ドラマと母と50歳

最近毎週楽しみにしているテレビドラマは、「東京タワー」と「華麗なる一族」である。
４日の日曜日にうちの「おかん」と女房と小金井公園に出かけてみた。久々の「おかん」との外出だ。
開設してまもなく公園内の江戸東京たてもの園に行ったことがあったが、それからはや10年以上経っただろうか？ ポツポツと隙間だらけだったところにも移設された旧家が建ち並んでいた。
ボンネットバスも走っていてノスタルジックな雰囲気が春の陽気と相まって優しい気持ちになった。
手入れの行き届いた庭の梅がとても美しかった。

そういえば11日放送の「華麗なる一族」の西村雅彦演じる部長の家に主人公が尋ねていくシーンがあったが、降りたったボンネットバスや尋ねた家は、おそらくこの建物園で撮影されたもののような気がする。

うちの「おかん」は今から10年前大病を患った。
心臓の僧帽弁に穴があいてしまい、血液を充分に送り出せなくなってしまったのである。心臓を取り出し一時停止させ氷水に浸しながらの手術で人工弁に取替えた。欧米では牛や馬の生体弁を使うらしいが、日本では、カーボンやチタンを使うことが多いらしい。
なんとか術後の経過も良好なのだが、確かに疲れやすいらしい。

恥ずかしながら、こんな「おかん」に優しい気持ちで接することが出来るようになったのはこの手術がきっかけだろうか。
それまではつらくあたったことが多かったようだ。
確かに、何をいまさらと照れくささが先に出てしまっていたこともあった。
だが、子を持ってそして育ててみてやっと親の気持ちがわかるようになり、少しはその思いに対して不器用ながらも感謝を表現しようという気になったことは確かである。

今日13日に小生は満50歳となった。
これからも、これまで以上に家族を大切に、そして残りの人生を楽しく過ごしたいものである。

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