Posted by yama on 2006/07/07 21:25:04:
これをヶの世界で使うのは難しいですね。どのようにしたらそれが可能なのか自分には未だわかりません。唯感覚的にですが 金・銀は色の世界ではない、別の表情・表現作用ではないかとも 思ったりしています。金・銀が彼岸の世界を現す物だとすれば 現世は多様な色によってヶを示すしかないのかなとも思ったりします。とすれば、ヶのなかに金銀を使うことは同時に他の色を使わざるを得ないのでしょう。それも、色を引き立てる物としての役割を 持っているのではないでしょうか。『陰翳礼賛』の中で谷崎が言ったことは、このことを裏付けていると思います。
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