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七つ夕べを終えて祈るはひととせ先の逢瀬なり
〜文月〜


★2002/07/20 キリン様より試飲ビールが到着。

▼キリン様が試験的に製造を始めた「まろやか酵母」。
モニター協力依頼がビアサイトを運営してるヒトに絞って送られたようで。
今日、その品が届きました。ビン入りで4本。タダ酒であります。

家族には概ね好評のようでしたが、私にはちと不満な点も。
美味しさに関しては十分です。味に煩いヒトでなくても、
グラス2つ置いて飲み比べれば既存品との味の差はハッキリしてます。
けどね、せっかくビアサイト運営してるよなBeer-Kichiguy(字面変えてもダメ?)
達に高いお金払ってビール配ってモニター依頼するくらいなら、
もっと冒険的な作品であっても良かったんでは?と思うんです。

「美味しさ」が既存品の延長の範囲内に留まっていて、突き抜けた感覚が皆無。先行して全国に手を広げてる銀河高原ビールにアピール度で負けてしまいそう。風味に関しても、あちらは目を瞑っていても解るモノがありますしね。

海外&地ビールファンを唸らせるのなら、もすこし新鮮な味わいを。
期待してますよ?

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★2002/07/15 We Are the ちゃんぴょん?

いつも夜に栓を開けるビール。少々ワンパターンになりがちです。
っつーことで日曜の早朝、昇る朝日を浴びながらベランダで一杯やってみますた。

大量生産の品より値段の張るベルギーのホワイトエールを
贅沢にグイっと飲み干して、朝焼けを眺める。
何にもしてませんが、アレは確かに勝利の味がしました。
映像的にはアサヒドライのCMみたいなー。
特撮戦隊モノで言うと巨大ロボが円月斬り決める直前のような。
(わかるヒトだけわかってください)

BGMがニイニイゼミの合唱団だったのが悔やまれるトコロですが。
朝はやいんだな、オマエら。
早起き王はニイニイゼミの皆様に決定。
で、私は早くも負け犬風味。

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★2002/07/07 河原での会話。

今日なぁ、一年ぶりにカノジョと会えるねん
「・・・ふーん、さよかぁ」シュっ、ちゃぽん。
久し振りやし、高級レストランでディナーでもと思てんねんけど、
俺もカノジョもホレ、こんな恰好やろ?

「んー? あーあーあー」
このダブダブのヒラヒラな和装はどうかと思う訳や
「せやなー、店に入れて貰えるかやなー」シュっ、ちゃぽん。

あとなー、ええ加減遠恋やめよかゆー話もでとんねん。
「エンロン? そらもっと早ぅやめるべきやったなぁ」シュっ、ちゃぽん。
ちゃうちゃう、エンロンやない、エンレンや。
遠距離恋愛の略称やっちゅーに。

「あーあー。で、遠距離恋愛の株価はどないなってんの?」
あほぅ、株価の話ちゃうわ。そろそろ別居やめて一緒になろかゆー話になってんねん
「ほー、河の向こうから引っ越してくるんか。頑張りやー」シュっ、ちゃぽん。
それが入り婿にならんかゆーて、向こうの両親が俺を呼んでるねん
「いってらっさーい」
なんや冷たいなぁ。世話になったお礼に何か置いてこかぁ思うてんのに
「特に必要な・・・あー、冷蔵庫の酒置いてってくれ」
・・・また飲むんかいな
「ほっとけ。娯楽が少ないんじゃ」シュっ、ちゃぽん。

前から気になっててん、あんさん、何年河原でそうして石投げてはんのん?
「25年じゃ。何か文句あるかい」シュっ、ピシっ、ピシっ、ちゃぽん。
あっ、三段飛び!じゃなかった25年!?誰か一緒になるヒトいてへんの?
「おー、おらんなー」
ワイかて一年に一度は逢瀬があるゆーのに。そろそろ身ぃ固めやー?
「あーホンマやなー」シュっ、ピシっ、ピシっ、ピシっ、ピシっ、ピシっ、・・・

・・・よー跳ねるなー、すいむサン
「年季がちゃうわい、牽牛」

▼七夕っつーことで。私の短冊には「誰か拾ってください」の文字が。

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★2002/06/30 ○○日記。

走る走る。

マイナスイオン一杯の爽やかな朝。
郊外の住宅地は結構空気もきれいなのだが、それを楽しむ余裕もなく。
重すぎる荷物に辟易し、鞄をバックパックに替えての出勤も何日目だろうか。
走る度に背中の荷物はゆれ、肩のベルトはずり落ちる。
ずり落ちた荷物を背負い直してまた走る走る。

少し前に実験で得た結果によると、TVでよく見る忍者 っぽい走り方では
背中の荷物を揺らさずに走ることが出来るようだ。
腰を落として腕を殆ど振らず、シタタタタっと。
欠点は凄いスタミナを消費する点である。
電車に間に合っても疲れて汗だく、会社へ行く元気が無くなってしまう。

そもそもこんな苦労をするのも全部「なで肩」のせいである。
子供のときやってた水泳、続けてたらこんな苦労せずに済んだのだろうか。
と、思ってる最中にも肩のベルトはずり落ち、その度に背負いなおす。
しまいには手で荷物ぶん回しながら全力疾走。
周囲のヒトが可哀相な子を見る目で私を眺めてるが敢えて無視。
っつーか目が合うと涙が出そうだ。

やっとこさで駅に到着。遅刻はせずに済みそうだ。
ふぅー、と溜め息をつき力を抜くと。
背中の荷物はまたズリズリと落ちるのであった。

     「撫肩日記」完

▼更科日記みたいなのを書くつもりが!?因みにほぼ実話。

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