六日町は冬季間の井戸水の利用で、地盤沈下が激しく、町条例で井戸規制を受けることになってしまいました。改築前の住宅は落雪式屋根で、落ちた雪は井戸水で溶かしていました。
しかし落下してくる雪の危険、片付けに苦慮しており、井戸規制をきっかけに融雪屋根に改築することを計画しました。
展示会やパンフレットなどを参考にして考えた末、ナック式融雪屋根を採用、住宅を増改築しました。
スイッチを入れるだけでいいので、操作は本当に簡単です。雪庇もできず、隣への落雪の心配もしなくて良いので、とても気が楽です。従来の融雪システムと比べランニングコストも安く、ナック式にして本当に良かったと思います。
守門村は新潟県内でも有数の豪雪地です。
ナック式でどこまで消えるのか、正直不安でしたが、ひと冬過ぎてみると燃費も少なく、設計通りに消え、快適に過ごすことができました。