事ですから、多少は手伝ったりもあったとは思いますが、
        寛子さんの性格上、「アンタはそんな事しなくて良いから、学校生活を楽しみなさい」とか言われていそうな気がします(笑)
        
        そして高校生になると、昼食は給食ではなくなります。つまり昼食は、作るか買うかになります。
        釣り船屋と言う仕事柄、早朝から忙しい寛子さんは一歩さんのお昼のお弁当を作っている暇はありません。
        高校生くらいになると、寛子さんも自分の食事くらいは自分で何とかすると考えているのでしょうね。
        これは8巻のP.87の置き手紙(仕事に行ってきます 朝食はてきとうにすませて下さい)を見て頂けると分かります。
        では一歩さんはお昼をどうしていたのでしょうか?
        高校生の頃に、お昼を購買で買いに行くシーン(3巻P.168の5コマ目)があるので、どうやら料理(お弁当作り)はしていないようです。

        女の子なら自分でお弁当の一つでも作るところでしょうが…。
        男の子と言うのは基本、面倒な事はしません(笑)作ってもらえないなら買うのみです(笑)
        上記の8巻のP.87の置き手紙を見た後の一歩さんは、ロードワークをこなしてパンを買いに行きます(P.91の5コマ目)
        これらの事から考えると、一歩さんはあまり料理をしない人である事が分かります。
        …え?何故『料理が出来ない人』と書かず、『料理をしない人』と書いたのか?それには訳があります。

        16巻P.53の4コマ目の一歩さんの「リンゴ むこうか?」と言う台詞があるからです!
        釣り船屋、と言う事は『釣った魚をその場で刺身等にして食べたい…!』というお客様も、普通に考えると居る筈なんですよね〜。
        …とすると、一歩さんは魚を捌いたりしてお客様に出すという事をしていた筈…と言う事になります。
        そうすると「リンゴ むこうか?」が、普段料理をしていなくても包丁を使えると言う事を表しているのではないかと考えまして。

        但し、一歩さんが上手いのは、『包丁捌き』だけだと思っています(笑)魚も刺身に限っては、ウロコを取る・捌く・下ろす位しか調理しませんよね。
        なのでその次の調理段階、味を付ける事や焼く・煮る・蒸す・揚げる…等々はあまり出来ないのでは。
        一歩さんは家庭的なコですが、(片付けは上手です※2巻P.135の3コマ目で鷹村さんの散らかった部屋を綺麗に片付けています)
        やはりそう言った所は男の子なのではないかなぁ…と考えると萌えました(笑)

        では、次は宮田くんです。
        79巻のP.123で、いきなりの取って付けたかの様な宮田くん一人暮らし設定が発覚しましたが、
        鴨川ジムを辞めるまでは父親と一緒に暮らしていました。
        母親が居ない…と言う事と、オヤジ殿の事を考えてみても
        (※89巻P.105の5コマ目や同巻P.111等々…オヤジ殿は料理が出来るタイプとは思えません)
        確実に宮田くんが家事を担っていたのではないかと考えています。
        宮田くんの家も片親ですが、一歩さんの家とは違い父親と暮らしています。
        故に、『家事』は自分がやらなくてはならないもの、しなくてはいけない事、となります。
        一歩さんの家とは違い、自分がやらなければ誰もやりませんからね。
        SS『One everyday top.』でも宮田くんの家事スキルの事を少々出しましたが、
        子供の頃は、宮父も宮田くんも二人共料理が出来る筈無さそうだったので、
        八木ちゃんの母親が作った惣菜や、スーパーの惣菜・もしくは店屋物を取っていたのではないかと。
        
        その内、自分がやらなくてはいけないと言う事に気付き、徐々に小学校の中学年位から必然的に料理を覚え始めた…のでは?と考えました。
        オヤジ殿はトレーナーとして仕事をしているので、家事(主に料理)は殆どしないでしょう。せいぜい家事をやるとしたら、洗濯と掃除くらいでは。
        宮田くんも強いお父さんが憧れだけあって、父親に料理…と言うか家庭的な事はさせたく無いような気がします。
        料理に関しては「いいよ、父さん。オレがやるから」と言っているのが自然と目に浮かんできます(笑)
        そして鴨川ジムを辞めてから一人暮らし。昔に比べあまり料理をしなくなったと思いますが(一人分だけしか作らない+減量等ある為、食事を節制)
        父親の心配をして、たまにはオヤジ殿のアパートに何か作ってあげに行っていると嬉しいなあと、妄想したり。
        まぁ、こちらも男の子ですからあくまで男の子作る料理…と言った感じではありますが、宮田くん、手際は良さそうです。

        これらの事から考えて、宮田くんの方が一歩さんより家事(料理の腕前)のレベルはかなり高いのではないかと思いました。
        但し、魚を捌く事や包丁捌きは一歩さんの方が上手…と管理人は考えています。
        と言う事で、是非とも二人で料理を作って頂きたいです。一歩さんは主に下準備。宮田くんは調理で。ええ、二人の初の共同作業です(笑)

        …余談ですが、一歩さんの何かを食べるシーンは結構多く漫画に描かれていますが、
        宮田くんは36巻のP.16〜P.19のパスタを食べるシーンしかないんですよね…。
        この考察を書いている今現在、コミックスが92巻まで出ていると言うのに食事のシーンがここのみ、と言う宮田くんに不憫で泣けてくる管理人でした。
        そして食事シーンがここのみの為、彼はパスタが好きであろうと言う観念を
        皆様(勿論私も)に植え付ける事になろうとは、作者様も考えてはいなかっただろうな、と思いつつ今回はここで〆たいと思います(笑)